昨日からテレビを賑わせているのが、
プロボクサーの内藤大助選手と亀田興毅選手の闘いです。
今回の試合は、
TBSで生中継され、平均視聴率は43.1%にも達したそうです。
”因縁の対決”が、
歴代ボクシング中継の中でもトップクラスの数字を引き出したという事になりますね。
結果、
23歳の亀田興毅選手が、WBCフライ級チャンピオンの内藤大助選手(35歳)を破りました。
2007年の10月に、
今回敗れた内藤選手と亀田一家次男の大毅選手が、タイトルをかけて初対戦をしました。
その反則試合で、亀田一家は完全な「悪役」になり下がりました。
今まで亀田一家をチヤホヤしてきたマスコミさえも、
亀田一家を見捨てたような状況となりました。
ですが、
それがあったからこそ、亀田一家が良識を取り戻し、
感謝の気持ちを取り戻したのだと思います。
神様から与えられた貴重なチャンスです。
ピンチをチャンスに変える事が出来る貴重な機会です。
そこで、
謙虚になり、常識を見直し、一からコツコツと努力を重ねてきたのでしょう。
今までは横柄で生意気一辺倒の亀田一家でしたが、
言葉遣いだけでなく表情や立ち振る舞いまでも大人になりました。
このような試合というものは、
”勝てば官軍" ”負ければ賊軍”となってしまう恐れがあります。
ですが、
”負けても賊軍”にならず ”負けても官軍”となった内藤大助選手は、
本当に素晴らしいの一言です。
人間が出来ているからこそ、
どんなインタビューにも真摯に立派に対応されていらっしゃいました。
顔が骨折していてさぞかし痛みがひどいだろうと思いながら観ておりました。
思いやって欲しいのは自分でしょうに、慰めて欲しいのは自分でしょうに、、、
常に他を思いやっている姿に感動しました。
勝つか負けるか・・・
結果は二つに一つ・・・
ふと不妊治療に似ていると感じました。
不妊治療の場合は、
妊娠反応(+)が出るか(-)が出るかの、二つに一つです。
間のグレーゾーンが成り立つものではありません。
毎日ある妊娠判定日に、
必ず(+)が出る方と(-)が出る方に分かれます。
本当に辛い一瞬です・・・。
そんな時、どうか今回の内藤大助選手の姿を思い出されて下さい。
勝つか負けるかなんて関係ないって事(勝利をゲット出来るに越した事はありませんが・・・)、
勝った興毅選手も負けてしまった内藤選手も、努力してきた中身も真剣さも同じです。
かけがえのない大切な時間です。
結果ではなく、どのように頑張ってきたかを重要視して、
真剣に頑張ってこられたご自分をどうぞ心から労わってあげて欲しいと存じます。
経過を大切にされて下さい、結果は後から付いて来るものですから。
今回の件で、
また亀田興毅選手を金づるにしようとワンサカワンサカ人が集まってくると確信します。
利用されないように、見分ける目を持って、
冷静に判断して生きていって欲しいと願っております、まだまだお若いだけに・・・。
ーby事務長ー
