とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

ART茶話会

2009年05月29日 | Weblog
6月13日に、第一回『ART茶話会』を開催致します。
サブタイトルは、『前向きに取り組み結果を手にする会』です。
・・・事務長が勝手につけたサブタイトルではありますが、
何が何でもご希望される結果を手にされて卒業していかれて欲しいと願ってやみません。

前々から具体的な構想を練ってはおりましたが、様子見で日にちが過ぎていっておりました。
流しているだけでは勿体ないと考え、当院の不妊カウンセラーと体外受精コーディネーターに相談してみました。
「患者さんの為になるなら、何でもっ!!」と気持ち良く引き受けてくれました。
あっぱれ!前向き二人組!!という思いです。

”頭”では分かっていても”心”がついていかなくなるのが、ART(体外受精・顕微授精といった高度生殖医療)に臨む方々の現状なのだと思います。
不妊治療を楽しみながら頑張っていこうと思いながら、本音をいうと・・・やっぱり辛い・・・。
「”頭”では分かっているんです・・・でも”心”がついていかなくなるんです・・・」
確かにそうだと思います。それが本音です。
「いつの間にか、妊娠判定の日が怖く感じてしまう・・・」そんな本音も聞きます。

少しでも前向きになれるお手伝いが出来たらと考えます。

同じ思いで頑張っている人達が集う会
=知識を持ち合わせたスタッフに医療&医療以外の事をどんどん質問出来る会
=ARTで無事にご懐妊された先輩の生の声を聞ける会
=明日から更に前向きになってしまえる会、、、そんな会です。

場所:とくおかレディースクリニック4番診察室
日時:6月13日(土) 15:00~17:00
定員:ARTに取り組まれていらっしゃる方6名(初回なのでこじんまりと行います)

人数がごく少数ですので、お早目にお申し込みになられて下さいませ。

当院にいらして下さっている方々、一人でも多くの方々に福音がもたらされる事を、心から願ってやみません。
どうかその手で勝ち取って下さいませ。

ーby事務長ー
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不妊治療のストレス その2

2009年05月27日 | Weblog
昨日に引き続き、患者さんから寄せられる御相談や御質問で多いものを書かせて頂きます。

Q:年齢と共に妊娠率は低下するものなのでしょうか?
 不妊治療に疲れた時に、治療を休んで楽になりたいと思う事があります。
 どのように考えていったら良いでしょうか?

A:年齢と共に妊娠率は確実に低下します。
 女性の場合、一般に30歳を過ぎると妊娠率は年齢と共に低下すると言われています。
 35歳を過ぎるとガクンと落ちていきます。ただ、それにも個人差があります。
 子供が欲しいと思ったその日が、貴女にとって一番若い日となりますので、それを逃す手はありません。
 後回しにせずに積極的に取り組まれて欲しいと思います。
 また、疲れた心で頑張り続けていても、良い結果に繋がらない時があります。
 その時は思い切ってお休みしても良いのではないでしょうか?
 その方の年齢にもよりますが、あまり長くお休みしてしまうと、それだけ妊娠率が下がる方向になるので、
 うまくリフレッシュされる良い方法を探される事をお勧め致します。


Q:妊娠率が低下する主な原因を教えて下さい。

A:例え生理が毎周期きていたとしても、無事に受精出来る良い卵が排卵される回数は減っていきます。
 生理がきている限り妊娠出来る・毎回妊娠に繋がる排卵があるという考えは間違っています。
 年齢と共に、確実に卵子も年をとっているという事です。
 また着床しづらくなる・卵子がうまくピックアップされにくくなるといわれています。
 そのうちに、排卵しない周期が増えてきてしまいます。
 結婚適齢期はなくなりましたが、細胞である卵はあくまでも細胞のままですので、妊娠適齢期はなくなっておりません。
 その為、年齢因子が元になる不妊治療が増えているのが現実です。


Q:ストレスが不妊の原因になる事はありますか?

A:昨日のブログでも書かせて頂きましたが、ストレスそのものが不妊の原因になります。
 女性にとっても、男性にとってもストレスは大敵です。
 女性の場合、ストレスがホルモン分泌に与える影響はとても大きいと考えられています。
 ですので、なるべくストレスレスの生活を送られて欲しいと思います。


Q:無排卵月経について教えて下さい。
A:排卵を伴わない月経の事を無排卵月経といいます。
 月経そのものがこない場合と、いつものように月経がきていますが排卵されていない場合とあります。
 当院では、排卵後に、無事に排卵出来ているかを確認する超音波検査をしております。
 中には、卵胞が大きくなり排卵を待つばかりの状態になりながら、排卵されずに消滅していく例もあります。


今日も爽やかな晴れの一日となりそうですね。
楽しい一日でありますよう~~!!
ーby事務長ー
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不妊治療のストレス

2009年05月26日 | Weblog
連日、メールにて、患者さんからのご質問が届きます。

お一人お一人に返信を書かせて頂いておりますが、タイムリーに書けない時もあるのが申し訳ないと思っております。

御質問で、多い内容をこちらにアップさせて頂きますね。


Q:不妊治療を始めて3か月経ちました。
 本当に子宝が授かるのか心配で、それが最大のストレスになっているように感じます。

A:まず、今から、先の結果を心配するのはやめましょう。
 貴女の心に無駄な負担を背負込む事にしかなりません。
 悪い結果を気にして不安になるよりも、良い結果を期待して、今を頑張って欲しいと思います。
 頑張った方には、必ず良い結果がもたらされるものと信じて下さい。
 ストレスは、ホルモンバランスを崩しやすいので、卵巣に良くありません。


Q:また生理が来てしまいました。
 生理が来る度にひどく落ち込む自分を何とかしたいのですが、どうにもなりません。

A:子宝を望んで治療を頑張っているのですから、生理が来てしまって落ち込むのは当然の事だと思います。
 一生懸命に頑張っていれば頑張っている程、落ち込む気持ちは大きくなるのだと思います。
 今周期の貴女の卵は、約三か月前からつくられているものです。
 次周期の貴女の卵は、二か月前からつくられています。
 そのように考えると、これからつくられるであろう約三ヶ月後排卵予定の卵に別の期待を持つ事ができませんか?
 気持ちを楽にしてあげて下さい。
 落ち込みを最小限におさえて、次に希望をつなげてみて下さい。
 もちろん、落ち込む時はとことん落ち込んで下さい。
 そして、すっきりと這い上がって、次に目を向けましょう。


Q:排卵誘発剤のお薬を勧められましたが、薬は一切使いたくありません。

A:当院では、その周期の卵の状態を、胞状卵胞数(=卵巣内にある小さな卵胞の数)などで測定します。
 それ以外にも、採血検査のホルモン値や年齢や今までの経過なども考慮します。
 何も使わずにいけるのなら敢えてお勧めはしておりません。
 もうひと押し必要だとドクターが判断した場合にのみお出ししております。
 自然に拘って、いつまで経っても子宝を手に出来ずにいるよりも、医療をうまく利用して頂いて、半年後または一年後位にはご懐妊頂ける方をお勧め致します。
 長い不妊治療は、精神的にも肉体的にも金銭的にも相当疲れます。
 心が疲れ切らないうちに、何とか良い結果を手にされて欲しいと願います。

また、後日、続きを書かせて頂きますね。
5月も間もなくで終了です。
間もなくで梅雨入りしますので、春の晴天をめいっぱい楽しまれて下さいませ。

ーby事務長ー
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日本上陸新型インフルエンザ

2009年05月19日 | Weblog
42カ国9805人が感染し、死者も出ている「新型インフルエンザ」。

ついに日本でも拡大傾向となりました。
今日現在、日本国内での感染者は、163名となっております。

「鳥インフルエンザ」のような強毒性のものではなく、弱毒性のものなので、その点は安心だと思っております。
ただ、この感染力の強さが脅威なのだと思います。

報道に左右されて「怖い!怖い!」と脅えてしまわずに、まずは”うがい””手洗い””マスク”・・・ですね。
よく食べてよく寝て、強い抵抗力をつけておきましょう。

自宅パソコンが使えない状態ゆえ、ブログもそうなのですが、ホームページ表紙などの更新が出来ておりません。
早急に何とかしないといけないと思っております。
宜しくお願い申し上げます。
ーby事務長ー
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新型インフルエンザに関するQ&A-その2-

2009年05月07日 | Weblog
2009年度のゴールデンウィークも終了致しました。

ゴールデンウィーク明けの本日は、一人早朝勤務で、黙々とレセプト出し&レセプトチェックに取り組んでおります。
待合室の窓をはじめ、開けられる窓を全部解放して仕事をする~なかなか気持ちの良いものです。
そうこうしているうちに、当院のスタッフ達が皆元気良く出勤してきて、ニコニコと仕事の準備をし始めます。
仕事を楽しめないと人生も味気なくなりつまらなくなりますから、健康であり続けて仕事を楽しみたいと思います。

さて、新型インフルエンザの話題も落ち着いてきたように感じます。
ですが、Q&Aの続きを書かせて頂きますね。

Q:感染した場合、治療することが義務づけられるのですか?
A:感染症法においては、国内で感染していることが確認された場合、入院して治療を受けること、また感染している可能性が高い同居者等やその濃厚接触者は、外出自粛を要請され、保健所へ健康状態を報告することが定められています。

Q:予防のために何を準備したら良いですか?
A:飛沫感染予防のためのマスクと手洗いのための石鹸を2週間分程度準備することが望ましいです。

Q:予防のためにタミフルはもらえるのですか?
A:タミフルについては、国及び都道府県において十分な備蓄を進めているところですが、新型インフルエンザによる感染が拡大した場合や、予防投与用の備蓄量が一定以下になってきた場合には、予防は行わず、治療投与を優先することになっています(因みにとくおかレディースクリニックには備蓄されております)。

新型インフルエンザかも?という疑わしい症状があらわれた時や不安な場合は、
03-5722-9089(区発熱相談センター)
03-5320-4509(都発熱相談センター)
まで、ご相談されて下さい。

ゴールデンウィークも終了致しました。
梅雨入りする前の新緑の時期を、思い切り楽しまれてお過ごし下さい。

ーby事務長ー
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新型インフルエンザに関するQ&A

2009年05月02日 | Weblog
WHOにおいて、今回のメキシコや米国等における豚インフルエンザ事例に対応し、パンデミック警戒レベルを引き上げました。
我が国でも、豚インフルエンザを感染症法第6条第7号に規定する新型インフルエンザ等感染症に位置づけました。

下記、新型インフルエンザに関するQ&Aです。

Q:新型インフルエンザとは何ですか?
A:新型インフルエンザウィルスとは、動物のインフルエンザウィルスが、人の体内で増えることができるように変化し、人から人へと容易に感染できるようになったもので、このウィルスが感染して起こる疾患をいいます。

Q:パンデミックがはじまったのですか?
 注)パンデミック(pandemic)とは、ある感染症や伝染病が世界的に流行することを表す用語です。
A:パンデミックを引き起こすインフルエンザとは、表面の抗原性が全く異なる新型のウィルスが出現することにより、殆どの人が免疫を持っていないため、世界的な大流行となり、大きな健康被害とこれに伴う社会的影響をもたらすものです。
WHOはインフルエンザのパンデミック警戒レベルを引き上げましたが、パンデミックの可能性が高まったことを示唆するが、パンデミックが回避不可能なものであると示すものではないとしています。

Q:通常のインフルエンザと見分ける事は可能ですか?
A:症状は類似しており見分けることは困難ですが(これまでに、成田に戻った女性やカナダホームステイ帰りの男子高校生に疑惑がかかりましたが、最終的には普通のインフルエンザと判定されました)、症状などから新型インフルエンザに感染していると疑われる場合は、PCR(遺伝子検査)等を行うことにより、確定診断をすることができます。

続きは、次回また書かせて頂きます。

今日は、ゴールデンウィークの出国ラッシュとなります。
ニュースを見ると、マスクをされて出国される方ばかりですね。
香港でも、新型インフルエンザの方が出たばかりです。
海外に向かわれる方、くれぐれも注意なさってご帰国されて欲しいと存じます。

本日の添付写真は、東宝撮影所入り口前のゴジラさんです。

ーby事務長ー

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新型インフルエンザ

2009年05月01日 | Weblog
WHO(世界保健機構)の決定で、新型インフルエンザの発生に伴い、WHOフェーズ区分がフェーズ4からフェーズ5に変更になりました。

ー参照ー

WHOフェーズ 状態

・フェーズ1 人へ感染する可能性を持つウィルスが動物に検出
・フェーズ2 動物から人への感染するリスクが高いウィルスが動物に検出
・フェーズ3 鳥・豚→人
・フェーズ4 小集団(25人以下)の人→人感染
       人ー人感染が増加していることの証明がある
・フェーズ5 大集団(25~50人)の人→人感染
       かなりの人ー人感染があることの証明がある
・フェーズ6 人→人感染 パンデミック(世界で感染拡大)
       効率よく持続した人→人感染が確立

現在は、フェーズ5の状態となっております。

このゴールデンウィークに海外旅行に行かれる皆様、また海外旅行に行かれたお知り合いをお持ちの皆様、どうかご注意されて下さい。
注意しておかないよりも、注意されておかれるようお勧め致します。

添付写真は、通常のライティングとはちょっと違うライティングの東京タワーです。
綺麗ですね。
ーby事務長ー
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