とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

2月の看護部・検査部便り

2010年02月28日 | Weblog
2月の看護部・検査部便り


こんにちは!
まだ少し肌寒い毎日が続いておりますね。

今回は各治療についてお話していきたいと思います。

まずタイミング療法についてです。
あるデータでは、25才頃の健康なカップルがタイムリーにタイミングを持った場合の妊娠率は約25%とされています。
不妊患者様の場合では10%前後となります。
自然妊娠の確率は年齢が1才上がる毎に5%ずつ低下してゆき、不妊期間が1年延長する毎に15~20%ずつ低下してゆくとも言われています。

続いて人工授精についてです。
人工と聞くと、非自然的な印象を受ける方もいらっしゃるかと思いますが、実際には、元気の良い精子を集めて子宮内に届けるだけというごく自然な治療法です。
妊娠率は10%強です。
また、人工授精で妊娠される方の約8割が4回以内に妊娠されており、6回以上繰り返しても妊娠率は上がらないと言われています。

人工授精では解決できない‘うまく受精できていない’のをサポートしてゆくのが体外受精・顕微授精です。
体の外で受精させた受精卵を子宮内に届けてゆくこの方法での妊娠率は、29才以下で約40%,30~34才で約30%,35~39才で約20%,40以上ですと約10%となっています。

各治療のステップアップの時期ですが、当院ではタイミング療法は2~3回、人工授精は3~4回でステップアップしてゆくことを目安としています。
もちろん、年齢や体の状態によって個人差がありますので、目安より早くステップアップをお勧めする場合もあります。
お一人お一人に合ったステップアップの時期をお話していきます。

ステップアップ、こと体外受精へのステップアップに関しては、抵抗感を抱かれる方も多いかと思います。
「そこまでしなくても…」という言葉もよく耳にします。
しかし、‘そこまでしても’100%妊娠できる訳ではないのです。
体外受精といえど万能ではありません。
命の誕生に人の手が関われるのはわずかであるということですね。
あくまで、卵子と精子の力による自然な妊娠なのです。

治療が長期化してくると、だんだんと心も体も疲れてきてしまいますよね。
先生と相談しながらステップアップについてもよくお考え頂きたいと思います。

最後に、ある患者様の言葉を紹介したいと思います。

「私は、赤ちゃんをただ待っているのではなく、自分達で迎えにいくんだという気持ちで治療を行っています」

皆様が、一日も早く可愛い赤ちゃんを迎えられるよう、精一杯サポートさせて頂きたいと思っております。


とくおかLC 看護部・検査部スタッフより
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2月のラボ便り

2010年02月26日 | Weblog
2月のラボ便り


皆さま、こんにちは。

今月のラボ便りは、”検体の取り違え対策”についてお話致します。

ラボ内で取り扱う検体には、精子と卵子の二つがあります。

精子は、精液検査からはじまり、人工授精や体外受精・顕微受精の高度生殖医療技術のために調整するものや凍結する精子などがあります。
卵子は、採卵し体外受精・顕微受精するもの、凍結するもの、融解して移植するものなど、その用途や状態は様々です。

しかしその精子や卵子には個性があるわけでも、名前が書けるわけでもありません。
そして、同じ日、同じ時間に別々の患者さんの人工授精や体外受精・顕微授精が行われています。
ですので、しっかりとした確実なる”検体の取り違え対策”というものが必要です。
当院もかなり力を入れて対処しておりますので、今までにヒャッとしたという事など全くございません。

”検体の取り違え対策”①まず名前の書き方です。
精子や卵子を入れる専用の容器にカタカナのフルネームで名前を書きます。
場合によっては日付やIDも記入しますが、この時同時に別の患者さんの調整を行う場合、色を変えて名前を記入します。
これは、色を変えるだけで一目見てすぐに別の患者さんのものだと認識できますし、人間の思い込みや勘違いを少しでも無くすためです。

”検体の取り違え対策”②次に名前の確認です。
当院では施行者と確認者のダブルチェック・トリプルチェックを行っています。
名前が記入された容器を指差し、数名で声にだして名前やIDを読み上げます。
このダブルチェック・トリプルチェックは作業開始時は勿論のこと、精子や卵子を別の容器に移し替える時や遠心分離機にかけた後など一つの作業で五~六回は行われます。

このように数人体制で何度も念入りに確認作業を行っていますが、出来る限り最善の方法で’常に危機意識を持って’仕事に取り組んでおります。

そして、大切な精子や卵子に愛情をもって接しておりますので、どうかご安心されてお任せください。

ラボ内で何がどのように行われているのか、なかなか目にすることはないと思いますので、わからない事や不安なことは、お気軽に私達・ラボスタッフにお声を掛けてください。


とくおかLC 胚培養室スタッフより


注))ー事務長からー
まだ数か月先となりますが、患者様からもラボ(胚培養室)の中をご覧頂けるように、
一部にガラス窓をはめ込む予定でおります。
ラボ(胚培養室)の中でどのような作業をしているのか?また、遠い存在のように感じる体外受精や顕微授精等の作業を、廊下側からご見学頂く事により、より安心してステップアップ頂けるものと存じます。
より良い結果をお出し出来るように、当院のラボスタッフは一生懸命に誠実に頑張っております。
本日のお写真は、”桑実期胚”のお写真です。

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2月の受付便り

2010年02月25日 | Weblog
2月の受付便り


みなさんこんにちは。

さて、今回の受付便りでは
「 保険診療 と 保険外診療=自費診療 」
についてお話させていただきます。

まずはじめに、病院のお会計というのは(一般的に)3割負担というイメージが強いと思います。

風邪などで内科等にかかっても、”自費診療”という言葉は耳にしませんよね。

しかし、ご理解をいただきたいのですが、
産婦人科は”保険診療”あり”自費診療”ありの科です。

妊娠やお産は”オール自費診療”となりますよね。病気ではないからです。

不妊治療の場合でも、一部”自費診療”となる場合があります。

人工授精自体も”自費診療”となりますし、
体外受精にステップアップすると”オール自費診療”になってしまいます。
どこまでが”保険診療”で、どこからが”自費診療”となるのか、、、
厚生省で決められているのです。

不妊治療まっしぐらという最中であると、
卵胞チェックの度に内診台にあがっていただいたり、
少しでも生命力の高い卵子を育てる為にお注射をしたり、
卵巣の状態を探る為のホルモン値を採血検査で出したり・・・
辛い事が多々ある事と存じますが、無意味な検査はもちろんひとつもありませんので、
どうかひとつひとつの大切な検査をご納得頂きまして、治療して頂く事が妊娠への近道になると思います。

少しでも疑問等ございましたら、
いつでもお気軽に受付スタッフにお問い合わせ下さいませ。
誠意をもって対応させて頂きます。

また、地域によっては助成金制度等もございますのでそちらも活用されると良いかと思います。

とくおかLC 受付・医療事務スタッフより
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~ 不妊に悩んだことのない方へ ~ その2

2010年02月24日 | Weblog
一昨日の続きを書かせて頂きます。

Q1:不妊の人は、どれくらいいるの?
A :不妊とは、妊娠を望んだ生活を送っているにもかかわらず妊娠しない状態が
   2年程度続く状態を指します。
   日本では、10組に1組が不妊であるといわれています。

Q2:不妊は、そんなに切実な悩みなの?
A: 当事者である本人やカップルにとって、不妊であることがどれくらい大きな
   問題なのかをはかり知ることは出来ません。
   ただ、不妊で悩んでいる方はもちろんのこと、妊娠を望まない・どちらでも
   よいと思っているカップルからも、親族や知人からのプレッシャーや詮索に悩み、
   傷ついているという声が寄せられています。

Q3:不妊の原因は?
A: 女性の身体に問題があるように捉えられがちですが、男性側の原因、女性側の原因、
   双方の原因、全くの原因不明など、さまざまなケースがあります。

Q4:自然に妊娠しないなら、不妊治療を受ければいいのでは?
A: 不妊治療を受ければ必ず妊娠出来るわけではありません。
   体外受精でも、妊娠率は20%~30%(年齢が高くなればなる程確率は下がって
   いってしまいます。因みに20代後半であれば妊娠率は50%)程度といわれています。
   また、妊娠しても残念ながら流産してしまうこともあり、悩み苦しみながら治療を
   受けている方が少なくありません。
   「治療を受ける/受けない」は、カップルがよく考えた上で、選択することです。
   どうぞその選択を重視し、見守ってあげて下さい。


以上、東京都福祉局から届いたチラシの一部でした。
 
ーby事務長ー
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本日は富士山の日

2010年02月23日 | Weblog
昨日は、平成22年2月22日という、2並びの貴重な一日となりました。
この日に婚姻届を出したカップルが続出したという事です。

さて、本日は、2月23日・・・

「富士山(フジサン)の日」だそうです・・・
(富士山=フジサン)の意味であると同時に、
”不死身” ”富士見”に通じるそうです。
”不死身”は、長寿・健康祈願、かつ、合格祈願・商売繁盛祈願で「決して負けない」という勝運に通じるそうです。
”富士見”は、文字通り富士山を見て楽しむことになります。
東京からも富士山を見る事が出来ますから、空気が澄んでいれば、本日、富士山を拝見したいものですね。

更に「23日」は毎月”ふみ(文)の日”といわれています。

という事で、2月23日は”ふたり(2人)のふみ(文)の日”となるらしいです。
なかなかお忙しいご夫婦同士・お忙しい恋人同士もいらっしゃる事と存じます。
本日の”ふたり(2人)のふみ(文)の日”に、カードやお手紙などを交換して、大切な人とのコミュニケーションデイにされてみて下さいませ。
お互いに理解し合う事が、ご夫婦や恋人・・・の秘かに積み重なっている蟠りの解決にもつながる事になるでしょう。

という事で、本日の”富士山の日”=2月23日は、”幸せを呼ぶ日”だそうです。
どんどん幸せを呼んでいきたいものですね。


さて、昨日の続きは、明日に書かせて頂きますので、宜しくお願い致します。

ーby事務長ー

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~ 不妊に悩んだことのない方へ ~

2010年02月22日 | Weblog
東京都福祉保健局少子社会対策より届いた書類の中に、
上記タイトルのA5サイズのチラシが一枚入っておりました。

その内容を書かせて頂きます。



~ 不妊に悩んだことのない方へ ~

  『『 こども、できないの? 』』
このことばに、傷つく人がいることを知ってください。

「東京都・不妊ホットライン」に寄せられる相談のうち、
14,3%は周囲との人間関係の悩みです(平成20年度実績)。
まわりの人たちが、悪気はないのに、彼・彼女たちを悩ませてしまう原因は、
不妊のことをあまりご存じないからではないでしょうか?

みなさまのご理解と、温かい見守りが求められます。
不妊のこと、
不妊治療のこと、
不妊に悩んだことのないあなたも、いっしょに考えてみませんか?



次回は、その裏面に掲載されているQ&Aの内容を書かせて頂きますね。

どうも、この「不妊」という響き自体が”嫌=好きになれない”というご意見を多数伺います。
確かに納得です。私もそう感じます。
もっと良い呼び方があると良いのにね。。。と思います。
まずは名称から変革したいものですね。


●「東京都・不妊ホットライン」では、不妊に悩む当事者のご家族からのご相談も
お受けしています。
  毎週火曜日:10時~16時(祝日・年末年始を除く)
  電話番号:03-3235-7455
  「東京都・不妊ホットライン」は、東京都の委託事業として
   社団法人日本家族計画協会が実施している不妊のピアカウンセリング事業です。


本日は、平成22年2月22日・・・連続2続きの日です。
なかなか貴重な一日だと思いますが、
本日の連続2続きのこの一日は、貴女にとりまして良い一日となりましたでしょうか?
「あんまり・・・」と思われた貴女・・・
せめて夜寝る前には、
貴女を癒す何か!貴女がハッピーな睡眠をとれる何か!という貴女御自身への今日一日のご褒美を用意してあげて下さい。

ーby事務長ー
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バースデイ ブック

2010年02月21日 | Weblog
自宅敷地の物が壊される事件が相次ぎまして、その壊された物を買いに行かなくては・・・と思い立ち、先週の週末に、中目黒の”ドンキホーテ”に出向きました。

行き付けだった東宝スタジオ近くにあった”東宝ホームセンター”が閉店してしまったので、”ドンキホーテ”だったらあるかもっ!!と思った次第です。

結局、目的の物は置いておらず・・・郊外のホームセンターに出向かないと手に入らないとの事でした。

中目黒の”ドンキホーテ”はものすごい賑わいで、 人! ひと!! ヒト!! ・・・・・とかなりの人疲れをしてしまうほどに大勢の人々でごった返しておりました。
相当な人疲れを味わいながらも、、、
「これって素敵!!」と、おそろしく単純にも感動して買ってしまったのが、「バースデイ ブック」・・・
365日の誕生日別に365冊が並んでおりました。
早速購入して参りました。

他の家族の事はまだよく解らないのですが、
自分自身の事と20年以上連れ添ってきた夫の事は手に取るようによく解ります。
結果・・・当たっている部分もあり・・・全く当たっていない部分もあり・・・でした。

昔から、書面占いは良い部分だけ信じる!!と言い放ち、良い事のみ信じてきた自分でした、、、
ですので、書面占いというものに関しては、納得出来る部分は心に残して、そんな訳ないでしょっ!という部分は切り捨てる~という事になります。

その人そのものをじっくりみて下さっての判断というものではなく、
不特定多数に通じる書面占いというものの場合(血液型占いとか干支占い等もそうですね)、
信じるか信じないか・・・
信じる事はそのように進んで行きますし、
信じない事はそのようには進まないって事です。

うまく進ませる為には、うまく進めるように、
自分の心を持っていくべし!!
良い事はとことん信じて進んでいって自分のモノにするべし!!
少しでも疑問に思っていたり・・・そんなはずはないと思っている物事は、必ずうまく進まなくなる・・・
という事です。

舵をきって進んで行くのは、自分自身でしかないって事ですね。
勇気を持って、向かい風を気持ち良く受け止めて、追い風をうまく利用して、自分自身の腕で舵をきって進んで参りましょう!!
応援しております。

ーby事務長ー
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オリンピックに潜む”魔物”

2010年02月20日 | Weblog
私は、冬季オリンピックの中ではフィギュアスケートが好きなので、どうしても他の種目よりも集中して見てしまいます。
幼い頃に、冬のみ限定の”なんちゃってフィギュア”でしたが、マイスケート靴を肩から下げて、仲良しの妹とフィギュアスケートに通っていた時期があるので、懐かしくて真剣に見入ってしまいます。

先日は銅メダルをとった高橋大輔選手の素晴らしい健闘について書かせて頂きました。

それと同時に、日本を代表する真面目な好青年・織田信成選手の悔し涙も美しかったと、心から思います。

オリンピックはメダルを取れた取れなかったという問題ではありませんし、取ったメダルの色でもないと思います。
国の代表として、オリンピックという舞台に参加出来る事・・・それ自体がスゴイ事なのだと思います。
オリンピックに出るまでに流した汗や流した涙や費やした時間は、一般人の我々には想像出来ないくらいすさまじいものであり、相当な努力と忍耐の果ての誇りそのものだと思います。

その織田信成選手は、使いこんでつま先の革が削れた愛着のスケート靴でフリーに臨み、3回転フリップでスケート靴の紐が切れてしまうという前代未聞のアクシデントにみまわれてしまいました。
そのような状況の中で、気丈にも3回転ループに臨みましたが、その時には既にスケート靴の紐は殆どほどけてしまっており、とても演技を続けられる状況にはありませんでした。

この日の為に青春をかけてきた大切な本番で、こんな事が起きてしまうなんて・・・、
やっぱり、オリンピックには”魔物”が潜んでいるんだ・・・と思いました。

頭の中が真っ白になってしまい、顔面蒼白の状態で応急処置をし、演技を再開して最後まで頑張り続けた織田選手の頑張りに、心から拍手を送りたいと思いました。

その後の会見で、「スケート靴の紐は本番の演技前から切れていたが、新しい靴紐に替えてしまうと感覚が変わってしまう・・・」という思いで、切れた部分を結んで勝負に臨んだとの事でした。
それだけ、スケート靴の紐ひとつとっても、足の動きやジャンプなど、、、繊細な問題が必要とされるのだ・・・と思いました。
紐は練習の回数に伴って伸びてくる為に、試合の数日前からならすようにするそうで、織田選手もそうであるように、試合の直前に新しい紐に替える選手は殆どいないそうです。

若者達の真剣勝負という意気込みは、とても美しいものだと思います。

織田信成選手もまだまだ若いですから、今回のバンクーバーを大きなステップとして、次へ向けて更に大きく羽ばたかれる事と存じます。

今から、女子フィギュアスケートの演技も楽しみです。
メダル獲得とかという次元ではなく、全ての選手から、パワーを頂ける事!!と思っています。

ーby事務長ー
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高橋大輔選手 銅メダル獲得!!

2010年02月19日 | Weblog
バンクーバー冬季五輪の男子フィギュアスケートで、高橋大輔選手が銅メダルに輝きました。
男子フィギュアスケートで、初のメダル獲得です。

日本フィギュアスケートのメダル獲得は、1992年アルベールビル五輪女子の伊藤みどり選手の銀メダル、
前回トリノ五輪女子の荒川静香選手の金メダルに続く3個目となります。

「アスリートとして4回転を入れて演技をする」
「金メダルを目指して4回転を入れ、なおかつパーフェクトな演技する」
と、金メダルへの運命を託して臨んだ4回転ジャンプでしたが、回転が不足し転倒してしまいました。

ですが、その後の立て直しが見事でした。
失敗を引きずらず、引きずるところか、バネにしてグングン良い演技に持っていった不屈の精神力からくる強いパワーを感じました。

2008年10月末の練習中に右膝を負傷・・・
右足膝の前十字靭帯と半月板を損傷している事が判明し、選手生命の危うさの中で11月に手術をし、厳しいリハビリを経ての見事な復帰でした。

暫く休む事を発表した後の、当時の高橋選手のブログには、

「~~略~~ 今シーズンは残念ですが、お休みすることになります。
 ~~略~~ 長い道のりですが、これは五輪で勝ち抜く為の試練なのかもしれませんね。
 ~~略~~ きっとこの経験から沢山のことを考えて、学んで、スケーターとして!男として!一人の人間として!一回り大きくなって戻ってきたいと思います!!!
 ファンの方々や関係者の皆様に、ご心配とご迷惑をおかけし申し訳ありません。
 これからやるだけです! 
 ここで腐るのではなく、爆発するエネルギーを蓄えて、また皆様に拍手を頂けるようなスケートができるように頑張ります!」

とありました。

選手生命の危機という絶望と不安の中にありながらも、常に前向きなその姿勢には感服の思いです。
そして、まさに宣言通りの大活躍を取り戻しました。

目指していた金メダルをとれなかったなどという負の感情など微塵も感じさせず、
終始爽やかで謙虚なその姿勢が、更に清々しさを伴った大きな輝きを感じさせます。

本当に見事でした。
励みと感動を与えて下さいました・・・。

ーby事務長ー


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解せないというよりも・・・許せない悲しい事態・・・

2010年02月18日 | Weblog
2009年の警視庁のまとめによると、
幼児虐待・児童虐待が過去最多となってしまったそうです。

今日のニュースでも・・・乳幼児といった守ってあげないといけない、そして可愛い盛りの年齢である弱者=小さき者を、
虐待の末に殺してしまったという事件が報道されました。
犯罪者は両親です・・・。
事件の内容を耳にすると、恐ろしくなるような鬼畜の果ての行いばかりです・・・。

いつも思います。
不妊治療に携わっておりますので、、、
子宝を願ってやまない母性たっぷりの愛情たっぷりの素晴らしい方々の切実な思いを知っているからこそ、、、
いつも悔しい思い・悲しい思い・やるせない思いを味わいます。

愛情たっぷりのご夫婦がお子様を願ってやまないのに・・・子宝がなかなか授からなくて一生懸命に頑張っておられるのに、
そのようなご夫婦の元には生まれて来なくて・・・
いとも簡単に虐待してしまうようなところに・・・
なぜ生まれてしまうの?・・・という悲しさや悔しさ・・・。

子供は親を選んで生まれてくるという話を聞きますが・・・、

’なかなか子宝が授からずながらもお子様を願ってやまない方々’や、
’自力でアルバイトをして独立する事も出来ず、まだ生き延びる知恵さえ持っていない超弱者である幼児や児童’を守る為に、
貴重な税金を使って欲しいと願ってやみません。

悔しくて悔しくてならない・・・というこの私の思いは、子宝を願ってやまない方々の辛さや悲しさを知り尽くしているから・・・だと存じます。

虐待して殺してしまうような親の元に生まれるのであれば、
子宝を願って願ってやまないご夫婦の元に生まれるように・・・、
神様・・・どうか心からお願いしたい思いでいっぱいです・・・。

ーby事務長ー
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