すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

「グリーフケア」も縁側で

2010-05-15 | 縁側の日

縁側の日

 月に一度
 
中道和久さんをお招きして開いています。
 認知症に関心のある人、
 どなたでもどうぞ!

● 5月6日より

5月の縁側の日から、
印象に残ったことを
3日に分けてご紹介いたします。

今日は、その3日目。

(Vol.3

●「グリーフケア」って、ご存知ですか?

縁側の日に来てくださっている方のお母様が亡くなられました。
まさに縁側の日、その日がお葬式でした。

縁側の日を始めて、初めてのお葬式です。

ずっとご自宅でお父様と一緒に介護していらしたのです。
先月は、
お母様が日々心地よく暮らすための対応を
皆で考えていたのですから、
この訃報に皆驚きました。

これは早かれ遅かれ、
どの人の家庭にも起こることです。

そうは思っていたものの、
いざ現実を目の当たりにして、
急に切実感におそわれました。

この日も話題になりましたが、
避けては通れないものの一つが、
「グリーフケア」

「グリーフケア」とは・・・

愛する人を失えば、
誰しも悲嘆(GRIEFグリーフ)を感じるもの。
その程度は、人によって違うが、
予測もしないような特別な精神状態になり、
それが長期にわたることもある・・・。
それは乗り越えなければいけないし、
乗り越えることで人は成長する。

しかし、一人でするには、つらい作業でしょう。

そのプロセスを支えて見守ることが、「グリーフケア」。

 

縁側の日は、きっと「グリーフケア」の場にもなることでしょう。

「縁側の日」があってよかった。

そう思う日が、遠からず来るのでしょう。

こういう心の準備をさせてもらえるというのも
また「縁側の日」があってよかったと思うことの一つです。

故人のご冥福をお祈りいたします。
そして、
見送った方々の快復を陰ながらお祈りしております。

コメント
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