須玉日記

母と子、たまに父による写真日記。

杉板模様のコンクリート

2017-01-31 06:15:16 | 建造物
2017年1月31日 <父>

もうすぐ竣工の世田谷区立城山小学校。校舎はほぼ完成しているようで、
外構工事が急ピッチで進んでいます。





気になったのが道路に面したこの建物。
コンクリートに木目模様が綺麗に残っています。
杉板の模様に見えますがどのように施工しているのでしょうか。
じっと観察しても、同じような模様が繰り返されていません。
杉板を型枠に利用しているのでしょうか。





ちょうど、型枠施工中の場所が見つかりました。
左奥に注目!





拡大します。右側は一般的なコンクリートパネル(コンパネ)。
左に本物の杉板が張られています。
杉板模様は本物の杉板を使って、転写されていたことが判りました。



「杉板型枠コンクリート打ち放し」「杉板本実(ほんざね)型枠コンクロート工法」
とか呼ばれているようです。手間がかかりますが暖かみがあっていいですね。

東京・京橋の清水建設新本社ビルの低層部にもこの方法が用いられています。
技術的に難しい施工だったと思います。是非見てみたいです。


コメント (4)
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