この11年間に退会した生徒の記録表を片付けた。
薄いものから分厚いものまで、
どれも手垢にまみれている。
記録表は、生徒自身が記録し、
私と共に考えた方策・決めたことを確認して、私が書く。
私がチェックするためではなく、
生徒が自分のことを見えるようにするためのもの。
そして、生徒と私との大切な共有記録。
酸いも甘いも様々な記憶が蘇る。
でも、はっきりと映像で浮かんでくるのは、笑顔ばかり。
この笑顔見たさに
「聞く(聴く)こと」
「伝えること」
「確認すること」
「工夫すること」
「待つこと」
を教わってきたのだ。
そして、
その笑顔に私が救われてきた。
この一人一人との足どり・経験は、
例え本人に自覚されなくとも、
きっとみんなの中で生きている。
そして、
私を通して、現在の生徒にも確実に生きている。
そして、
私の勉強次第で、より生きていくのだ。
整理し終わると、
私の中の過去の記憶が、
より温かく、より力強いものに変わっていた。
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