つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

今頃?

2024年09月28日 | 日記・エッセイ・コラム
更新が遅くなり失礼いたしました。

みなさん、お変わりございませんか。


何か忙しかったわけではなく、逆にお仕事もほとんどせずだらだらと過ごしてしまいました。急に涼しくなったりしたので、今頃?夏バテ??そんな感じになりました。


さて、クイズです。

上の画像はどんな画家の作品でしょうか?

山は妙義山です。

今週はなんだかずっと泣いていました。

それがヒントといえばヒントです。

お答えは来週、と言っても明日からもう来週ですが、お知らせ致します。

サインが見えてしまうかしら?







コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こちらが降参です🏳️

2024年09月15日 | 日記・エッセイ・コラム
クイズのお答えが全く届きませんのでなんだか不安になってしまい、またこのハガキに書いたお便りがそろそろお目当てのお客様に届くころですので、「正解」をさっそくお伝えいたします。

寺崎廣業 てらさきこうぎょう 1866(慶応2)年~1919(大正8)年でした!

と発表させていただいてもピンとこられる方のほうが少ないと思います。
中村岳陵の師といえばいかがでしょうか。


(寺崎広業についてはこちらのサイトがとても丁寧に書いてくださっているように感じます。寺崎 広業 (てらさきこうぎょう) - 近代日本画壇の巨匠|校史資料|秋田県立秋田高等学校同窓会 (akitahs-doso.jp))

私たちの若い頃は、といっても昭和の終わりの頃ですが、画商さんはまだ寺崎の作品を多く扱っていました。

私自身は山水画の画家だとずっと認識していましたが、幼少期から貧しく、苦労して日本画諸派の模写をしながら学び、挿絵や木版画、風俗画を描きながら、 のちに岡倉天心に認められ大家になっていったのだと改めて知りました。53歳の他界も意外でした。


美人画家としての一面の認識も薄く、今回色々な美術館さんの作品をネットで拝見して思い出しました。




五島美術館蔵 夏のひととき (晩年制作)

市場に出ていれば、まだこういった作家たちの作品を見ることはあるのかもしれませんが、私にはそういった機会もありませんので、新しく学ぶこともなく、忘れてしまっていくことばかりです。

けれど、どこかアンテナを張っていれば、今回のこの絵葉書のように「見直し」ができることもあると思っています。

まず知らないことは知らないと幾つになって言えるように、自分の中に新しいこと入ってきてくれるように心がけたいと思います。

この一年と少しは、悲しいことや不安を抱えすぎて、全てのことが素通りしていってしまいました。自分を守るためには仕方がないことだったと思いますが、私にとっての生きている実感はやはり観ることと知ることだとこの頃よく感じます。

ブログを書かせていただくのは、強制的に「調べもの」を多くする機会をふやすためでもあります。ときどき、こうした的外れなクイズを出したりいたしますが、私の学びの為にも、みなさまにはひきつづき記事をお読みいただければ幸いに存じます。


今週、孫の幼稚園から私を描いてくれた絵がとどき、とても嬉しかったのですが、「そうか、敬老の日だからか」と少しショックを受けました。

この連休はみなさまも同じような体験をされるのでしょうね。
知ることは大切ですが、前言撤回💦で「知らんぷり」も案外老年期には大事なことのような気がしてまいりました。

ありがとうと周りに感謝しながら、敬老の日には知らんぷりを決め込もうと思っています。

暑い暑い毎日ですが、ご自愛くださり、どうぞよい休日をお過ごしください。











コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

超難問!

2024年09月12日 | 日記・エッセイ・コラム
うっかりして、重陽の節句の事をすっかり忘れていました。

まぁ、余りにも暑すぎてのんびり菊を愛でる気分でもありませんね。

昨日ご来店くださったお客様宛てに、この葉書にお便りを書きました。

さて、この絵葉書の絵はどの作家の作品でしょうか?

多分、右下の印はうまくボケてご覧になれないと思うので、クイズにさせていただきます。

私も全くわかりませんでした。

これがわかる方がいらしたら、その事に驚き😱ます。

ご存知の限りの日本画家さんをコメントにお書きくださっても結構です✨️

正解者がいらしたら、本気で賞品を考えなくては!と思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年09月03日 | 日記・エッセイ・コラム
台風10号が消滅しました。樹齢3000年の屋久杉が倒されたり、各地に被害が及んでいるようです。


知れば胸を痛める事件や事故、災害が多く、この頃はネットニュースさえ見なくなりましたが、台風が去ったあとだというのに、なんだかボン!と空気が淀み、蒸し暑いこの数日を過ごしていると「人間はこのままで大丈夫なのだろうか?」と勝手な心配を始めてしまいます。

それでも、夜、1人で湯船に浸かっていると確かに虫の音が聞こえてきて、「どんなに暑くてももう蝉は鳴かないのだろう」
「秋の虫たちが鳴いているのだから、どんなに暑くても秋なのだろう」と思えてくるのです。

もしかしたら台風が人間など相手にもせず、他の生き物たちに何か季節の合図のようなものを伝えているのかもしれません。






「虫の音は日本人にしか聞こえないらしいですよ。」と昨日お野菜を買いに出かけたお店のご主人が教えてくださいました。

初めて知ったことなので、とても感動してネットで調べてみると、本当に日本人と僅かな国の人にしか虫の音は聞こえないそうです。
虫の音が雑音に聞こえるのだとありました。

虫の音が聞こえないなんてなんて悲しいことだろうと思い、虫の音が聞こえなかったから、秋のあの美しい月をどうやって愛でるのだろうか?あぁ〜月も愛でないのかぁ??と頭の中が混乱し始めました。


そして、虫の音が雑音に聞こえる外国の方達にやはり日本画を本当にご理解いただくことは難しいのではないか?
もしかしたら、いずれ日本人も虫の音が聞こえなくなるのだろうか?となんとも言えない不安な気持ちになりました。


だからこそ今、私たちに虫の音が聞こえるうちに、秋の絵を皆様にご覧いただきたいと思いました。

当店の秋の作品も随分少なくなりましたが、また少しブログに取り上げさせていただこうと思います。

もっと歳を重ねて〜さらに耳が遠くなって〜嫌なことは聞こえなくなって好都合になっても〜虫の音だけは命ある限り聞きたい、感じていたいなぁと今つくづく思っています。













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奥村土牛

2024年08月28日 | 日記・エッセイ・コラム
昨日、今日の二日間で行われている将棋の王位戦、会場の床間に珍しく見覚えのある作家作品が!

奥村土牛の扇面作品。描かれているのはカトレアのようです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする