すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

1700年~2000年前の記憶を今ここに!

2009-12-01 | 垂水たんけん隊


●11月21日(土)垂水たんけん隊より

今日は、3ヶ月ぶりの「垂水たんけん隊の日」でした。

1. 加良比乃神社に天照皇大御神が祀られている。

7月の垂水たんけん隊の話の中で
加良比乃(からひの)神社の話が出ました。

伊勢神宮ができる以前の4年間、
実はこの加良比乃神社に天照皇大御神が祀られていたというのです。

しかも、今も!これには、皆さんびっくり!

そこで、来年の初詣を迎え、
加良比乃神社のことを知っておこう!
ということになったのです。

垂水たんけん隊の人でなくても参加していただけます。


ご一緒にいかがですか?

1212(土)10:30より

場所:加良比乃神社
お話し:藤山さん(加良比乃神社の守り役)
参加費:無料
申し込み:豊吉(059-222-9077またはharu_sugina1044@wave.plala.or.jp
)まで。

2. 相川西方遺跡見学会より

●相川でつながっている

垂水から久居に向かう途中、
「相川」という川があります。

ご存知ですか?

その手前西側から弥生時代終期の遺跡が発掘されたんです!

11月14日(土)現地説明会があったので、
垂水たんけん隊から7人(子ども3人含む)が参加しました。

その時の様子をたんけん隊のお一人が、
編集してくださったDVDを皆さんで見ました。

それにしても・・・・

相川西方って、垂水と関係ないんじゃないの?

いえいえ、そうでもないのです。

実は、先ほどご紹介しました加良比乃神社のすぐ横を流れている川が、
相川。

天照皇大御神を祭る場所に選ばれたほどですから、
さぞかし清流だったのでしょう。

今回遺跡が発掘された現場は、
加良比乃神社から西に少し相川を上ったところなのです。

相川流域に文化的な働きがあったのではないでしょうか?

現在は、加良比乃神社は「藤方」に属するのですが、
垂水のほんのすぐお隣のお話なのです。

●植物製の籠が綺麗に出てきた!

説明会の中で印象的だったものの一つが、籠。

1700年~1800年も前に編まれた植物性の籠。

それが、綺麗に出てきたのですよ。

考えてみてください。

生ごみを土に埋めておくと、3週間でほぼ土になるのですよ。

それが、分解されることもなく、
土の中から綺麗に出てくるなんて、奇跡じゃないですか!?

これは、県下でも例のないものだそうです。

この植物が何なのか、只今調査中だそうです。

しかもその編み方が4種類もあり、
現在の編み方と変わりないような・・・。
すでにこの頃編み出されていたんだ・・・・

それにも驚きました。

ちなみにこの遺跡が見つかるきっかけとなったのは、
散歩に来たおじさんが見つけた破片を届けたことだったそうです。
(あらら・・・こんな時どこに届けるのでしょう・・・?)

そんなことってあるんですね!

ぜひ一度行ってみてください!
240個の穴が生々しくポコポコポコポコ空いていますから。

1700年~1800年前のものが、
1700年~1800年たって、姿を現す。
なんと不思議な巡り合わせなのでしょう。

それらにこんな近くで、立ち会うことができるなんて!

さて、これは、どんなことをもたらしてくれるのでしょう。

ワクワクしてきました!

http://www.pref.mie.jp/KYOIKU/HP/details/index.asp?cd=2009100097

新聞記事(11月11日伊勢新聞)

 

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