ノルウエー語の「Pålegg(ポレッグ)」
って、聞いたことはありますか?
この言葉には、
ノルウェー人の手軽好きでアバウトな面が、
よく出ている気がします。
「翻訳できない世界の言葉」には、
こう紹介されています。
その通り。
少し、補足しますと、
「火を使わず(事前に調理済み)、
すぐにパンにのせて食べれるもの全部」。
ジャム、ハム、チーズ、レバーペースト、
キャビア(魚の卵の燻製)、さばの甘酢漬け、
ゆで卵、生野菜、野菜のピクルスなどなど・・・
これらを全部ひっくるめて、
Pålegg(ポレッグ)言い、
あのボソボソ栄養たっぷりパンにのせます。
ものによっては、
フォーク、ナイフを使って食べるんですよ。
(普通ガブッといく相方さんが、
この時だけは、上品に見える)
朝食、昼食、お弁当、夜食に、
どこででも、いつでも、誰でも
簡単に食事するのに、
ノルウエー人には欠かせないもの。
保存食が必要な国の知恵でしょうね。
チーズ、ハムの種類が多いのは、
想像していただけるでしょう。
他に、例えば・・・
燻製にしたタラの卵を練ってある。このチューブで長持ちする。
タイセイヨウニシンの甘酢漬けときゅうりのピクルス
レバーペーストのメーカーも多い。
野菜あえ。お手軽品で店にたくさん並ぶ。
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もうじき極夜、という頃、友だちからの提案。
「太陽が見えなくなる日、うちでカフェしない?」
喜んで行ってみると、
Snitter(スニッテル:切ったパンにpåleggをのせたもの)を
作ってくれてありました。
そっか・・・
ケーキでなくても、この手があったんだわ、
と目から鱗。
極夜が始まる、このタイミング。
ほっとする灯りに包まれて、
お喋りも 笑顔も 弾みます。
これぞ、まさに心温まるおもてなし。
人を呼ぼうと思うと、つい構えてしまうけど、
気軽さが大事。
簡単でいい。
大事なのは、会っておしゃべりすること。
この時間を作ることが、いかに貴重か。
Pålegg(ポレッグ)で おうちカフェ!
とか
Pålegg(ポレッグ)一個持ち寄りカフェ!
ええ感じや~ん。
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