名古屋から近鉄電車に乗って、三重県の津へ。
三重県立美術館の堀文子展に行って参りました。
堀さんは92歳になられる現在も筆を持たれ、作品を発表され続けていらっしゃいます。
この「鶴が渡る、ヒマラヤを越えて。」も昨年2010年の制作作品です。
今回の展覧会でまず驚いたのはご婦人の来館者の多いことです。
女性お一人で、またはお友だち同士で鑑賞されるかたがとても多くいらっしゃいました。
堀文子さんご自身の魅力から、またサライなど雑誌や本の挿絵を多く手がけられたことから、女性ファンが多くいらっしゃるのだろうと思います。
展示もまた、その現役画家ということに重きをおき、現在の作品から年代をさかのぼっていくというスタイルが取られ、とても面白く感じられました。
佐橋と私が堀さんのお仕事で一番と思えたのは、1950年代終わりから60年代はじめの作品群です。 写真のあじさい、また みにくいあひるのこやくるみわり人形の絵本の挿絵作品の色彩は深く優しく感じられ、私達の好みです。
帰りにこの展覧会の図録を見ましたが、これもまた女性が持ちやすく、可愛らしいサイズと装丁で…プレゼントさせていただきたい方がいらしたので思わず二冊買い求めてしまいした。
美術館の楽しみ方?楽しまされ方? 愉しく考えさせられる展覧会でした
※ 堀文子展 ~華々しい収穫のとき~
5月29日まで 三重県立美術館にて