リヒテンシュタイン-華麗なる侯爵家の秘宝-展に行ってまいりました。
同時開催のゴッホ展の鑑賞は、入場券を購入する人の列を見るだけで諦めてしまいましたが、
こちらは何とか作品を鑑賞できるほどの混雑程度です。
お目当てのルーベンスの作品はもちろん
ラファエッロ、レンブラント、ヴァン・ダイクなどの巨匠の名画をゆっくり鑑賞することができました。
この一枚!といえば 佐橋はルーベンス「キリスト追悼」の母マリアの表情の描写に
私はやはりアッローリ「ホロへルネスの首を持つユディト」に感動をいたしました。
この頃は、外国の美術館の所蔵品をこうして手軽に鑑賞できる企画が続き
外国に行かない私には大変助かります。
ただ、ふと気がつくと、こうした外国作品の展覧会では
どうも絵画そのものよりも 「知識」を追い掛けてしまう傾向があるようで
「なんだか文字ばかりを読んでいたなぁ~」と展覧会を終えた後感じることが多くあります。
「知らないことへの不安」をグッと抑えて・・
まず見るままに感じる。
展覧会の多いこの季節にはこれを心がけようと思います。
リヒテンシュタイン展は6月9日まで。
東京、高知と巡回し、京都市美術館がこの催しの最後の展覧会となります。