とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

不妊治療体験記ー連続シリーズその3-

2008年04月04日 | Weblog
注))「不妊治療体験記ーその1-」からお読みの方は、 『『 』』 を省略されてお読み下さい。


 『『 とある企画の為に、当院にて不妊治療を受けられて無事にご懐妊となられた方々の一部の方々に、”不妊治療を乗り切った体験記”をお願い致しました。あくまでもその企画の為のものなのですが、届いた体験記を読ませて頂く度に、こちらが励まされるような思いとなりました。皆様の頑張りが痛いほど伝わってきて、毎回感動する思いで読ませて頂いております。事務長だけが読んでいたら、大変勿体ないと思い、その企画の前に、こちらのブログにも載せさせて頂く事に致しました。特定されないよう、一部を抜粋させて載せさせて頂きます。とある企画につきましては、4月中旬くらいに、こちらのブログで公表させて頂きます。 』』


体験記ー連続シリーズ-

Q:あなたにとって不妊治療はどのような経験となりましたか?
A: ・2人でひとつのことに向かって頑張れた(主人)。 ・夫婦で共に考え、悩み、話をするようになった。子供が欲しいと始めた治療だったが、夫婦の人生にとっても大切な2人の関係性を築けたような気がします。 ・又、自分達が生まれてきて、ここまで元気に生きていることに感謝するようになりました。おなかの赤ちゃんの成長もひとつずつありがたく、生命の大切さを感じるようになりました。お互いの両親、家族をより大切にするようになりました。治療中はつらいこともあるけど、人間の大切なことを考え、感じることが出来た貴重な機会だったし、私達には、そのような時間が必要だったと思います。

Q:先が見えない不妊治療を乗り切ったコツは何でしたか?
A: ・気長に待つ。誰のせいでもないので、自分を責めない(主人)。 ・夫婦で通院する。ステップアップ時や治療に迷いがある時ほど、夫婦で話を聞きに行く。夫は仕事などでたまにしか通院できなくても、参加してくれるようになる。 ・生活の中心を治療だけにせず、ストレス解消法を持つ(私は水泳でした。2人で泳いだりした)。 ・自分の出来ること・やるべきことだけに集中する。素直にプロに任せる(あまり我をはりすぎない)。 ・治療を受けるだけでなく、自分でも身体を整えるなどの努力をする(甘いもの・冷たい飲み物・アイスはやめた)。 ・決してあせらない。ダメだった時は、深く考えず「また次がある」とすぐに切りかえる。悲しむのはダメだったことが分かった日だけにする。 ・ネットなどの情報はまどわされやすく、不安をあおるので読まないようにした。妊娠準備学級や病院にある本だけで十分でした。

Q:とくおかレディースクリニックで頑張って良かったと思われる事はどんな事でしたか?
A: ・男性がたくさん通っており、びっくりした。男性にも通いやすかった(主人)。 ・信頼できるお医者さんに出会えたこと。忙しい中、個人個人に丁寧に説明してもらえた。 ・先生、事務長さんをはじめ、全てのスタッフの方々に支えられました。治療していることを、誰にも話していなかったので、話を聞いてもらえることが本当にストレス解消になっていました。たくさんの患者さんが通院しているにも関わらず、私の話や治療のことをよく覚えていて下さり、笑顔で話しかけていただけて、本当に心強かったです。急な体調変化の時もすぐにみていただけるので、通いやすかったです。私達は、ここのクリニックに通っていなければ妊娠出来なかったのではないかと思う程頼りにしていましたし、本当に感謝しています。先生が「絶対妊娠出来るから頑張ろう」と何度も励まして下さったのは本当にうれしかったです。たくさんの人に支えられ、本当にありがとうございました。

Q:不妊治療で一番辛かった事は何でしたか?どのようにして乗り切られましたか?
A: ・子宮外妊娠。手術後、妻が運ばれてきたのをみたのがつらかった(主人)。 ・一番といえば、子宮外妊娠。覚悟はしていたけど、やっぱり手術した時は悲しかったです。初めて主人の涙をみて、悲しかったです。 でも、迅速に大学病院を紹介して下さり、そちらで素早い治療を受けられ感謝しています。その時、事務長さんが、ブログでも励ましの言葉をかけて下さり、つらい時は何度も読みました。妊娠出来ることを励みに、プラス思考を心がけました。その後の身体作りも、その時を思い出して頑張りました。 ・治療を通してみれば、タイミング・人工授精の時期。自然妊娠への望みを捨てられず、6回という治療の目安にプレッシャーを感じ辛かったです。体外になってみれば、、現実を受け入れるしかなく「もうやるしかない」という気持ちが強くなって、集中するようになったので、周りも気にならなくなりました。夫婦で方向性が一致してからは、精神的にらくになり、治療にも上手にのぞめるようになりました。
   
Q:今現在はどのようにお過ごしですか?不妊治療を頑張っている方への応援メッセージがございましたらお願い致します。
A: ・現在、おかげ様で、5ヶ月目に入りました。初期は不安で必死でしたが、何とか安定期に入れました。冷やさないなど、治療時と同じように身体には気をつけています。 ・不妊治療は、長期に及ぶこともあり、先が見えない不安もありますが、とにかく真面目に通院してみることが一番だと思います。通って時間が経つと分かることもあるし、ひとつひとつ目の前にあることをやっていくと色々なことが気にならなくなります。決してあせらず、あきらめない。結果を求めて急ぐよりは、着実にやっていけばいいと思います。

治療が予想に反して長くなっても、どんなにつらい思いをされても、この方は、いつも笑顔で来院されて、常に前向きに明るく力強く頑張った末に妊娠を勝ち取られました。
その思いをたっぷりと聞かせて下さいました。有難うございます。
本当に素晴らしい応援メッセージです。
先輩からのメッセージで励まされて、どうか前向きに頑張って下さいね。

ーby事務長ー
コメント
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