笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

観桜と霊獣めぐり ~弘明寺(ぐみょうじ)と春日神社(その2)

2024年04月01日 12時09分43秒 | 日々雑記
弘明寺から港南台まではバスで約20分ほど。ランチは簡単に済ませ春日神社まで徒歩で移動です。20分ほど歩き到着! 

春日神社は、ウィキによると
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権現造の社殿は、久世大和守広志の助けを受け、名主の高梨政栄が造営したもので、嘉永7年(1854年)の建立。本殿は桟瓦葺入母屋造、幣殿は桟瓦葺両下造、拝殿は桟瓦葺入母屋造である。拝殿正面には唐破風向拝を付け、十二支など数多の彫刻装飾が施され、格天井には色彩画が描かれている。彫刻装飾は、安房国千倉の代表的な彫刻師であり、西叶神社を手がけた後藤利兵衛義光の作。
本殿・幣殿・拝殿は、1994年(平成6年)11月1日に、横浜市指定有形文化財(建造物)に指定されている。
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のだとか。




後藤義光愛あればこそ登れる長~い階段。
只今、いろいろ修繕,工事中


本殿に到着 水引虹梁の蟇股、左右の木鼻彫刻、いずれも龍がとぐろを巻いているのが見えます!




唐破風懸魚は鳳凰


水引虹梁 龍の蟇股


相変わらずの目力で、豪快に見栄を切っておりますよ(^^)


負けてはいない阿形側の龍の木鼻 持送は亀


負けてはいない吽形側の龍の木鼻 
持送は亀 波間には魚も見えます


向拝の手挟(たばさみ)には、様々な動植物が彫りこまれています。


松の中に鷹(?)




牡丹の中の獅子の子供たち(?)


春日神社は建立が1854年だから、これらは170年前の作品ってことになります。
自分の作品が「長く残ればいい」と考えたとしても、まさか170年後まで残って、こんなおばさんに「推されよう」とは、当時39歳の後藤義光には想像もできなかったことでしょう(^_^;)そりゃね

しかし、劣化と欠損は否めないです。横須賀の西叶神社と比べて、風雨に晒された彫刻は丸くなり、欠損部分は新しい木材で補修されてはいるものの(失礼ながら)「くっつけただけですね」感が否めない。留め金具は打ち付けた頭が見えてるし。。
わかっちゃいるけど、修復の専門家に依頼したら相当な金額がかかっちゃうのよね、きっと。でもさ、横浜市指定有形文化財じゃん、も少し予算付けてくれろ(-"-) などと考えていたら、お友達から「ねえこれ、作品の一部じゃないの?」と、声が。
なんと、明らかに彫刻の"どこかの部分だろう"と思われる15センチくらいの尖った木片が地面に落ちている!(@_@)

社務所に届けないと、と掴んだその木片の軽くて柔らかいこと。
「あ、私、後藤義光の作品に触ってるんだ…」と、なんか感動でじわ~っと来るものがありました。拾った木片が無事に元の位置に戻されますように。

その後、敷地内の隅っこで、買ってきた豆大福と桜餅を美味しくいただきました、とさ。
いや~、見応え十分、大満足なファンタスティックビースト巡りな一日でございました(^^)v

後藤義光についてはこちら
コメント
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