とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

結果だけでなく経過が大切!!

2009年11月30日 | Weblog


昨日からテレビを賑わせているのが、
プロボクサーの内藤大助選手と亀田興毅選手の闘いです。

今回の試合は、
TBSで生中継され、平均視聴率は43.1%にも達したそうです。

”因縁の対決”が、
歴代ボクシング中継の中でもトップクラスの数字を引き出したという事になりますね。

結果、
23歳の亀田興毅選手が、WBCフライ級チャンピオンの内藤大助選手(35歳)を破りました。

2007年の10月に、
今回敗れた内藤選手と亀田一家次男の大毅選手が、タイトルをかけて初対戦をしました。

その反則試合で、亀田一家は完全な「悪役」になり下がりました。
今まで亀田一家をチヤホヤしてきたマスコミさえも、
亀田一家を見捨てたような状況となりました。

ですが、
それがあったからこそ、亀田一家が良識を取り戻し、
感謝の気持ちを取り戻したのだと思います。

神様から与えられた貴重なチャンスです。
ピンチをチャンスに変える事が出来る貴重な機会です。
そこで、
謙虚になり、常識を見直し、一からコツコツと努力を重ねてきたのでしょう。

今までは横柄で生意気一辺倒の亀田一家でしたが、
言葉遣いだけでなく表情や立ち振る舞いまでも大人になりました。

このような試合というものは、
”勝てば官軍" ”負ければ賊軍”となってしまう恐れがあります。

ですが、
”負けても賊軍”にならず ”負けても官軍”となった内藤大助選手は、
本当に素晴らしいの一言です。
人間が出来ているからこそ、
どんなインタビューにも真摯に立派に対応されていらっしゃいました。
顔が骨折していてさぞかし痛みがひどいだろうと思いながら観ておりました。
思いやって欲しいのは自分でしょうに、慰めて欲しいのは自分でしょうに、、、
常に他を思いやっている姿に感動しました。

勝つか負けるか・・・
結果は二つに一つ・・・

ふと不妊治療に似ていると感じました。
不妊治療の場合は、
妊娠反応(+)が出るか(-)が出るかの、二つに一つです。
間のグレーゾーンが成り立つものではありません。
毎日ある妊娠判定日に、
必ず(+)が出る方と(-)が出る方に分かれます。
本当に辛い一瞬です・・・。

そんな時、どうか今回の内藤大助選手の姿を思い出されて下さい。

勝つか負けるかなんて関係ないって事(勝利をゲット出来るに越した事はありませんが・・・)、
勝った興毅選手も負けてしまった内藤選手も、努力してきた中身も真剣さも同じです。
かけがえのない大切な時間です。

結果ではなく、どのように頑張ってきたかを重要視して、
真剣に頑張ってこられたご自分をどうぞ心から労わってあげて欲しいと存じます。

経過を大切にされて下さい、結果は後から付いて来るものですから。

今回の件で、
また亀田興毅選手を金づるにしようとワンサカワンサカ人が集まってくると確信します。
利用されないように、見分ける目を持って、
冷静に判断して生きていって欲しいと願っております、まだまだお若いだけに・・・。


ーby事務長ー

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気付くという事

2009年11月29日 | Weblog
先日、お世話になった方とお話をしました。
その方は、幼児教育界での大御所と云われている大変有名な御方です。

長い会話の中で、「人に親切に出来るか出来ないかは、”気がつく人なのか気がつかない人なのか”の違いからくるだけ。」というお話が出ました。
人に親切に出来ない人というのは、その人自身が親切を沢山経験出来る環境の中で育つ事が出来なかったという事だそうです。
また、育てた親が損得勘定だけに長けていて、損するくらいなら得をとれ!というような計算しか教えなかった場合にもあるそうです。
ですので、その人自身には、別に悪意がある訳ではないという事でした、が、それでは社会で円滑に生きられない、、、と。

自分が親切を受けた体験に乏しいので、「こうしたら相手が喜ぶ・こういう言い方をしたら相手が傷つかないetc・・・」とか「こういう態度をしたら相手が不愉快になる・このような事を言ったら相手が嫌がるetc・・・」という違いさえも分からないのだそうです。

それらは、上記にもあるように、幼い頃からの家庭環境などで培われてくるものだそうです。

どれだけ人の優しさに触れてきたか・どれだけ人の親切を受けてきたか・・・それらの経験・体験がその人の優しさや親切心を育てるのだそうです。

そのような経験が不足していると、自分は人に優しくしてあげられていない・人の気持ちや状況も解っていないにも関わらず、人から優しくされる事だけ・自分の気持ちだけを訴える事だけを強く強く求めてしまうそうです。
自分の強い欲求が満たされないと、すぐに相手のせいにしてしまったり、相手に対して必要以上に強い不満を持ったりするそうです。
そして、とても不思議な事に、不満だらけの人には不満を持っている人がいそいそと集まってくるという「負のスパイラル」に陥っていくそうです。

ですが、そのような状況というものは、育てた親の責任・自分を取り囲んでいた環境の責任とばかりはいっていられません。

「私は、人に親切にしてあげる事に気付かない大人なのかもしれない・人から優しくされる事だけを強く欲求してしまう傾向があるかもしれない。」と思われた貴女・・・
今日から、ちょっとした他人の親切や気遣いを”有難い!本当に有難い!!と思う感謝の心”の癖をつけていって下さいませ。
毎日、何かに感謝をして生きていって下さいませ。
それが大切なのだと大御所の先生も仰っておられました。

ほんのちょっとした事にでさえも感謝出来るという素敵な心を持つ事が出来たら、貴女を取り巻く全てが貴女に優しくなっていくと思います。

人から親切にされる事だけを求めて生きている人は、、、いつしか不親切な人(=人に親切にしてあげる事に気付かないような人)ばかり=同人ばかりがまわりに集まる事となります。

人から親切にされたいと思ったら、やはり、貴女も人に親切にしてあげられる人にならないといけません。

人と人の関係は不思議なものです。
廻り回って自分に返ってくるように出来ています。

お互いに傷を舐めあうような「負のスパイラル」に入り込む事は、とても簡単で、一見和むような思いを感じるのかもしれません。
ですが、貴女の人生にとってマイナスである事には変わりません。
「負のスパイラル」から抜け出して、明るく前向きで優しい人々が集う「正のスパイラル」に身を置いて、正しい感受性を持ってより良き方向に向かっていきたいものです。

ーby事務長ー
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インフルエンザワクチンのお話

2009年11月28日 | Weblog
現在、当院でも、”季節性インフルエンザワクチン”と妊婦さん用として入荷してきた”新型インフルエンザワクチン”の両方を接種しております。

患者様から「打ち間違いなんてありませんよね?」という確認が、電話やメールで入ります。
新型インフルエンザワクチンは数が少なく貴重な物ですので、まず打ち間違いなどはありません

当院では、
①インフルエンザ問診表を、別の種類の問診表にして、ご記入頂いている
②患者さんのカルテ記入は、季節性インフルエンザは黒字で・新型インフルエンザは赤字で記入している
③パッケージの色やアンプルの色が青とピンクと分かりやすい物となっております(添付写真参照)が、再度指差し確認をしている
という事で、確実にとりおこなっておりますので、ご安心下さい。

妊婦さん向けの”新型インフルエンザ”は、あと数人接種分を残すところとなりました。

”季節性インフルエンザ”は、昨年度の6~7割の仕入れ数と聞いておりましたので、卸さんにとことんお願いして数を入れました。
ですので、当院では、昨年度の9割の仕入れ数を確保致しました。
「数が少ない」との事で、大幅にどんどん出していなかったので、まだ在庫がございます。
”新型インフルエンザ”は、弱毒性インフルエンザといわれております。
”新型インフルエンザ”が話題を独占してしまっている為、話題にあがらず脇役状態となっている”季節性インフルエンザ”の方が重症化しやすいと云われておりますので、まだお受けでない方は、どうぞ流行前に接種されておかれて下さいませ。

何事も予防しておく事は大切かと存じます。
ーby事務長ー
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「総力報道!THE NEWS」

2009年11月25日 | Weblog
TBSの夕方に流れる報道番組・「総力報道! THE NEWS」 (毎週月曜日~金曜日の18:40~19:50)の取材が入りました。

”本日の午前に取材され、午後に編集をし、夕方のニュースで放映する”という時間勝負のお仕事です。

その取材内容はーといいますと、当院の取材記事というものではなく、、、
賛否両論分かれるであろう~とあるニュースについて、当院の場所を借りて、当院にお通いの患者さんのご意見を聞くという内容でした。

とあるニュースというのは、
子宮を摘出した為に子供を産めなくなった娘さんに代わり、その娘さんの卵子を使って実母が妊娠・出産をしていたという件に関して・・・です。

大変デリケートな問題です。

通りすがりの方100人に聞きました!ではなく、現実に不妊治療を受けておられる方へのインタビューですので、当初はお断りさせて頂きました。

ですが、数人の方が気持よくお引受け下さいまして、無事に取材は終了となりました。

私個人としては、もし自分の娘が子宮を摘出する事になったら、その娘さんと実母さんのお気持ちが痛いほど解りますし、藁にもすがる思いだと思います。
ですが、医療従事者の一員としては、日本産科婦人科学会のアウトラインを超えてしまう医療や日本の法律に触れるかもしれない医療は出来ないし、やってはいけないと考えます。
本当に難しい問題です。

この取材、本日の夕方に流れます。
お時間としましては、数分の枠ではないかと存じます。
ご興味のおありになられる方は、どうぞご覧になられて下さいませ。

ーby事務長ー

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保存剤 チメロサール

2009年11月21日 | Weblog
新型インフルエンザワクチン・季節性インフルエンザワクチンの両種類共に、保存剤として”チメロサール”というものが添加されているものがあります。
何人かの妊婦さんが「サロメチール」でご質問されてこられましたが、聞きなれたサロメチールではなく”チメロサール”です。

妊婦さんは、当然の如く気になります。
「この時期に、”チメロサール”という添加物は大丈夫なのかしら?」と。


そこで、今回は、”チメロサール”について簡単に説明させて頂きます。

チメロサール( thimerosal )は、殺菌作用のある水銀化合物で、保存剤として使われております。
以前はワクチン1ml中に0.1mgのチメロサールが添加されていましたが、最近ではワクチン1ml中に0.004mgとかなり少量になりました。

なぜ“チメロサール”が使われるようになったのか?

1928年1月にオーストラリアでジフテリアの予防接種を受けた多数のこどもが死亡する事件が起こりました。
それ以外にも同様の事件が相次いで起こりました。
薬液がブドウ球菌で汚染し、このブドウ球菌で汚染された薬液を注射されたことにより多くの死者が出たという事です。

その後、殺菌作用として有名だった”チメロサール”が、1930年台より使われるようになりました。
薬剤に病原体が混入して、薬剤の使用で感染症となってしまうのを防ぐ保護剤としての役目です。

上記の内容と比較しますと、食事によるメチル水銀の主要な摂取源としてお魚という存在があります。
そのお魚接取よりもはるかに少ない量といえます。
メチル水銀が気になるからお魚は絶対に食べませんーという事になってしまいます。
ですが、お魚の栄養面での評価は高く、重要な蛋白質の摂取源となっており、栄養面での効能は高いです。


そのように考えると、あまり敏感になる過ぎるような量ではないといえます。

ーby事務長ー
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妊婦さん向けの新型インフルエンザ予防接種26日(木)27日(金)で承ります

2009年11月20日 | Weblog
妊婦さん向けの”新型インフルエンザワクチンの予防接種”の第二陣のお日にちが決まりました。

11月26日(木曜日)←通常は休診日ですが、この日は終日診療致します
11月27日(金曜日)
の二日で、ご予約を承ります。

この”新型インフルエンザワクチン”には数に限りがございまして、予想以上に少ない数量となっておりますので、
ご希望の妊婦さんは、どうぞお早目にご予約をお願い致します。

ご予約はメールでは承っておりません。
また、留守番電話でも承っておりません。
診療時間内に、当院にお電話でお申し込み下さいませ。

21日(土曜日)10時~13時
24日(火曜日)10時~13時、15時~19時
25日(水曜日)10時~13時、15時~19時
26日(木曜日)新型インフルエンザワクチン予防接種当日
        10時~13時、15時~19時
27日(金曜日)新型インフルエンザワクチン予防接種当日
        10時~13時、15時~19時

上記の枠内でお電話頂き、ご予約頂けましたら幸いです。
数がいっぱいになり次第終了とさせて頂きます。
宜しくお願い申し上げます。

ーby事務長ー

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電話などで多い質問集

2009年11月18日 | Weblog
ご予約のお電話の他に、連日、ちょっとしたご質問のお電話が多数入ります。

お電話でご質問頂かなくても良いように、そのいくつかをアップさせて頂きます。


Q:フーナーテストは毎周期するものなのですか?
A:1回目が良好であれば、1回のみで終了となります。
  1回目の結果が悪いようであれば、再度行います。
  超音波検査で卵胞の大きさ、尿中LHの結果をみて、フーナーテストの日にちを決めます。

Q:採卵手術の予定の日が○月△日なのだが、どうしても都合をずらす事が出来ません。
  今日からピルを飲んでいますが、手術の変更は出来ますか?
A:飲んで頂くピルの量で変更出来ます。
  手術予定は○月△日となりますという予定をたてても、必ずその日になるとは限りません。
  卵胞の成育状況も個人差がありますので、前後する事もあります。
  まずは、今日からピルを服用して頂いて、一度来院されてドクターにご相談されて下さい。

Q:先生は超音波検査時に「特に問題ありません」と仰っていました(初診時)が、全く問題ないという事で大丈夫なんですね?
A:超音波検査では大丈夫という事で、そちらは問題ありません。
  それ以外の検査の場合は、1週間後に結果が出ます。
  結果が出る1週間後でないと、全部大丈夫とは言い切れません。

Q:今、便秘薬を飲んでいます。排卵に影響ありますか?
A:問題ありません。影響があるのは、ホルモン剤系です。
  風邪薬なども問題ありません。
  あまり気になるようであれば、いらして頂いて、ドクターにご相談下さい。

Q:人工受精をしていますが、夫の休みがとれません。
  事前に人工受精日の予約はてとれますか?
  いきなり明後日に人工受精をしましょうと言われても困ります。
A:人工受精日の事前予約をする事は出来ません。
  卵胞の育ち具合によるものですから、前々日か前日でないと分かりません。

Q:もし良いタイミングが日曜日の場合はどうなりますか?
  人工受精は中止になりますか?
A:いつ排卵となるのかをしっかりと把握し、卵管膨大部で待機出来る精子の日数もしっかりと考慮して指示を出しています。
  また、排卵の時をブセレキュアスプレーで調節出来ますので大丈夫です。

ご質問頂く度に、院長に確認しながら電話応対している受付の子のノートから抜粋しております。

ーby事務長ー
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夫婦とは・・・

2009年11月17日 | Weblog
当院は、夫婦でクリニックを経営しております。
夫が医療をしっかりと担当し、妻は医療以外の全ての裏方をしっかり引き受けております。

長年連れ添っておりますと、相手の長所も良く理解しておりますが、相手の短所というものも長所以上に嫌というほど理解しております。
ですので、夫婦で事業をしている方は皆さん、同じような事を仰いますが、ぶつかり合いは多いです。

特に、産婦人科医という家庭を犠牲にして生きてきた職業の場合、家庭に関しては「任せたよ(夫)」「大丈夫!何でも任せて!私一人で何でも頑張るから!!(妻)」という 妻ひとり奮闘の日々が長く続きます。
気付いたら、家庭では夫役も父親役もやっておりまして、姉御肌=子供だけでなく夫の母親代わり=男らしい・・・になってしまったような気がします。
その後、夫と共に経営者となり、プラスになる部分も多々ありますが、仇になっている部分も多々あるのかも・・・と思ったりします。
気付いたら反省、そして修正していくべきですね。
それを繰り返して成長していくのが人生なのだと思います、死ぬまで反省・成長の繰り返しです。

同じような事が不妊治療にもいえると思います。
妻はひたすら一生懸命に頑張っている・・・。
夫は何気に応援してくれているような応援してくれていないような・・・。
ともすると他人事?なんて思える日もあったりして・・・。
夫の長所もよく理解しているけれど、短所もよく理解しているだけに、何気ない一言や何気ない態度に相当頭に来てしまう・・・。
貴方だけではなく、おそらく多くの方が経験している事だと存じます。

そんな時は、必ず、夫婦の原点に戻ってみて下さい。
そして、不妊治療に取り組もうと思った原点に戻ってみて下さい。

私も「何でなの?はっ??」と憤慨したりがっかりした時には、クリニック開業時の夫婦の原点に戻るようにしています。
夫は より良い医療・患者さんの望む結果を出せる医療を目指し、裏方を引き受けた私は より良い組織づくり・患者さんが安心してかかる事の出来るより良いクリニックづくりを目指し、夫婦では 信頼される医療を提供出来るクリニックを目指しておりました。
その信念は、これから先もずっと続いていく事です。
当院で働いている子達が全員前向きに幸せに生きていける事、そして、当院にいらして下さった患者さん達に子宝が授かって欲しいと切に願っております。

辛い不妊治療を頑張っていらっしゃる皆様、ご主人様と喧嘩をしても、必ずふたり揃って原点に戻って、前を向いて上を向かれて頑張って欲しいと存じます。
うまく役割分担して頑張って参りましょう。

皆様を、心から応援しております。

ーby事務長ー
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新型インフルエンザワクチン接種回数の見直し

2009年11月16日 | Weblog
目黒区保健所より、11月13日付の「新型インフルエンザワクチン接種回数の見直し」という文書が届きました。

内容は、

1)”健康成人(含医療従事者)”は1回接種とする

2)”妊婦さん”は1回接種とする

3)”基礎疾患を有する者”は1回接種とするが、著しく免疫反応が抑制されている者は2回接種しても差し支えないものとする

4)”1歳から13歳未満の小児”は2回接種とする

5)”中学生・高校生”は当面2回接種とするが、12月中に1回目の接種結果を踏まえ判断する

6)”65歳以上の者”は1回接種とする

新型インフルエンザ感染者の多くは軽症のまま回復していますが、ごく一部に重症化している方がいらっしゃいます。
ワクチンの目的は、新型インフルエンザに感染しても重症化しにくくすることにあります。
予防接種をうけたら、絶対にかからないという事ではありません。
うがい・手洗い・マスクなどの予防対策は必須です。


また、インフルエンザ予防接種上の注意改定も出されました。

1)新型インフルエンザは季節性インフルエンザワクチンでは予防出来ない為、新型と季節性の両方のワクチン接種が必要となります。
小児においてはそれぞれ2回接種しなくてはなりません。小児は、インフルエンザの流行前や流行時に計4回の接種が必要となります。
そこで、国内外で、同時接種の状況について調査・検討が行われました。

旧)新型インフルエンザと季節性インフルエンザのワクチン接種は、6日以上間隔を置いておこなう事

改定後)医師が必要と認めた場合には、同時に接種する事が出来る(ただし、ワクチンを混合して接種をしてはならない)

2)妊婦さんの新型&季節性インフルエンザワクチンの接種について・・・
諸外国の状況や日本産婦人科学会の提言を踏まえ、妊婦がインフルエンザに罹患した場合、重症化するリスクが高いと判断され、優先接種対象として位置付けられました。

改定後)妊婦または妊娠している可能性のある婦人には予防接種上の有益性が危険性を上回ると判断される場合に接種すること
小規模ながら、接種により先天異常の発生率は自然発生率より高くならないとする報告がある(=つまり、インフルエンザワクチンは胎児に影響を与えないということ)


最後にワクチンの安全性について書かせて頂きます。
国産の新型インフルエンザワクチンは、季節性インフルエンザワクチンと同じ製造方法で作られており、一定の安定性が確認されています。

ごく一部の方にですが、

接種した場所が赤く腫れたり痛みが数日続いたりすることがあります。
接種した場所の腫れや痛みは、接種を受けられた方の10~20%に起こりますが、2~3日で消失すれば何ら問題ありません。

また、一時的に発熱したり吐き気や頭痛をおぼえることもあります。
発熱・吐き気・頭痛は、接種を受けられた方の5~10%にみられますが、こちらも2~3日で消失すれば何ら問題ありません。

高熱やけいれんが出た場合には、速やかに医師の診察を受けて下さい。

それにしても、どこでも不足している新型インフルエンザワクチン&季節性インフルエンザワクチン・・・困ったことです・・・。

ーby事務長ー
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温度差

2009年11月15日 | Weblog
不妊治療をメインにしておりますと、奥様単独だけではなくご夫婦単位でお目にかかる事が沢山ございます。

そこで、感じるのは・・・ご夫婦それぞれの温度差・・・。
温度差の大きいご夫婦もあれば小さいご夫婦もあり、ピッタリ一致しているご夫婦もあり、、、です。
ご夫婦の温度差が大きいよりは、出来る限り小さくして頂けるように祈っております。
なぜか?
それは良い結果を手にする為の必須事項ですから。

「子宝が欲しい」「赤ちゃんが欲しい」という気持ちは、どのご夫婦であっても奥様の方が熱が入っていらっしゃいます。
それは、持って生まれた”母性”というものからくるものですから、自然の成り行きなのだと存じます。

その奥様の気持ちにどれだけ寄り添えるのか?というところに、そのご夫婦単位の温度差が出て参ります。

よく”母性”は元々備わっているもの・”父性”は後から培われるもの・・・と云われます。

奥様が「赤ちゃんが欲しいのだけど」「赤ちゃんが授かるように協力して」と望まれたのであれば、出来るだけの協力をしてさしあげて欲しいと存じます。
その協力というものは、積極的にどんどんかかわるという事までは出来なくとも、しっかりと見守ってあげるとか何かあったら強く支えてあげるというような古風なもので結構です。
時間で寄り添うという事は、働き盛りの男性にとってはかなり厳しい事です。
ですので、どうか気持ちで寄り添ってさしあげて下さい。

妻が必死に頑張っている”不妊治療”は、貴方(=ご主人様)の遺伝子を残していきたいという大きな頑張りなのですから。
チマチマした小さな愛ではなく、大きく深い愛で奥様を見守ってあげて・しっかりと支えてあげて欲しいと願ってやみません。
頑張っていらっしゃる最愛の奥様に、最大限の愛を最大限しっかりと向けてさしあげるという事です。

奥様は一生懸命に頑張っていらっしゃいます。
ご主人様のご協力が一番大きなものです。
包容力のある大きな夫として、心から奥様を労わってさしあげて欲しいと願います。


そして、最後に奥様に・・・
不妊治療は”先の見えない治療”・”出口の見えないトンネル”・・・などと云われています。
ですが、頑張っておられる貴女御自身が「先が見えない」「出口が見えない」と思ってしまったら良い結果は手に出来ません。
「先は1年後よ。私は出してみせるわ」「出口は半年後よ。必ず明るい方の出口に出てみせるわ」「生理が来たって落ち込まないわ。必ず次に繋げるわ」という強い気持ちで生活されて欲しいと存じます。

皆様、頑張ったからには、必ず望まれる結果を手にされて下さい。
その望まれる結果=神の出した結果が、夫婦2人で仲良く・・・というものであるのなら、そこはまた一つの大きな決断です。
その決断をより良いものとして受け入れて、更により良い方向に向かって強く進まれて欲しいと願います。
時と場合によっては、子供が宝とはいえない場合もありますので・・・。

心から応援しております!!

ーby事務長ー
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