頑固爺の言いたい放題

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安倍政権の評価

2020-09-03 15:16:27 | メモ帳

9月3日の産経新聞に掲載された阿比留瑠比氏の“極言御免”を読んで笑った。笑ったわけは、そのコメントを読んでもらえばわかるので、その部分を引用する(赤字)。

安倍政権の通算8年8カ月は、なぜか激高したアンチ安倍派の人たちの悪口雑言を聞かされ続ける日々だった。彼らはどうしてそこまで安倍政権が憎くて仕方がないのかと考え、ある仮説にたどり着いた。

彼らは自らの内にある醜さ、汚さ、いじましさ、愚かさ、卑劣さ、弱さ・・・などを勝手に安倍首相に投影し、それに憤っているのだろう。安倍首相という鏡に映る己自身の姿が、許せないのではないか。

阿比留氏のコメントは、冗談の類(たぐい)だろう。しかし、爺も朝日新聞などの安倍叩きには、あまりの過激さに嫌悪感を抱いていたのも事実である。

親安倍の産経新聞はさておき、経済界は安倍政権をどう評価したかを判定するために、日経平均株価を見てみよう。

安倍首相が退陣を表明した8月28日、日経平均株価は一時600円ほどの大暴落になったが、その後持ち直して、下のグラフ(9月2日現在)に示すように、8月31日以降は上げ調子になった。本日も218円上げて終値は23,465円で、安倍退陣前の水準を上回った。

株価の傾向から見るかぎり、投資家は安倍首相の退陣を嫌気したが、その後菅官房長官が次期総理大臣に就任する気配を感じ取って反転し、同氏が安倍首相の路線を継承すると表明したことで安心感が拡がり、さらに株価が上昇したことになる(もっとも、この1週間、欧米の株価が上昇基調にあったことも影響した)。

すなわち、安倍叩きに狂奔してきた左派マスコミをよそに、経済界は安倍政権を支持していたのである。

さて、安倍氏から菅氏に代わった今、左派マスコミは批判の矛先を菅氏に変えることだろう。週刊誌各誌も菅氏のアラ探しに熱中している最中だと想像する(笑)。批判は楽しめるから歓迎だが、国益を損ねることがないように願いたい。