つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

お別れの前に

2018年01月16日 | 日記・エッセイ・コラム

早くも一月も半ばを迎えました。

土曜日には臨時休業を頂き失礼いたしました。

張り紙を致しませんでしたので、ご来店のお客様にご迷惑をおかけし

誠に申し訳ございませんでした。

 

おかげさまで、この日、晴天に恵まれ息子の結婚式を終えることができました。

 

今の時代の結婚式は、家やしきたりに拘らず、自由に企画、開催できるのが一番良いところだと思いますが、

その分、自分たち自らしなくてはいけないことが多いらしく、小学校教師をしている二人には年末年始、その準備がかなり大変だったようです。

途中、少し、慌てているように感じた息子に、私はこの作品の画像を送り

「天才御舟も自らの足の置き場に悩んで、綱渡りをしています」と

書き添えましたが、昨年は私自身も仕事の手をとめて、何度もこの作品を飾っている場所にいき

心を落ち着けてきたように思います。

 

そして、結婚式の数日前に。。

ブログをご覧にくださったお客様からお問い合わせをいただき、この作品をお納めさせて頂く

ことになりました。

御舟の素描。しかも、これだけ渋く、豊かな作品を、まさかブログでお見染めいただけるとは

私自身思って居りませんでしたので、とても嬉しく、幸せな気持ちになりました。

「お別れの前に」

幾度となくこのタイトルでブログを書かせていただきましたが、今回もきっとずっと

忘れられない思い出の作品のお納めになるだろうと思っています。

そして、「今の私達」にご縁を頂きましたお客様に心よりお礼を申し上げたいと存じます。

 

御舟は本当に素晴らしい画家であると思います。

きっと、お目の深いお客様に愛されながら

「サーカス」の女性は今日も 揺れることを恐れずに、美しく綱渡りをしていることでしょう。

 

私達にやっと新しい年が訪れてきてくれたような気持ちです。

新しい気持ちで、また精一杯仕事をさせていただきます。

 

※お納めのため、作品が画像は削除させていただきました。

 

 

 

 

 

 

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仕事はじめ

2018年01月05日 | 手ぬぐい

本日より営業をはじめさせていただきます。

 佐橋美術店 ホームページを更新させていただきました。

よろしければご覧くださいませ。

 

先日のお能の鑑賞は観世「翁」「羽衣」でした。

やはり気持ちが透き通っていくような清々しさ。大変よい気持ちになりました。

が、

いつもに増しての佐橋の居眠りには,

結局、腹を立て

「なのに なぜ観たいっていうの?」

「だって気持ちよいじゃない?」

と新年早々の喧嘩。せっかく清められた気持ちがごちゃごちゃになりました。

 

そのまま松坂屋さんに直行して、おわびにレースのハンカチを買ってもらうまでは

口もほとんどきかずじまいです。

 

 やはりお能は一人でいこう!と、一年の誓いをたてました。

 

 

 

 

 

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能楽堂

2018年01月03日 | 日記・エッセイ・コラム

いつか名古屋でお正月を過ごす年があったら、是非とも見たい!と思っていた、名古屋能楽堂のお正月公演に伺うことが出来ました。



昨年は旅行もお芝居も演奏会もほとんど出かけられませんでした。

年末、年始は、この観劇を楽しみに頑張れました。お正月を自宅で過ごしたいという母にも何とか喜んでもらえましたし、家族もみな元気に越年できましたので、私にとっては上出来な日々です。




思いついた時には指定席はいっぱいでしたので、30分ほど並んでの自由席ですが、これもまた一興。楽しみです♪



佐橋はまたイビキをかいて寝てしまうでしょうけれど、去年は本当に仕事と家のことに頑張ってくれましたので、今日は足をふんずけたり、肘鉄砲をくらわさず我慢しようと列に並びながら、考えています。


さて、今年の私の鑑賞はじめ、お能は自分の感度を確かめるのに最適です。楽しんで参ります。

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