日曜日の夜はマンハッタンの
老舗ジャズクラブ
BIRDLAND バードランドへ♪
リオとマリアのいとこ、
Natalia ナターリアと一緒に。
ここは、5年前に地下鉄で迷っている
私をレスキューしてくれた際、
同じ方向だから途中まで一緒に
案内するよ、と言われ
乗り過ごしてしまった学校へと戻る途中に
話の最中で突然、
コンニチワ!というので
なんで私が日本人だとわかったの?と聞くと、
何度も仕事で日本に行ったことがあるから、
日本人はわかるんだ。というので
何のお仕事しているの?と聞くと
ボクはミュージシャンで、
それで演奏に行ったことがあるんだよ、
Blue Note(ブルーノート) とかね。
あ、そういえば今週の金曜日に
バードランドっていうところで
演奏するんだよ、良かったら来ない?
ハイ、これがボクの連絡先。
と言って見せてくれた携帯の番号を
写メして、行くことにしたのがココだった。
ニューヨークの本場のジャズとは
こういうものなのか、と初めてみる
その迫力に感動したBIRDLAND は、
思い出深い場所。
それまでクラスメイトやルームメイトをはじめ、
基本的にいろんな国から来たいわゆる
“移民”仲間たちと一緒に過ごしていたので
これがホンモノの(?)
テレビとか映画でみる
地元ニューヨーカーたちの世界なのね!と
来たばかりの私の心が
ウットリとなったのを覚えている。
そんな私も、久々にここに来て
老舗とはいえ、コロナ禍の大変な時期を
聞いていただけに再び活気を取り戻し
チケットはソールドアウトの満杯の席と、
会場いっぱいに満ちる人々の熱気を感じると
あぁ、良かった。と
安堵の気持ちがあふれ出し感慨深い。
いろんなことあるけれど、
やっぱりニューヨークはエネルギッシュで
パワフル、元気な街がよく似合う。
ドアを開け道路に出ると
いつもと変わらぬ摩天楼のまばゆいネオン。
あれから5年の月日が流れ、
見るもの聞くものすべてが新しく
緊張感とドキドキばかりだった私も、
いつの間にか
この街が家族のような故郷のような
そんな気持ちになっていることに気づく。
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