つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

松岡映丘

2019年07月13日 | 松岡映丘
なにやら秋までに、ホームページを再構築しなくてはいけないそうで・・
 
今週はパソコンに向かい、なにをやっているのか?
自分でも訳のわからない作業ばかりをしているので、眼も頭もクラクラになりました😵😵
 
 
 
今回こそ、専門の方に代行をしていただこうと思っていたのですが、イライラしながらもパソコンに向かうのは少し自分に向かう作業に似ているところがあり、した事はちゃんと残る、中途半端は残らない、案外気持ちのよいものだなぁと思っています。
 
来週にはなんとかしたいと思っていますが、やはり結局代行作業をお願いしたりして。。まぁ、それもよいですね。
 
 
 
 
神戸でご活躍の画商さんから、古本屋さんでおみつけになられたという松岡映丘の図録をお送りいただきました。
 
 
 
私どもの所有しております「春宵」を以前ご覧くださり、それを覚えていてくださって、お心配りを頂いたのです。
 
戦前の図録、白黒ですが、「春宵」がこうして堂々と掲載されている図録を見るのははじめてのことです。
 
 
2011年に姫路などで開かれた映丘の展覧会図録にも
略歴のページに昭和12年制作の参考作品として、小さく掲載されているだけです。
 
松岡映丘は最晩年に代表作と言えるような、濃密な作品をいくつか残していますが、この「春宵」もその一つだと考えています。
 
 
主に桜の時期に飾らせていただいていますが、何度見ても、美しい、そして深い心のある作品です。
 
心ある作品には、心ある扱いを。
 
お仲間にも学ばせていただくことばかりです。
 
7月末より1週間ほど、展覧会を開かせて頂くことにいたしました。また、近くご案内申し上げます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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松岡映丘 軸 春宵

2015年03月24日 | 松岡映丘

昨春のブログ記事に作品画像を復活させていただきました。

 

松岡映丘(えいきゅう) 軸  「春宵」です。

弟子にあたる杉山寧の旧蔵、箱書。

昭和12年3月 松岡映丘が神戸新聞社に委託された作品の原画となります。

ほのかな灯りのもとに桜の花びらが舞い込み、そのなかを美しい白拍子が謡い、

舞う姿が描かれています。

映丘独特の絵具の美しさが幻想的な世界観を見事に支え

春の空気が濃密に描きだされています。

初めはおどろおどろしいと感じますが、この画面の密度の高さの虜となり

3月のこの桜の咲く前の季節になるとこの作品を見ずにはいられなくなります。

映丘がどんなに真摯に絵に向かおうとしたか・・

私も背筋を伸ばして桜の季節を迎えようと思います。

 

 

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