笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

女性が一瞬ほほ笑むのは(塩村氏の対応)について思うこと

2014年06月21日 11時07分00秒 | 日々雑記
「自分が結婚しろ」
「生めないのか」

21世紀のこのご時世、民間企業でこんなことを言ったら一発アウトだと思いますが、頭で思っていても口に出すか、出さないかで少なくとも「品格」のほどは感じられるものですよね。
発言した男性議員にお聞きしたいのは、「セクハラ」なんて言葉以前に、

自分の母親
自分の妻
自分の娘

が同じような目で見られ、同じような言葉を浴びても、あなたは何も感じませんか?
言葉を発した相手に腹が立ちませんか?

ということです。

ところで、くだんのニュースの中で桝添都知事が「塩村さんが笑ったので自分もつられて笑った」というくだりがあったのですが、

多くの女性は(多分)そんな場合でも一応「ほほ笑んでしまう」のでは?、と、今更ながら思いました。
それで思い出したのが「ミニスカCA」について外国人の意見を求めた記事。なんでも「日本人CAは、多少のセクハラまがいの行為(太ももを触るなど)にも、その場で決して不愉快な顔はしないので、大丈夫なのだろうと感じてしまう」のだとか。(だから「ミニスカ制服はどうかな?」という論調だったのですが)

良くも悪くも、その場の空気を壊してはいけない、という「大人の女性のふるまいとして」壇上でやじを受けた塩村氏にはあの瞬間はほほ笑むしかなかったのでないか、私には感じられるのです。(多分男性でも同じ反応のはず)そういう振る舞い方を私たちは(知らずに)学んできているのだと思います。
私たちには、そういう「場を優先させる気質がある」
だから、少なくとも長である桝添さんには「無言で発言者を睨む」くらいのことをして欲しかったところでした。

私は、塩村氏や日本人CAの対応を否定するのではありません。その場の空気を守り、酷いことを言った(した)相手に自ら反省させる猶予まで与える、日本人的コミュニケーションの良さのひとつだと思えるからです。
でもそれは、同程度の感性と民度を持ち合わせた相手に対してだけ通用するものなのでは?と最近では感じています。(日本の「おもてなしの心」についても)

言うべき時には物申す。
グローバル化とやらで、お国も「そういう態度」を推奨している最中のはず。

でも、そんな世の中になるのはかなり先のことにも思われますよね…。

それなら提案なのですが、この際議員にはサッカー審判よろしく「イエロー・レッドカード」を持って登壇してもらったらいかがでしょうか。イエローだったら「その場に起立」、レッドは当然一発退場。イエローの方がキツそうか(^_^;)

これなら、出す方にも「心理的負荷」がかからなくてすむし、言われた方、言った方、どちらも素直に受け取れるように感じられるのですが。。

女性が女性問題を取り上げることには、独特の難しさがあるように感じています。
敵は男性議員だけではないでしょう。

塩村さん、こんな野次にごときに負けないでくださいね。
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