行ってきちゃいました!
北陸新幹線に乗って群馬桐生市まで。。日帰りで、9時間、電車に乗りっぱなしで。
まず一番はじめに思ったのは、こんなところにこんなに沢山松本竣介の作品があったら
もうそれほど他の作品は無いのではないか??ということです。
野田英雄の油彩作品も私の意識下では初めて見ました。特にアメリカの所蔵家より寄贈されたという油彩画 ポキプシー
はとても美しく感動いたしました。
大川美術館さんは実業家でいらした故大川栄二氏が約40年に渡りお集めになった作品を公開するために
平成元年に開館された美術館さんです。
昨今、オークションなどの全盛で短時間で作品を集められ美術館を建てられるコレクター様も多くいらっしゃいますが、
お一人の眼でひと作品づつ、ゆっくりと集められた、その時間を私達は展示の作品から最も強く感じ、
とても嬉しい気持ち、温かい気持ちになりました。
勿論、一級品もお持ちですが、一人の作家についてその個性をご自分なりに解釈、評価され、
ご予算のなかからよりお好みの作品を選び抜いていらっしゃった様子がよく伺えました。
小さなお部屋がいくつも並ぶ展示室、お宅にお邪魔しているような気持ちにもなりました。
温かな美術館。
しばらくぶりにこうした美術館に伺えて、色々な疲れが消えました。
丹波の入江波光の展覧会にとうとう出かけられなかったので、そのストレス発散にもなりました。
名古屋から大川美術館さんへいらっしゃるのは、やはり遠すぎてあまりお勧めできませんが、
とてもよい美術館さんであることを皆さまにお伝えいたします。
カタログなど幾つか当店の図書室に置かせて頂きます。
ぜひご覧ください。