女性に多い頭痛

先日は、ＰＭＳ（月経前症候群）について書かせて頂きました。
ＰＭＳの症状のひとつに、”頭痛”があります。
”頭痛”の経験がない女性はいないのではなかろうか？と思うくらい、”頭痛”は当たり前の症状です。

一週間おきなど、周期的に繰り返して起こる頭痛を慢性頭痛といいます。
命にかかわる事はありませんが、日常生活に支障をきたすこともあります。
慢性頭痛は、痛み方や頻度などから、次の３つに大別出来ます。

【緊張型頭痛】
慢性頭痛の中で最も多い頭痛です。
しめつけられるような痛みが毎日のように起こります。
肩や首の凝りを伴い、めまいを感じる事もあります。

【片頭痛】
緊張型頭痛の次に多い頭痛です。
こめかみの辺りがズキズキと痛み、吐き気を伴うこともあります。
主に１ヶ月に１～２回頭痛が起こり、数時間から数日続きます。

【群発頭痛】
目の奥が激しく痛む頭痛です。
毎年同じ時期に発作が現れ、１～２ヶ月続きます。

痛みを我慢する忍耐力もひとつですが、我慢出来ない痛みがある時には鎮痛薬を飲みましょう。ご自分の身体を労わってあげる事が大切です。
市販の鎮痛薬は、頭痛を緩和するのに効果がありますが、使用しすぎると内臓の障害などの副作用が出る事もありますので、お気を付け下さい。
当院では、痛み止めとして「ロキソニン」というお薬をおいております。また、症状にあわせての鎮痛薬を院外でお出しする事も出来ます。

次回は、それぞれの慢性頭痛について詳しく書かせて頂こうと存じます。

注）何らかの脳の病気が原因で、激しい痛みが突然起こるのを急性頭痛といいます。急性頭痛は放っておくと命にかかわる事もあり、大変危険です。
ーｂｙ事務長ー