とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

排卵痛について

2006年05月31日 | Weblog
本日は「排卵痛」について、書かせて頂きます。

「排卵痛」というものは、確実に確実に「これが排卵痛である!!」ときっぱり断言出来るものではありません。
水戸黄門様の印籠のようなものとはいえない部分があります。
「おそらく排卵痛であろう」と認識するものですが、そのような認識に至る定義がありますので、それを書かせて頂きたいと存じます。

排卵という現象は、卵胞が破裂して卵巣の表面を破り、卵巣の外に放出される現象です。その時におこる痛みを排卵痛といいます。
また、排卵期に一時的に減少するエストロゲンによって引き起こされる痛みである事もあります。
これは病気というのではなく自然現象であるとしかいいようがなく、対処法として鎮痛剤を服用する事となります。
また、漢方薬の服用で改善する場合もあります。
排卵という現象は、卵が卵巣の表面を破って出てくるものであるので、少量の出血がある時もあります。
その出血が、不正出血なのか排卵期出血であるのかを認識する為にも、基礎体温をきちんと測り、ご自分のリズムを冷静に見つめる事が大切です。


明日から6月です。
若葉の季節から梅雨の時期へと移行しますね。
梅雨に入ると、鬱陶しい気分とかジトジトして嫌な気分になりがちですが、その梅雨というものが日本を潤すものとなるのですから、梅雨を楽しめる自分でいましょう。
”水”は、生物にとって、とても大切なものです。
ですから、雨乞いをしてしまうような気分で梅雨を迎えましょう。
お気に入りの傘とかお気に入りのレインブーツとかお気に入りのレインコートを買って楽しむのもひとつです。
そのお気に入りにオレンジ色ですとか黄色ですとか、取り入れてしまっては如何でしょう?明るく乗り切れてしまえそうですね。
明日のブログのキーワードは「黄色」にしてみようかなと、ふと思う自分がいます。


さて、本日の貼付写真は、大きな鳥居の前に立ちはだかる「進入禁止」の看板です。
皆様、「進入禁止」というと、まずは何がひらめきますか?
私の場合はですね・・・、少し前の自分は、”まずは’すぐに人に心を開く事。誰でもを受け入れる心を持つ’という事が人間の器の大きさに必要なのだ”と思っていました。
でも、最近の自分は、”簡単に・安易に・むやみに心を開いてしまう前に、冷静に相手を見つめよ!”という事の大切さを感じてやみません。
それは、相手を信じないとか疑ってかかれという事ではなくて、誰でもいいから簡単に自分の中に入れ込んでしまっては自分というものを失う・・・という事です。
そして、慎重な人こそ、簡単に人の中に入り込んでくる危険性が少ないという事でもあります。
よく見極めてから入り込んでも遅くはないという事です。

ここ数日、恋愛というものについて少し触れたところ反響が大きかったので(恋愛に悩んでいる女性もここを見て下さっているという事なのでしょうね)、また書きますが、恋愛にもそれは言えているという事です。
誰でもいいから異性を入れ込んでしまっては、自分というものを失うという事です。
相手をよく観察する事です。
『熱い心と冷静な目』です。
簡単に相手に入り込んでしまうと、大切な自分を見失う事になってしまいます。
また、簡単に相手を入り込ませてしまうと、後々にストーカー行為などをされるという嫌な思いをする事が多々あります。
相手は、「自分に好意があるから、このような事をしてくれているのだ」と勝手に思い込むからです。
傷付くのをおそれずにアクセルを踏み続ける事が必要な時もあるのかもしれませんが、私は、ブレーキをかけながらも標識を見極めて慎重に進んでいく事も大切なのだという事をお勧めします。

そんな気分と、この大鳥居の前に立ちはだかる「進入禁止」の看板が一致してしまった部分があります。
ーby事務長ー
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NHK歌謡(=火曜)コンサート

2006年05月30日 | Weblog
何気にTVを付けましたら、NHK歌謡コンサートの開幕で、森進一さんが「川の流れのように」という美空ひばりさんの歌を歌われていらっしゃいました。

最近の森進一さんを拝見すると・・・、そして最近の森昌子さんを拝見すると・・・、川の流れのような結果になったとしても、何だか淋しいものを感じる私です。
幸せになれる努力を最後の最後にしたのだろうか?と、他人事ながらも悲しい思いがします。
が、そのような結果を出してしまったのなら、お互いが幸せになって生きていかなくてはいけないのだと思います。その為の決断なのでしょう。

恋愛も、結婚も、自分中心に生きるのではなくて相手を重んじて生きなくてはいけないという事です。

その今日のNHK歌謡コンサートの初出演として河村隆一さんもお出になっていらっしゃいました。
知り合いの女性にそっくりなんですね、顔も髪型も。
その方が、河村隆一さんのファンでなかったら嫌がるだろうと思って言っていませんけれども。
その河村隆一さんがお歌いになられたのは、美空ひばりさんの「愛燦燦」です。

「川の流れのように」も「愛燦燦」も、とても好きな歌です。
ひと通り見て聴きました。
が、「悲しい酒」だけはつらいですね。
お酒は悲しく飲むものではなく’楽しく飲む’ものだと思います。
そして、嫌な過去は思い出すものではなく’忘れる’ものだと思います。

美空ひばりさんの歌に感銘する自分がいるというのも不思議な気分ではありましたが、まさに”時代の歌””心の歌”なのでしょう。

悲しみや悔しさや寂しさや痛みも沢山おありだった事でしょう。それも一般人の何倍も何倍もあったのではないでしょうか。
時代の大スターでしたから、それらを表に出さずに、強く人生を駆け抜けるように生きられた方だと思います。
つらい事や嫌な事から逃げずに真剣に生きる・・・それしかないです。

排卵痛についてのリクエスト、まもなく書きますので、もう少しお待ち下さいね。
ーby事務長ー
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自分を見つめる目

2006年05月29日 | Weblog
ご自分は何が満たされているのか?
ご自分は何が満たされていないのか?

例えば、誰でも良いから、行き当たりばったりで付き合って、恋愛で傷付かれた方々・・・。
恋愛で傷付かれた方々、それは自分をダメにするものではなく、自分をより冷静な自分にしてくれるものとして受け止めていきましょう。
でも、それを繰り返してはいけません。
繰り返さないようにするための教訓として受け止める事です。

過去にこだわったり、自分の受けた傷にとらわれてしまっては、折角の大切なご自分の未来に影を落とすだけになってしまいます。
自分はどんな人間で、自分はどんな異性を好きなのか、冷静に考えていますでしょうか?

その後に存在するであろうご自分の未来を、よーく見つめてみて下さい。
自分というものをしっかりと把握して、冷静に考えられる人間でいましょう。

自分の中の満たされない部分というのは、基本的には親との関係で満たされていないという部分をいいます。
「両親の生い立ちや育ち」「自分の生い立ちや育ち」「両親が抱えている問題」「自分が抱えている問題」「自分と両親との関係」「自分と他者との関係」そんなものがミックスされて、今の自分が成り立ちます。

親が何に価値観をおくのか・・・子供の頃は感受性が豊かですから、親の価値観をそのまま受け入れてしまいます。
ですが、成長するにしたがって、何か違うと感じたり・自分自身の価値観を優先しようとした時に、どこかで必ず歪みが出てきます。

その歪みをうまく矯正して、自分自身を満たして生きていくべきです。
自分を満たして、それから夢のある未来の扉を開けて進んでいかれて下さい。

本日の貼付写真は、本日撮った「矢車草」です。
都会の表参道の片隅に咲いていました。
「矢車草」の花言葉は、”優雅・繊細な心・幸福感”です。
何を”優雅”と感じるか・何を”幸福感”と感じるか・・・自分の未来を幸福なものにするためには、自分の確かな未来を信じて、明日に向かって生きるしかないのだと感じます。
ーby事務長ー
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何が大切なのだろう?

2006年05月27日 | Weblog
人生というのは どのようなものなのでしょうね?
人生半分近く(50代や60代で他界してしまうのであれば、既に自分の余生はあと半分なんていうものではなくもっと短いとみなされます)を生きてきた自分でも、時にわからなくなる事があります。
真剣に、相手を重んじて生きているはずなのに、4次元にワープしてしまったかのように、わからなくなる事があります。

 

木のように
歳をとれたらいいな
幹は白く
なめらかに乾き
洞では ももんがが
いねむりをしている

鳥を憩わせる枝は
大きく横にまがり
たまには ここに腰掛け
休みなさいと
人間にもいっているようだ

欲を重ねて老いるのではなく
木のように
歳をとれたらいいな 


星野富弘さんの《花の詩画集》鈴の鳴る道より



ーby事務長ー


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日日草

2006年05月26日 | Weblog


今日も 一つ
悲しいことが あった
今日も また一つ
嬉しいことが あった

笑ったり 泣いたり
望んだり あきらめたり
にくんだり 愛したり

・・・・・・・・

そして これらの一つ一つを
柔らかく包んでくれた
数え切れないほど沢山の
平凡なことが あった

 星野富弘さんの《花の詩画集》鈴の鳴る道より


ーby事務長ー
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男性不妊

2006年05月25日 | Weblog
不妊で悩む方・・・男性不妊も原因のひとつとなるとご存知ですか?

奥様だけに不妊治療を任せずに、ご主人様側もどんどん協力しましょう。

奥様だけが不妊治療クリニックを訪れる方の方が妊娠率が低いように感じます。
ご主人様も協力的で、ご夫婦一緒にいらして、奥様の検査に加えてご主人様も検査されるという協力的なご夫婦が妊娠率が高いのです。

血液検査とか血圧ですとか・・・いつもいつも検査結果が同じという事はありません。
ですので、ご主人様の精液の中身も同じです。
ストレスにさらされている毎日ですと、精子の量も運動率も下がります。
身体が疲れているとか心が疲れているというだけで、同じような状況になります。
ストレスフルなこの現代社会においては、女性側もデリケートですが、男性側もデリケートだという事です。

当院では、まず男性側にも精液検査をお願いしています。
その結果が芳しくない場合には、漢方薬をお薦めしています。
そして、その症状にあった西洋薬もお薦めしています。
検査とお薬とで、無事にご懐妊頂くケースが多いです。

まずは、ストレスに強くなる事・睡眠をたっぷりととる事・三食をしっかりと食べる事・適度な運動をする事・ご自分の趣味などを通してリラックスする事です。

そして、不妊治療において一番肝心な事は、妻任せにせずに夫も協力するという事です。

不妊治療に真剣に取組めば取組むほど、妻は精神的に疲れていくものです。
そのような妻の心を癒してあげるのが、まさに夫の役目です。
そうはいっても、夫も社会人としての責任感で忙しく大変な日々・・・。

どこで折り合って、どこで相手を思いやれるか・・・ですね。
どうか二人三脚で頑張って欲しいと思います。
そして、私は、それを心からひたすら応援するばかりです。
ーby事務長ー
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不妊治療も楽しむようにしましょう~!

2006年05月24日 | Weblog
不妊治療でいらして下さる患者さまの表情をみていますと、いつも笑顔で臨んでこられる方と・笑顔がどんどん消えていき焦燥感や疲れに変わっていかれる方と・・・いろいろです。

出来る事ならば、不妊治療を頑張っているご自分を誉めて労わってあげて欲しいと思います。
そして、疲れに変わらないように、ご自分のスパン(前回に書かせて頂きましたけれども。。。)を大切にされて、ご自分の意思で臨まれて欲しいと存じます。

とても真面目に頑張っていらっしゃる方で、前向きによく頑張って通っていらした方がいました。
人工授精を行っている間に、だんだん精神的にお疲れのようにお見受けしました。
やはり、この日々がいつまで続くのだろうか?頑張っていても結果が出せるのだろうか?という焦燥感と疲れが出てこられたように感じておりました。

でも、その方は、いくつかのハードルを潜り抜けられて、一生懸命に頑張ってお通いになられました。
結果、無事にご懐妊になられました。
一生懸命に頑張っていらっしゃる方に、結果が出るというのは嬉しいものです。

最近は、患者様の結果で真剣に悲しみ、真剣に喜ぶ自分がいます。
患者様にとって喜ばしい結果になるように、ひたすら祈り・ひたすら努力したい所存です。

不妊治療をストレスとお感じにならずに、どうかプラス思考で乗り切られて下さい。
「あの時は、夫婦で頑張ったね!」「妻の私が一生懸命に頑張ったわよね!」といえるようにしたいものです。
頑張るあなたを、心から応援しております。一緒に頑張りましょう!!
ーby事務長ー
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不妊治療で疲れないために・・・

2006年05月22日 | Weblog
子供が欲しいのに、妊娠しない・・・
最も妊娠しやすい時期など・・・医師に相談して適切なアドバイスを受け、治療をしているのに、なかなか思うように妊娠しない・・・
そのような悩みを抱えていらっしゃるカップルは多いです。
真剣に悩んでいるのはご自分だけでないという事を知って下さい。

完全なる不妊症というのはかなりまれです。
最近では不妊症というよりも”受精能低下”の方が適切な表現とする医師もいます。

次に、夫婦のどちらか一方だけに問題があることは、あまりありません。
どうか不妊の問題を悲観しないで下さい。
妊娠の可能性を楽観視出来る理由が十分あることを知っておいて下さい。

女性の社会進出や少子化などの社会環境の変化もあり、最近の数十年は、子供がいない夫婦が非常に増えました。
そして、子供云々の前に結婚しない人も増えました。
それは、個々の自由な選択ですので、『自分が気持ちの良い自分でいる』為の選択なのです。
ご自分の選択で、ご自分にとってより良い方向に生きていけば良いのです。
我慢しなくてはいけないような相手を選んで我慢して我慢して生きていくのであれば、自分のやりたい仕事について自分の趣味を楽しんで生きていく方が幸せです。

さて、話は不妊治療に戻ります。
そのような中で、さぁ子供をつくろう・なかなか出来ない・・となった場合、不妊問題の原因を調べて適切な治療を行っていくためには、夫婦一緒の協力が必要です。
決して妻任せにはしない事です。”夫の協力”それこそが一番です。

不妊治療の場合は、排卵のタイミングをみないといけませんので、的確な排卵を決定し良好な卵を育てて確実に排卵を促すために、排卵前には適宜通わないといけません。
そして、場合によっては、お薬やお注射をしていかないといけない場合があります。

さて、不妊治療で疲れないために・・・の核心に入ります。
不妊治療で疲れてしまわないように、まずご自分のスパンを決めておきましょう。
3ヶ月は集中して頑張ってみよう・・・それがダメなら少しお休みしてみよう!とか、
半年は頑張ってみよう・・・それがダメなら少しお休みしてみよう!とか、
一年は頑張ろう!タイミング指導がダメならAIHで出来るだけ頑張ってみよう!とか、
短期的にのぞむのか長期的にのぞむのかの、ご自分なりのスパンを頭においておきましょう。
そして、今だけを見るのではなく、今を見ながらも、先の事を冷静に!冷静に!!思い描いておきましょう。
そのように考えるだけでも、気楽になれます。
そして、ふっと気楽になった時こそ、うまくいったりするものなのです。
ーby事務長ー
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芥川龍之介の「蜘蛛の糸」

2006年05月21日 | Weblog
昨日、とあるテレビ番組にて、芥川龍之介さんの「蜘蛛の糸」を取り上げておりました。

「蜘蛛の糸」は、子供の頃に読んだ作品でした。
その時には、”極楽”というところは金色の光が差し込んで水晶のように白く輝くとても良いところで、”地獄”というところは真っ暗でとても悲惨なところなのだなぁとしみじみ感じたものでした。
血の池地獄ですとか針地獄ですとか・・・死んでこんな思いをするのなら、生きている時に悪い事をしなければ良かったと思ってやまないような状況です。
だから、悪い事をしてはいけないのだ!神はどこからでも見ている!お釈迦様もどこからでも見ている!と思ったものでした。
大分県で’地獄巡り’をした時にも、ふと思い出したりしたものでした。

忘れかけていると思い、夜中に「蜘蛛の糸」を読み直してみました。
短い作品なのですぐに読み終わります。

『或日の事でございます。御釈迦様は極楽の蓮池のふちを、独りでぶらぶら御歩きになつていらつしゃいました。
池の中に咲いてゐる蓮の花は、みんな玉のようにまつ白で、そのまん中にある金色の芯からは、何とも云えない良い匂が、絶間なくあたりへ溢れて居ります。
極楽は丁度朝なのでございませう。・・・・・』
というとても流暢なスベリのお話です。

お釈迦様が、極悪人のカンダタにご慈悲をお与えになり、極楽から地獄へ向かって”蜘蛛の糸”をおろしてあげたのです。
人を殺したり盗みをしたりという極悪人ながら、足元にいた蜘蛛を踏み殺さずに助けてあげたからです。
お釈迦様がお下しになられた”蜘蛛の糸”にすがりついて地獄を抜け出そうと一生懸命に登り始めたカンダタです。
途中で疲れてしまいひと休みしたところで下を見たら、その”蜘蛛の糸”の下の方には数限りない罪人達が何百・何千とうようよ這い上がってくるのが目に入りました。
自分ひとりでさえ切れてしまいそうな細い”蜘蛛の糸”ですから、沢山の罪人が続いてきたら簡単に切れてしまうと考えたカンダタは「こら罪人ども、ついてくるな。下りろ。」と叫びました。
その途端に”蜘蛛の糸”は、カンダタが捕まっているところから 〔ぷつり〕 と音をたてて切れてしまいました。
そして、カンダタは独楽のようにくるくる回りながら、元いた地獄へと真っ逆さまに落ちていきました。

怖い話です。ご慈悲ほど怖いものはないと思ってしまうくらいです。
ですが、何が言いたいかというと、自分だけ良い思いをしようというカンダタのエゴイズムを律しているという話です。

『御釈迦様は極楽の蓮池のふちに立つて、この一部始終をぢつと見ていらつしゃいましたが、やがてかん陀多が血の池の底へ石のように沈んでしまひますと、悲しさうな御顔をなさりながら、又ぶらぶら御歩きになり始めました。
自分ばかり地獄からぬけ出さうとする、かん陀多の無慈悲な心が、さうしてその心相当な罰をうけて、元の地獄へ落ちてしまつたのが、御釈迦様の御目から見ると、浅間しく思召されたのでございませう。・・・・・』

現実はとても厳しいものですね。
そして、お釈迦様の目はとても厳しいものです。
優しい人を怒らせるというのが、実は一番怖いというお話なのかもしれません。

なのに、どうしてここ最近は、子供を対象にした殺人事件が繰り返し起こるのでしょうか?
恨みつらみの果ての殺人ですとか、裏切られ続けた果ての殺人ですとか、親の敵の果ての殺人ですとか、なんらかの理由があるのならまだしも(それでも、命を奪ってはいけない事です。それこそ犯人は、血の池地獄や針地獄で苦しみ続けて欲しいと思います。)・・・、何の罪もない弱い子供を対象にするのは絶対に許されてはいけません。
日本の警察は、必ず犯人を見つけ出すべきです。
ですから、人は真っ正直にきちんと生きていくべきです。
命を大切にするという、ごくごく当たり前の基本中の基本を守って生きるべきです。

皆様も、ストレスがたまったら、古き良き時代の名作を読み直してみると良いかもしれません。
結構、面白いものです。
ーby事務長ー
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子宮内膜症・・・その6

2006年05月20日 | Weblog
本日は、子宮内膜症とうまくつきあっていくには~というお話を書きたいと存じます。

子宮内膜症はまれな病気でも悪性の疾患でもありません。
この病気を正しく理解することによって漠然とした不安がなくなり、子宮内膜症と前向きにつきあっていく方法を考えることが可能になります。
物事は、なんでも前向きに考えていく事です。

ストレスというものは、月経痛のつらさを更にひどくします。
子宮内膜症で辛い痛みを更にひどくしてしまうのは、とても辛い事です。

また、月経というものをわずらわしいものとして受け取ってしまうと(子宮内膜症とは別に思春期でよくある事です)、さらに不安感と不快感が増して緊張となり、痛みの増長に繋がってしまいます。

子宮内膜症も、まさに背後から突然襲ってくるような事故と同じだと思います。
食べ物をはじめ生活習慣で何を注意すれば良いのか・・・という次元ではないように思います。
女性ホルモン(エストロゲン)に依存して進行するものでもありますので、やってくる時にはいきなりやってきます。
ですので、万が一なってしまった場合には、うまく付き合っていくしかありません。
なってしまったものは仕方ありません。
前にも書きましたけれども、腹をくくって前向きに取り組んでいきましょう。


人生は一回こっきりです。
次回生まれ変わった時には、昼間寝ているような夜行性動物だとか植物(植物に生まれ変わるってありなのでしょうか?その辺の事はよく分かりませんけど)になっているかもしれません。
だとしたら、いろいろな経験が出来る自分でよし!!!として受け止めましょう。
楽しい事ばかりの人生は面白くないと思います。
人生、山あり谷ありです。
その谷の部分をどうクリアするかにかかっているのだと思います。
見晴らしの良い山の方が良いようにも感じますが、山は高くなれば高くなるほど酸素が薄くなります。
なので、どちらも同じようなものと考えて乗り切っていくしかありません。

いろいろな経験が自分を豊かにさせてくれますから、どんどん悩みましょう。
そして、悩んで潰されない強い自分になりましょう。
太陽が沈んではまた登ってくるように、夜はしっかりと休んで疲れた自分をリセットして、朝には元気に起き上がれる自分でいましょう。

考えたくないといって逃げる毎日よりも、真剣に考えて悩んで、嫌な事・辛い事・痛い事・悲しい事・悔しい事・・・それらをリセットしていける自分でいる事が大切です。
頑張るって素敵な事です・・・。
ーby事務長ー
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