●この私が、「一人店番」を・・・?
昨年秋から、Edelでの大きな変化。
15分、30分、1時間・・・・4時間、
今年3月には、
「え、今日は一日中?」
と徐々に「一人店番」に慣らされてきました。
ついにこの2週間、
10時から5時まで3日連続
一人勤務をすることになりました。
コロナの危機も乗りきってきたEllenが
親の介護のため、しばらくトロムソを離れ
実家で暮らす選択をしたのです。
どれほど大きな決心だったか。
私も頑張るしかありません。
5月17日ノルウェー憲法記念日を前に、ワイングラスがよく出る。
●1年半前には想像もしていなかった
店内の掃除、新しい商品を洗う、磨く、
アイロンをかける、展示する。
これはいつも通り。
店内の模様替えは、
Ellenような大胆さにチャレンジ⁈
値つけ。
これはEllenしかできないので、
私が写真を送りEllenが返事をくれてOK.
今回、
カード支払い機にトラブル発生!
これは真っ青!
でも、同僚がすぐ来て解決してくれました。
責任を任された彼女との連絡も
何とかできました。
こんな自分に
正直驚いています。
一年半前には、こんな日が来るなんて、
想像もできなかったのですから。
(お客さんと電話で話すのは未だ無理)
●お客さんの笑顔に出逢うためには?
何が、一番の問題か。
お客さんとの会話。
Ellenは、商品の情報提供を
ツボを得てタイミングよくする。
世間話にも花が咲く。
あんなこと、
天地がひっくり返ってもできません。
Ellenがいなくても、
「EDELに来てよかった」と
喜んでいただけるよう、
ノルウェー語に未熟な私に
できることは、なんだろう?
●「未熟」を味方にしよう。
ノルウェーでは、
ワクチンの高齢者接種が終わり、
年配のお客さんがぐっと増えました。
これは、本当に嬉しいこと。
でも、年配の方の喋るノルウェー語は、
方言はあるし発音も聞き取りにくく、
実は私は避けてきたのです。
だけど、彼らには豊かな経験がある。
そこで、私はチャンスを見て、
彼らから教えてもらえるように
話しかけることにしました。
(これが、容易くないんですが)
「私の父母の結婚記念が、
これと同じグラスだったのよ。
1950年よ」。
「これには、ひげがあるから、タラよ」。
「これは、縫物するときに指につけるのよ。
ほら。痛くないでしょ」。
「これは、スープ入れだけど、
ジャガイモを入れてもいいのよ」。
「これは“Krukke(陶器のツボ)”、
これは“Klokke(時計)”」
(RとL、UとOの発音が私には難しい!)
こんな風に話した後は、彼らから笑顔で
「Ha det!(ハーデー:またね)」
と言ってくださいます。
この瞬間が、また嬉しい!!!
●信頼してもらえる喜び
Ellenは、この一年半私を見捨てず、
今も私を信頼してくれる。
彼女には感謝しかありません。
どうぞ彼女の留守中、
うまくいきますように。
コロナの収束と言い、
年と共に、祈ることが
増えてくるような気がするなあ。
ウィンドウに 祈りを込めて
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