つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

一人の日曜日

2018年05月29日 | 日記・エッセイ・コラム

 5月もあっという間に終わろうとしています。

今月は各日曜ごとに美術館にお邪魔しました。

自分たちの展覧会のご紹介に一生懸命になりすぎてしまい(^^;

美術館さんの展覧会のご紹介がおろそかになってしまいましたが、

愛知県豊田市美術館の ブリューゲル展 (7月16日まで) も 

静岡県浜松市美術館の THE日本洋画150年展 (6月6日まで)もとても楽しめました。

 

 

27日の日曜日は佐橋がお客様のところに伺ったので、私は一日の大半を一人で過ごしました。

母も施設にいてくれていますし、一人息子も結婚をしましたので、佐橋が出張やおつきあいで外出するときは

私一人の時間が増えました。

おやつにホットケーキを焼いて、写真に撮ってみましたら、実際のお味より美味しそうに映りましたのでインスタグラム風にアップさせて頂きます

はちみつやメイプルシロップを切らしてしまい、米飴をかけたので、残念ながらぜんぜん甘くなくがっかりでしたがノリタケの古いカップとお皿がそれなりに雰囲気を出してくれています。

レモンの小皿は京都で求めたもので、多分昭和初めごろの日用食器です。

 

 

 

 

夜はテレビでお能を観てゆっくりと過ごしました。

4代梅若実の襲名披露公演から復曲能の「大盤若」

登場人物❔登場昆虫?登場神様?が沢山でテレビ鑑賞ながらとても楽しめました。

 

 

こんなことをブログに書いてどうしようとしているのか??ちょっと自分でもよくわかりませんが

久しぶりに日曜日らしい日曜日を過ごせ、大満足の一日でした。

 

 

 

 

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お客様

2018年05月29日 | 日記・エッセイ・コラム

お客様に、美しいハンカチと可愛らしい水色の鳥の形のペーパーナイフを頂きました。

それぞれにこの季節らしくとても綺麗なので、写真を撮らせて頂きました。

 

連休明けより、当店の展覧会の開催に関わりなく、毎日のようにお客様のご来店が続き、皆さまお変わりなくお元気で、とても嬉しく思って居りましたが

先週末、いつも展覧会にいらしてくださるお客様の奥様が、お一人でご来店くださり、ご主人様が急に歩けなくなってしまわれ、ご来店が叶わないとお知らせくださいました。

当店のお近くにお住まいで、お庭の竹を切って花活け用にお持ちくださったり

このブログでもご紹介したあの長生蘭をお届けくださるお客様です。

もともと日本料理のお店のご主人様で、職人さんらしくとても誠実で、寡黙でいらして

私はこの方にお会いする度に東京の父を思い出しておりましたので、とても寂しい気持ちになりました。

 

 

 

お引きてくださるお客様にしばらくお会いできなくなるかしらと不安に思うとき、

私達は不思議にそのお客様にお納めした作品や、もともとご所有でいらっしゃる作品を頭に浮かべています。

お客様ご自身のことを思うより、そのかたの集められた作品達のことを想像すると何故か

「きっと大丈夫、お元気になられる」

「例えおうちにいらっしゃることができず病院や施設にいらしても、作品達がきっとご家族を励ましてくれる」そう素直に思えるからです。

 

もう10年前になりますが、佐橋が病気をして3ヶ月余りを病院で過ごしたとき、私は店に飾った作品達に何度も何度も励まされました。

また、その当店の作品を「佳し」としてお通いくださるお客様がたにどんなに気持ちを救って頂いたかしれません。

 

美術品を愛してくださるお客様は、皆さまとてもお優しいのです。

「がんばれ」とか「この先どうするんだ?」などと一言もおっしゃらず

ただ作品をご覧になりにいらしてくださったり、お便りやメールをくださいます。

 

あの時お客様にわけて頂いた優しさを、私達は少しでも皆さまにお返しできたらと願っています。

 

 

ベッドにいらっしゃるお客様とお辛いなか笑顔でご来店くださった奥様に、せめて美しいお花の絵葉書を選び、お送りしてみようと思います。

 

 

不安定なお天気が続いています。

どうぞ皆さま「お気をつけて」お出かけ、お過ごしくださいますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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五月の頃に 初日に

2018年05月24日 | 日記・エッセイ・コラム

珍しく晴天に恵まれ、展覧会の初日を無事に終えることができました。

会期間際のご案内にもかかわらず、お客様がご来店くださいましたことを心より嬉しく存じます。

誠にありがとうございます。

 

午後には、以前お嬢様のご出産に際し、土田麦僊の犬の玩具の描かれた可愛らしい作品をお求めくださったお客様がお忙しい中をお立ち寄りくださいました。

お嬢様は4月に無事にご出産を済まされたとお知らせいただき、麦僊の絵の前にご家族皆さまがお揃いなられたお写真、また何とも可愛らしい、金太郎さんのような美男子のお孫さんの写真もお見せくださいました。

お写真を拝見し、私達も幸せをおすそ分け頂いた気持ちになりました。

 

 

 

 

 

 

そして、このお客様は、私がブログで奥村土牛の犬香合の記事を書かせて頂いたのを覚えていてくださり、お手持ちの法華寺のお人形をお鞄にしのばせてお持ちくださいました。

土牛が描いたのは昭和30年代まで作られていたという香合ですが、私はこのお人形のほうの実物も

見たことがありませんでしたので、大変嬉しく拝見させていただきました。

写真で見ているより、丹精で、とてもとても可愛らしいお人形さんでした。

 

 

 

ネット上に記事を書くことの意味も、怖さも私なりに理解しているつもりでおりましたが、

このところ、お問い合わせやご来店、励ましのメールなどを多く頂き、名古屋の店だけにとどまず、このブログを通し、全国の皆さまと、しかも大変お心の深い皆様とご縁をいただいていますことに驚きをおぼえています。

作品のお納めやご連絡の有無にかかわらず、ブログをお読みくださる皆さま、お一人お一人にお礼を申し上げたい気持ちでいっぱいです。

ありがとうございます。

 

また展覧会の様子も書かせて頂きます。

 

明日は特別暑くなるそうです。どうぞ皆さま、お気をつけてお過ごしくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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よい一日になりました。

2018年05月11日 | 日記・エッセイ・コラム

 

今日は朝から上手くいかないことが続いていました。

たいしたことではないのですが、小さなミスの連続で、なんだか気持ちが落ち込んでしまっていました。

 

 

 

 

けれど、そんな出だしの悪い1日も、終わってみると「あら?幸せ?」と気持ちが切り替わっていることが時々ありますね。

 

 

 

今日もそんな1日でした。

 

 

 

例えば、先の記事でヒヤシンスとアマリリスを間違えてしまった事を(妹がこっそり教えてくれて助かりましたが、この自分の間違えにも落ち込みました)、

 

夕方お客様がメールで「やはりアマリリスでしたか。。最近は変わったヒヤシンスが出たのかな?品種改良?と思って読みました。佐橋さんのお父様のお話がよかったです。どこか安全な所に移植されては?」とお優しいお言葉を送ってくださいました。

 

 

 

また

 

 

ブログをご覧くださって、当店の作品をお求めくださいましたお客様が、今日初めて関西からご来店くださり、私どもの作品や、またご自身ご所有の作品をお持ちくださり、ご一緒に拝見することが出来ました。

このお客様の絵をご覧になる視線は大変丁寧でご立派で、私はとても感動いたしました。

絵を「よくご覧くださる」お客様は時々いらしても、「丁寧にご覧くださる」お客様はなかなかいらっしゃいません。

「丁寧に」は美術品に対する敬意を持ち、しかも独自の視線を大切になされて。。と言いかえることができるかと思います。

 

お客様と佐橋と私と…作品を見ている『沈黙』の時間をこれほどゆったりとした気持ちで過ごせましたのは久しぶりのことです。

 

 

 

ヒヤシンスと間違えられて奮起したのか?

はたまた、ブログの話題にのぼり、自信をもったのか?

我が家のアマリリスが、朝から夜の半日で更に巨大化したように思えます。

 

まさにグロテスク!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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訂正

2018年05月11日 | 日記・エッセイ・コラム

前の記事でヒヤシンスと思っていたお花は、アマリリスでした。

ごめんなさい。

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