とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

劣等感を裏返そう!

2008年02月28日 | Weblog
世の中、悪口・蔭口が好きな人がいます。
劣等感の裏返しですね。
会話を交わせば、必ず他人を貶めるような事をヘロヘロッと言ってしまう人。
言っている本人は、事の重要性を全く知らないのかもしれません、、、
悪口は他人を貶めるのではなく、実は自分を貶めるという事になります。
そして、悪口・蔭口の背景にあるのは、多くの場合、劣等感からくるものだそうです。

悪口や蔭口を言うのが好きな人、いち早く止めましょう。
その時ばかりは、周囲も喜んで合わせてくれるでしょうが、すぐに周囲から人が離れていくだけです。悪口・蔭口を言ってしまい、自分を「愚」にする事はやめましょう。

ビジネスの場面でも、友人関係でも、恋人同士の間でも、夫婦の間でも、相手のプライドを傷つけるような発言をしていてはいけません。
ビジネスの場面では即退職勧告されますし、友人関係では友情を壊す事になりますし、恋人同士では相手を傷つけて未来を壊す事になりますし、夫婦では離婚に繋がってしまう事にもなります。

受け取る相手の立場になって、自分の言葉を検証してみる必要性があります。
どの分野においても、より良い関係を培っていけるように真摯に謙虚に努力して参りましょう。

本日の添付写真は「水仙(すいせん)」です。
’水仙’の花言葉は、’自己愛’です。
学名となる’Narcissus’とは、’水に映る自分の姿に恋したギリシャ神話のナルシス’からきています。
それは、ギリシャ語で「麻酔」の意味からきたともいわれています。

自分を評価するのは自分ではなく、最終的には他者であるという事なのです。
自己評価>他者評価ではなく、自己評価<他者評価であるのが「良品」といえる評価になるのだと思います。
謙虚・謙虚にいくのが一番良い事なのかもしれませんね。

ーby事務長ー
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時には頑張らなくてもいい時もあり

2008年02月25日 | Weblog
昨日、事務長勉強会に出席して参りました。
強風により新幹線がとまってしまった日でもありました。
新幹線がとまっても、何とかして出席しようと努力されて、遅れても参加された方々、勉強しようとする意欲に頭が下がる思いです。

専門の方々や多くの経験を積んでこられた方々から教えを請うというのは、何とも有難い事だと思います。
学びの場はとても大切です。
そして、早速学んだ事を実践していこうと思っております。実践あるのみ!だと思います。

その後、別の勉強会にも出ました。
そこで出た話のひとつ・・・
『頑張らなくてはいけない時がある、でも時には頑張らなくてもいい時もある』
水は低きに流れ、時は未来に流れる・・・
でも、人間は時代の流れに逆らっても、老いに逆らっても、とにかく頑張らなくてはならないという抵抗をする時ーしなくてはいけない時ーがあります。
そのような抵抗もありなのが人間なのだそうです。
でも、そこで大切なエネルギーを浪費していくだけになるのであれば、頑張ったり抵抗したりするのをやめて、時の流れのままにゆったりと構えるのも大切な事なのだそうです。
下流には、別の楽しみや喜びがあります。
気ままに下流まで流されていき、そこで癒されて、また流れに逆らってのぼっていくのもひとつです。
という事で、頑張っても頑張っても変化しようのない時には、頑張らない!というのも賢い選択といえましょう。

本日の貼付写真は『桜リキュール』です。
『桜ジュース』と共に、きれいな色合いに感動するばかりです。
ーby事務長ー
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ストレスを脱ぎ捨てて!

2008年02月23日 | Weblog

不妊治療は長くなれば長くなる程、 ”ストレス” がたまります。

特に体外受精、顕微授精・・・。

保険がきかない分金額面の負担は大きいし、
ホルモン値をはかる採血やお注射などが加わると身体の痛みからくる身体面の負担は大きいし、
これだけ頑張っていて望む結果を手に出来るのだろうか?という精神面の負担も大きい・・・。

これは医療側でも同じです・・・。

高コストディスポーザブルの物品を数多く使用するので高コストの請求、
確たる同一方法が存在しない難しいテーラーメイド
(同一患者さんに対してすら、その状況や状態によって幾通りも卵巣刺激に工夫改良が必要とされる卵巣刺激の高度な難しさ)の努力と技術あり、
とにかく頑張って患者さんが望む結果を出してあげたいという精神面の負担・・・、
患者さん側と全く同じです。

まさに ”ストレスフル” です。

ですが、
結果を手にする為、結果を手にして頂く為に頑張ります!!

不妊治療に限らず、
生きていると ”ストレス” からは逃れられません。

先の見えない長く暗いトンネルに入ってしまったような高度な不妊治療は勿論の事ですが、
仕事でも人間関係でも、常に ”ストレス” から逃げる事は出来ません。

”ストレスは人生のカンフル剤” と とらえてみて下さい。

平凡な毎日というものは、ともすると惰性に陥りがちな毎日になってしまいます。
惰性に陥りがちな毎日に、程好い緊張感を与えてくれるのが ”ストレス” なのかもしれません。

ですので、 ”ストレス” を有効活用して参りましょう。

なんで私ばかりがこんなに ”ストレス” に追われる毎日になっているのだろう?辛いだけ・・・。
確かにそのように思われるのはごくごく自然で正当な事だと思います。

ですが、 ”ストレス” という言葉は、
古い時代においてのフランス語で ’努力’ ’奮闘’という意味を持っていたそうです。

ですので、 ’努力’ ’奮闘’出来る方にこそ、 
”ストレスの雨・ストレスの嵐” がやってくるのかもしれません。

「だったら 受けてやってやる!!!」と思いましょう。
前向きに頑張って下さい。
応援しています。
”ストレス” は ’努力’ ’奮闘’ なのです。

本日の添付写真は『桜ジュース』です。
間もなく『2008年の春』がやってきます。

”ストレス” を脱ぎ捨てて、
あなたの『2008年の春』を心から楽しまれて下さい。


ーby事務長ー




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エンブリオロジスト(embryologist)=胚培養士とは?

2008年02月22日 | Weblog
本日は、エンブリオロジスト=胚培養士について書かせて頂きます。

不妊治療がどんどん進歩し拡大する事により、更に高度な不妊治療技術が必要とされるようになりました。
体外受精より確実性の高い顕微授精の時代になりました。
不妊治療における受精現象を手助けする補助生殖医療技術は、 assisted reproductive technology といい、通称”ART”と呼ばれています。

日本では、”ART”に関わる技術者をエンブリオロジスト=胚培養士と呼んでいます。
欧米諸国のARTラボでは、精子に関する研究者や技術者をアンドロジスト(androgist)といい、卵子や胚(=受精卵)に関する研究者や技術者をエンブリオロジスト(embryologist)と分けているところがあります。
日本では、精子処理から胚(受精卵)操作までの一連のART業務全てをエンブリオロジストが担当・実施しています。

当院では、スタート時には、全て院長が担当しておりました。
患者さんの数が増えるにつれ、さすがに院長がラボ業務までとりおこなう事は時間的に厳しくなり無理が出て参りました。
現在の当院は、女性エンブリオロジスト一名、男性エンブリオロジスト一名が、日々技術と知識を磨き、大きな責任を持って取り組んでおります。
ART説明や胚(=受精卵)説明や妊娠準備学級でのお話などで、皆様と接する機会が多々ございますので、何か質問があった場合にはどんどんお話されて下さい。
彼らはその道のプロです。

採卵後の卵子処理・良好精子回収・体外受精・胚移植・凍結融解胚の管理・皆様の大切な卵子・胚をお預かりしているラボの徹底管理・卵子や精子を扱う機械や機器管理など、多くの業務があります。
そして、エンブリオロジストは医師の良きパートナーとして業務に従事しなくてはいけませんので、能力・技量の他に仕事への情熱や人格も重要視されます。
患者さんの為に良い結果を出していく為にも、一緒に仕事をしていく医師に合わせられない人では仕事上無理があります。

毎年、胚培養士を目指している新卒の子達からのメール質問や電話質問や見学希望が入ります。
若い子達は、是非、希望と情熱を持ってどんどん頑張って欲しいと思います。

本日の添付写真は、暖かくなりはじめた2月の空です。春らしくなりましたね。
ーby事務長ー
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辛い思いは「良い事の前触れ」

2008年02月19日 | Weblog
昨日は、不妊治療の厳しい現実を書きました。

そのような事は私自身が良く分かっている事・・・敢えて言われると辛い・・・本当に辛くなって落ち込んで悲しくなるだけ・・・と受け止められてしまう方もいらっしゃる事でしょう。
でも、全く分かっていない方も多くいらっしゃるので、敢えて書かせて頂きました。
ずっと子供が欲しいと願っていて授からない、年齢的にはそろそろ焦らないといけない範疇、1年以内には絶対妊娠したい、夫の検査をしたら2回とも検査結果が良くない、、、。
それにも関わらず、これ以上の検査はしたくない、卵管造影検査もしたくない、ホルモン補充のお薬や注射はしたくない、夫の検査結果だけは妙に気になって仕方ない、、、が、ひたすら自然でいきたいという御夫婦がいらっしゃいました。
ひとつひとつクリアしていき、それに見合った治療をしていかないといけないという説明もしましたが、自然でいくとの事で転院されました。
転院された先は、周産期で有名なドクターばかりがいるお産で有名な病院でした。
夫の検査もしなくて良いし、卵管造影検査も勧められません。
1年以内に何とか赤ちゃんが欲しいとの思いのもとで不妊治療をしたければ、不妊治療の専門医にかからなくてはいけません。

ですので、甘い言葉=あなたの妊娠への結果ではない事だけはご理解下さい。
不妊治療は結果です。
厳しい結果を出さなくてはいけないのですから、医者と患者さんとの二人三脚が大切となります。
不妊治療は長くなればなるほど辛い思いがつきまといます。

ですが、辛い思いは「良い事の前触れ」だと思って頑張って乗り越えて参りましょう。
乗り越えようとする”強い心”が大切です。
お手伝いさせて頂きます。
ーby事務長ー
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少しづつ春へ・・・

2008年02月18日 | Weblog
寒い・寒い・・・と口にして背中を丸めて北風を避けながら歩いていても、それでも2月中旬を過ぎると・・・少しづつ春の足音が近づいてきているのを感じます。
北風が止んだ時の太陽の暖かさだったり、空の青さだったり、草花の芽吹きだったり、、、様々なところにふと感じるものがあります。

冬ごもりから覚めるがごとく、またブログを書いて参りたいと存じます。

当院の院長の専門が高度医療の不妊治療ですので、また不妊というものから書いて参ります。

体外受精・顕微授精の現場を見るにつけ思う事があります。
それは、不妊治療の一番の "Key Point"は女性の身体の中にある’卵’です。
妊娠するかどうかは、受精卵の質と生命力でほぼ決まります。
現代の女性は皆様、30代でも40代でも若いです。
ですが、卵は確実に30代の質であり、40代の質であり、卵そのものの成分を若返らせる事は殆ど不可能です。
無事に排卵出来たとしても、その卵に受精障害があったら、到底妊娠には結びつきません。
ピックアップ障害・受精障害・着床障害などは、一般の不妊検査では判明されないものです。
また、基礎体温が二相性であっても、無排卵だったり未破裂卵胞だったりする事があります。

ですので、原因不明の不妊こそ、きちんとした検査を受けて、あなどらずに対処していかれる事をお勧め致します。
生理があればいつでも妊娠出来るわけではありません。
女性の場合、35歳を過ぎると、卵巣年齢は一気に衰えていきます。
また、予期せぬ早期閉経というものになってしまう方もいます。

後回しにせずに、思い立った時に、集中的に治療されて結果を出されて下さい。

本日の添付写真は、早咲きの菜の花です。本当に、春もそこまで・・・ですね!!
ーby事務長ー
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雪景色

2008年02月03日 | Weblog
昨晩、ブログのテンプレートを雪景色に変えました。
朝、目が覚めたら、東京も雪景色となっておりました。

先月の雪は、地面についたら溶ける雪でした。
今日の雪は積もりそうですね。
交通への影響が心配です。

皆様、お時間に余裕を持たれて行動されて下さい。
そして、暖かくされてお過ごしになられて下さい。
ーby事務長ー
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葉酸

2008年02月02日 | Weblog
早いもので、2月に突入です。
3月に入ってしまうとどんどん暖かくなって参ります。
「寒い!寒い!!」と言って、今のこの”寒さ”を楽しみましょう。

以前にも、このブログで書かせて頂きました「葉酸」。
「葉っぱ」の「酸」とかいて「ようさん」と呼びます。
緑黄色野菜やレバーなどに含まれるビタミンB群の一種で、アミノ酸の代謝や細胞分裂にともなうDNAの合成に不可欠な存在です。
母親の体内で不足していると、胎児や乳幼児の発達に悪い影響を及ぼします。
ですので、妊娠したい方や妊娠初期・授乳中の母体には欠かせない成分として産科の世界では知られた存在です。
当院でも、妊娠初期の方に「この時期は、葉酸をとって下さいね。一番手ごろなのがピジョンの葉酸です。薬局で買われて下さいね。」とお伝えすると、「よ・う・さ・ん・・・?それって何でしょう?」というような反応の方もいらっしゃいます。

そして、最近の研究では、「葉酸」はどの世代の人にとっても非常に大切だというデータが出ております。
動脈硬化対策・脳梗塞対策・貧血対策・うつの改善などなど・・・。

妊娠時の「葉酸」不足が招くトラブルは深刻ですので、妊婦さんだけでなく妊娠する可能性のある女性の方は意識的に「葉酸」を摂取されて下さい。

インフルエンザ対策もまだまだ必要ですが、そろそろ花粉症対策をしないといけない時期となりました。
予防を大切にされてお過ごしになられて下さい。

追伸ー先日書かせて頂きました「ママになろうよ2008」での当院院長の監修ページはP89~となります。
本全体が、大変判り易く書かれておりますので、妊娠を希望されていらっしゃる皆様、お早めにお買い求め下さい。

ーby事務長ー

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