名古屋はこの所雨が多く肌寒い日々が続いています。
それでも、花は次々と咲き、いまは藤の花にはまだ早く、牡丹の見頃といったところでしょうか?
先日、碧南市の藤井達吉現代美術館で開かれている池田遙邨展に出かけて来ました。
展覧会の内容もさることさながら、最近の美術館は様々な企画で観覧者を魅了します。
写真は、入場の際頂いたパンフレットで、漫画で池田遙邨の一生を簡単に説明してくれる資料ですが、とても楽しい読み物になっていて感心しました。
遙邨はその晩年に、動物を中心に力の抜けたとてもメルヘンチックな楽しい作品も描き続けましたので、きっとお子さん達にもこの作品を鑑賞して貰おう!という学芸員さんの試みだと思います。
小学校や幼稚園が目の前にあり、私たちの画廊にも時々小さなお子さんがいらしてくださいますが、なかなかここまでの説明はできません。
美術館と画廊ではその役目も違うのかもしれませんが、「お見せする 」という点でこの資料は大変参考になりました。
※京都画壇の巨匠 池田遥邨展 旅と自然を愛した画家
5月8日まで
碧南市藤井達吉現代美術館にて
5月14日~6月19日まで
倉敷市立美術館にて
↑「森の唄」昭和29年
↓「なぎさ」昭和52年