KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★北の国の冬じたく

2011年11月08日 | KAORU♪ in Japan
携帯を開くと同時に流れる
ニュースのテロップには

昨日の東京の最高気温は22度と表示されていた。


札幌の気温は9度。


10度以上の気温差は、衣服に困る。

出る前にコートを持っていこうか迷ったが
結局、ファーのついたウールのポンチョにしてしまった。


震えるほどではないが、
やはり寒い。


今月2日は、毎年恒例の
冬を告げる「酉の市」だったが
いつもより温かくてまだ年末に向かう
実感が湧かなかった。


だけど、

北の大地に降り立つと
すっかり葉を落とした裸樹や、
わずかに残る紅葉した木々の色、

ひんやりする空気にまじって
時折氷のような冷たさを含んだ風が

晩秋から初冬へと移り変わっていく気配を


ゆるやかに、でも確かに伝えている。



昨日の朝、いつも泊まっているホテルで
朝食をとっていたら、
通りに面した植木たちに

若い植木職人さんたちが
作業を始める準備をしていた。



本格的な冬将軍に備える準備が始めるのだ。

今週末には雪が降るらしい。
明日かもしれない、という意見もあった。


***********************


いつも、年が明けた1月や2月に訪れると
突然、北海道は白い雪の世界に
衣替えしていて、ハッとする。

12月までの表情と一変して
大地のパッチワークが
ホワイトカーペット一色に包まれているからだ。


そして、庭や街路樹や、植え込みの
木々は温かそうな
藁のマントをまとっている。


一本一本、こうして大切に
添え木をして、藁を巻いて
紐でくくる作業をしていたのだと

初めて、気がついた。


北陸地方でよくニュースで見る
特別に保護されている
有名公園の風物詩的な
感覚しかなかった、
雪のほとんどの降らない太平洋側に
生まれ育った私にとっては


雪とともに寒くて厳しい冬を過ごす人々の

温かくて優しい思いが


冷え性改善中、
細胞入れ替え中の、
私のカラダとココロの芯まで

ポカポカするような
ぬくもりを届けて


じんわりとあたためてくれる。

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