営業再開日よりの実質10日間の間に、想像以上に沢山のお客様にご来店やご連絡を賜り、また作品についてお納めのお約束を頂戴致しました。
今週は、そのお礼のお便りや各作品の資料集め、また納品の準備をさせて頂きながら2人で店に居ります。
額やさんや軸箱屋さん、また各作家の先生方にご連絡を差し上げたりもしています。
昨日は、火曜日。
再開後初めて、一般の方々に展示を公開させていただきましたが、やはりご来店はほとんどありませんでした。
それでも、店に入って来てくださったお客様が、
「このライダーはずっと小窓のカウンターに置いてありましたよね。」とおっしゃってくださり
「あぁ、篠原有司男ですね。はい、今話題の「アマビエ」がわりに、置かせていただきました。
ご覧になってくださっていたのですね。」とお尋ねすると
「この作品が以前から好きで、今日お店を開かれたのでお値段を見に来ましたが、とても高いのですねぇ」
とお話しくださいました。
「以前でしたら、お客様がおっしゃったお値段でお求め頂けたと思いますが、今は草間弥生世代のブームでちょっとお高いですね。
またよろしければ作品をご覧にいらしてください」そうお応えし、お見送りをさせていただきました。
この自粛中に、どなた様もきっとおうちの中にいらして美術品への想いを強くされたように思います。
このライダーは1979年の製作、40年を経て、現代人の日常に受けいれられるようになった、、そう言えるのかもしれません。
いつしか佐橋美術店の最古参にもなっています。
アマビエよりももっと強烈に当店を守ってきてくれた作品といえるのかもしれません。
篠原有司男 ライダー 高さ約44㎝ (アクリルケース付) 〜□
※アマビエについてはハナ*モノ*語りにも書かせていただきましたので
よろしかったらご覧ください。ハナ*モノ*語りへ