縁側の日
月に一度
中道和久さんをお招きして開いています。
認知症に関心のある人、
どなたでもどうぞ!
● 5月6日より
5月の縁側の日から、
印象に残ったことを
3日に分けてご紹介いたします。
今日は、その3日目。
(Vol.3)
●「グリーフケア」って、ご存知ですか?
縁側の日に来てくださっている方のお母様が亡くなられました。
まさに縁側の日、その日がお葬式でした。
縁側の日を始めて、初めてのお葬式です。
ずっとご自宅でお父様と一緒に介護していらしたのです。
先月は、
お母様が日々心地よく暮らすための対応を
皆で考えていたのですから、
この訃報に皆驚きました。
これは早かれ遅かれ、
どの人の家庭にも起こることです。
そうは思っていたものの、
いざ現実を目の当たりにして、
急に切実感におそわれました。
この日も話題になりましたが、
避けては通れないものの一つが、
「グリーフケア」
「グリーフケア」とは・・・
愛する人を失えば、
誰しも悲嘆(GRIEFグリーフ)を感じるもの。
その程度は、人によって違うが、
予測もしないような特別な精神状態になり、
それが長期にわたることもある・・・。
それは乗り越えなければいけないし、
乗り越えることで人は成長する。
しかし、一人でするには、つらい作業でしょう。
そのプロセスを支えて見守ることが、「グリーフケア」。
縁側の日は、きっと「グリーフケア」の場にもなることでしょう。
「縁側の日」があってよかった。
そう思う日が、遠からず来るのでしょう。
こういう心の準備をさせてもらえるというのも
また「縁側の日」があってよかったと思うことの一つです。
故人のご冥福をお祈りいたします。
そして、
見送った方々の快復を陰ながらお祈りしております。