笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

「トイレマーク」について考えた

2008年10月28日 18時53分58秒 | 日々雑記
もし、トイレの男女マークが全く同じだったら、とっても不便だと思うのです。
仮に自分が間違えなくても、世の中には悪気はなくてもきっと間違える人がいて、もしそういう人同士がトイレで鉢合わせしてしまったら、どちらかが(多分多くの場合女性の方が)とても気分を悪くするだろうな、と、私は想像するのです。

じゃ100歩譲って、違う形で色を同じにしたらどうでしょうか?
これも多分間違う人がいて、やっぱり混乱することでしょう。
では、文字で区別したらどうか? こちらはきっと文字が読めない人が混乱しますよね。

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「女は赤でスカート」などの従来型のマークでは「区別が固定化して差別を生むことを懸念し、いっぺん同一にしてみようかと(踏み切った)」
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と、この記事では、作業を率先した当時の担当者は考えたそうです。
他県ですが納税者の一人として、私には確認したいことがあります。

公共の場でそのマークを採用するにあたっては、当然事前リサーチなどを実施しているはずですね。被験者の多くが男女トイレの区別を間違わず、従来のものよりも良いと判断したのですよね?
そうでなければ「税金」を投入してまでの事業にはなりにくいと思うのですが。。。
※残念ながら記事には「理解を求めてきたが、浸透するに至らず、云々」とありました。市民の貴重な税金が無駄になったってことです。

そもそも論として、トイレのマークが「男性ズボン青(黒)、女性スカート赤」でなにか不便や不自由があるのでしょうか?

だれでも一生に一回くらいは「トイレどこ~!?」と半べそかきながら、くだんの場所を見つけ、とび込んだ経験はお持ちだと思うのですが(^^;)、その時「こっちが男性、こっちが女性」と-金の斧銀の斧じゃあるまいし-考えている心理的余裕はないと思うのですね。赤が見えたら女性、青(黒)だったら男性です。「アイコン」とはもともとそういう役目のもので、ユーザーに一瞬でも考えさせてはいけないものなのだ、と私などは考えています。

自然界の動植物の色や形をはじめとして、スポーツチームのトレードマークやチームカラーを考えても、ヒトの感覚に一番早く届くのは「色」ですよね。色で区別さえ出来れば、形など2の次3の次でもいいのではないでしょうか?
個人的にはトイレのドアの色を赤と青(黒)に塗り分けただけでも十分な気がするのです。

「男性ズボン青(黒)、女性スカート赤」のトイレマークは「社会的なアイコン」で、決して「男女差別」ではないと思うのです。どうしても変えたいのなら、「ご当地マーク」として定着させればいいと思うのですね。「男女共同参画」なんて考えを振りかざす必要は全くない、と私は思います。

こんな記事を読むと、せめて自分の「緊急事態」には、チラッとみただけでわかる「しかるべきマーク」であることを心から願うばかりです(^^;)

※写真:10月28日11時24分配信 中日新聞(Yahoo ニュース)
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