TBSの火曜ドラマ「わたし、定時で帰ります。」が、6月25日で最終回を迎えました。
「わたし定時で帰ります」ではなく「、」「。」が付きまして、
「わたし、定時で帰ります。」というタイトルです。
「、」が入る事によって「わたし」を強調し、
「。」が加わる事によってきっぱりとした断定形を表していると感じます。
揺るぎのない意思表示といったところでしょうか。
主役の吉高由里子さんをはじめ、共演者の皆様、よく頑張られたと思います。
問題提起ドラマのようにして、様々な意見や感想を提示させたかったのだろうと思います。
仕事が終わって、行きつけの中華料理屋さんに駆け込んで、
ビールを美味しくゴクゴク飲む!それって最高だと思います。
吉高さんの表情が可愛くて幸せそうで、あの場面は見ていて心地良くて好きでした。
が、同僚=仲間がまだ仕事をしている中で、18時きっかりに「私あがります」は厳しいものが、、、。
仕事時間内に自分の仕事をきっちり終える事が一番大切な事なのですが、
周りの状況をみないといけませんし(ディレクターなら尚更)、
協力し合って、自分の周りも同じ様に切り上げられるのが一番だと思います。
任される仕事量の多さ少なさ、抱える仕事量の多さ少なさ、
仕事が早い、遅いなどの個人差もありますので、その辺が難しいところではあります。
納得のいく素晴らしいセリフも多々ありましたし、
ちょっとそれはおかしくない?おかしすぎるでしょ?と思うセリフもございました。
視聴者が選んでいく事になるのでしょうね。
32歳の主人公・結衣が、
当時のモーレツ社員=猛烈社員であった父親をいつもなじるところとか、
(10代や20代の娘ならまぁ分かるのですが、、、)
最終回に社長のプライベート時間を待ち伏せして直談判しちゃうところとか、
残業続きの末に倒れて頭を打って1日半も意識なく寝込むところとか、
結局はモーレツ社員=猛烈社員の種田(向井理さん)とよりを戻し、
尽くしてくれた巧(中丸雄一さん)とあっさり分かれてしまうところとか、
突っ込みどころも多く、
極端すぎるところもあれこれありましたが、、、
それはドラマだからこそ!なのでしょうね。
やる気がなく何かあるとすぐ退職を口にする新入社員の来栖(泉澤祐希さん)、
嫌な奴でしたが、どんどん成長していって良い社会人になれて良かったです。
結局、初回から最終回まで(録画でしたが)、見てしまいました。
上海飯店の店主・王丹(江口のりこさん)とその常連さん、
結衣のお仲間・ディレクターの三谷佳菜子(シシド・カフカさん)、
双子ちゃんの働くママ・育休明けディレクターの賤ヶ岳八重(内田有紀さん)、
も良かったです。