つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

梅原龍三郎 ブロンズ

2023年01月26日 | 梅原龍三郎
先日ご来店くださいましたお客様に小さいサイズのブロンズを幾つかご覧いただきましたので、
こちらにも画像を残しておきたいと思います。

梅原龍三郎のブロンズは現在2点あります。(令和5年4月現在一点になりました)






エウロペ (ユーロップ)

18.5×15×11.8㎝ 1975年制作 共箱 150,000










ブロンズさえも、紛う事なき梅原ワールド❗️ 


ユーロープの台座は大理石、裸婦の台座は木製で、どちらも取り外しはできません。




※エウロペ(ギリシャ神話の登場人物)について

フェニキアの可憐な王女。

ゼウスが海辺で遊ぶエウロペを一目見て、夢中になってしまった。

そこで、ヘルメスに牛の群れの散歩を、この海辺でさせた。ゼウスは白い牡牛になって、その群れにまぎれ込んだ。

エウロペは、綺麗な白い牡牛を見て、近づいていった。その牡牛がおとなしいと分かると、なでたり、花輪を角にかけたり、背に乗ったりしていた。

ゼウスが化けた牡牛の背に乗ってエウロペが遊んでいると、突然、牡牛が海の中を泳ぎ出した。沖へ沖へと行く牡牛に、エウロペはしがみついているのがやっとであった。

エウロペを乗せた牡牛は、エーゲ海を泳ぎ、クレタ島に着いた。ゴルテュンの泉のかたわらで、エウロペはゼウスと交わる。

エウロペとゼウスの間に生まれた子がミノスである。後にクレタ島の大王となる。

エウロペは「ヨーロッパ」の名の語源ともなっている。





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