大橋むつおのブログ

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大人ライトノベル・タキさんの押しつけ読書感想『俺達バブル入行組』

2013-08-23 12:14:42 | 読書感想
タキさんの押しつけ読書感想
『俺達バブル入行組』


これは、悪友の映画評論家・滝川浩一が個人的に流している書評ですが、もったいないので転載したものです。

 言わずと知れた TBSの“半沢直樹”の原作です。

 半沢シリーズは3作有って、第1作 2作が今回のドラマ原作に成っていて、先々週 丁度第1作のエピソードが終わった所。
 前回にもかきましたが、池井戸潤の原作は映画には成らないがテレビドラマによく成っている。「下町ロケット」やら「七つの会議」なんかがそれで、私は本作とTBSドラマが初見。
 先人の言によると、小説よりドラマの方が面白いとの評判。今回、ドラマを見てから原作を読んで、ああ なる程ね……と納得がいった。大分以前の事だが、東野圭吾の“白夜行”をドラマ化した時に、原作では全く触れられてはいない裏工作を総てドラマに仕立て、原作とは一味違った厚みを持たせるのに成功した。
 あれに比べれば、多分にテレビ的面白さを追求した改作に成っているが、それは、主役を張っている二人のキャラクターの差、今作の堺雅人は笑顔の役者であるから、銀行でのブッチョウ面を家庭でひっくり返すように工夫されている。
 結構重要な設定も変更されているので、テレビドラマは初めからシリーズ化を考えていたかも……今クール視聴率“半沢直樹”一人勝ちだから決定的かもね。 とは言え、原作とドラマの空気感は大体同じ、テレビの面白さは原作が担保している。ただ、お金の算段で懊悩している時に読んだらヘコむかも……ドラマの方はそうでもないですから、小説の方がシビアかもしれない。部分部分の設定がテレビの方が詳しく描かれていて説得力があります。この辺がテレビの方が面白いと言われる由縁かも。
 上戸彩のカミサンに賛否有るようですが、アタシャええと思いますねぇ。この作りが物語に息抜き場を与えているし、堺雅人の持ち味を引き出していると思います……ありゃりゃ、これって…ドラマ評? 書評?

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