●5月13日(木)より
3月初め、母の激痛は、圧迫骨折と診断された。
約二ヶ月経った今日は、診察の日。
さて、お医者さんの診断はいかに・・・?
「もう、コルセットをはずしても大丈夫ですね」。
やったー!
おめでとう!
●圧迫骨折とは・・・?
私は「圧迫骨折」という言葉を聞いたことはあったが、
「圧迫骨折とひびとは、どう違うのでしょう?」
こんな質問をお医者さんに真面目にするほど
「圧迫骨折」について、ほとんど知らなかった。
圧迫骨折とは、
骨粗しょう症によって、骨の密度が低くなった・・・
極端に言うと「スカスカになった」ため
何かの衝撃によって骨がつぶれた状態を言うそうだ。
それって、かなり痛い・・・よねえ・・・。
高齢だし、完治するのに時間もかかるだろう。
こりゃ大変!
ところが、
「うちのお母さんもしたわよ」
という人が、周りに結構いらっしゃるので驚いた。
特に女性に多い。
それで、身長が5cmほど縮んだ方もあるとか・・・。
圧迫骨折と骨粗しょう症は、切れないものらしい。
●認知症の人が、完治に時間がかかるわけ。
怪我をしたりして、
継続的な治療を続けなくてはならないとき
認知症で困ることが多い。
自分に何が起こったのかということを覚えていないのだ。
痛い。しかし、その理由がわからない。
ふと気がつくと、後生大事にコルセットが飾ってある。
その都度説明すると納得して、
「あら~、じゃあコルセットをちゃんと着けとらなあかんなあ。
がんばるわ」
と言う。
そして、ふと気づくと、またはずしてある。
とまあ、これを繰り返すのだから、
完治するまで長引くわけだ。
●お疲れさん!
母は、夜寝るときもずっと着けていた。
夜中何度もトイレに行く母には、
夜中もつける必要があったのだ。
傍で見ていると
さぞかし痛いだろう。
動きにくいだろう。
眠りも浅いことだろう。
そう思うと、
コルセットが一日も早くはずせることを
願わずにはおれなかった。
コルセットをはずした今日、母曰く
「あれ~、私の体が戻ってきたようやわ」
ようがんばりましたなぁ。おめでとさん。