1月がとても慌ただしく過ぎていきました。
緊張が続いていたせいか少し疲れている気がしたので
今日は予定していた展覧会巡りをやめて、店の近くの散歩に二人ででかけました。
水仙も梅ももう綺麗に咲いているのですね。やっと気づきました
いつもお世話になっているお近くの橦木ギャラリーさんで
先日他界された島田章三さんのアーリーワークス、
1960年代の作品を中心に展覧会が開かれています。
よい作品ばかりでとても楽しめました。
展覧会は2月5日まで。皆様ぜひお出掛けください。
1月がとても慌ただしく過ぎていきました。
緊張が続いていたせいか少し疲れている気がしたので
今日は予定していた展覧会巡りをやめて、店の近くの散歩に二人ででかけました。
水仙も梅ももう綺麗に咲いているのですね。やっと気づきました
いつもお世話になっているお近くの橦木ギャラリーさんで
先日他界された島田章三さんのアーリーワークス、
1960年代の作品を中心に展覧会が開かれています。
よい作品ばかりでとても楽しめました。
展覧会は2月5日まで。皆様ぜひお出掛けください。
古径のあとの織田広喜。
いいなぁ。
なんだかとても安心できます。
展覧会終了後の土曜日はいつも寂しい気持ちになります。
どなたもお客様がいらっしゃいないことが多いのです。
けれど昨日は「ちょっと見にきました」と
blogに掲載させて戴いた作品をお客様がご夫妻でご覧になりにいらしてくださいました。
「ちょっと見にきました」
癒されました。ありがとうございました。
久しぶりに織田広喜展も企画したいなぁと思っています。
お世話になっているヨガのayako先生からこんなに可愛らしく、ユーモラスな
手拭いをいただきました。神保町にゃんこ堂さんの手拭い。
見ているだけでとても元気が出ます。ありがとうございます。
一週間に一度程度ですが、ヨガのレッスンを受けています。
体が硬いとか柔らかいということより、自分に向かえる時間を少しでも持てることに
幸せを感じます。そして先生から沢山の愛を分けていただいている気がします。
となりは先日の展覧会で佐橋が珍しく自分で買い求めた手拭いハンカチです。
仙がいの虎図。「猫か虎かあててみろ」と書いてあります。
仙がいが何度か描いた題材。
ふざけたような、本質をつくような。。猫科には不思議な魅力があるのだろうと思います。
お花屋さんからスイートピーやミモザが届きました。
お寒さは一級レベルですが、少しづつ春に向かって自然は動いているのかもしれません。
昨日の永青文庫さんの所蔵品には驚かされました。
そして、この仕事をしているのが嫌になってしまいそうになりました。
何かと比べてしまったら、自分が小さくなるばかり、
また自分にとって本当に大切なものから一瞬でも目をそらしてしまうことになりますね。
まさに暫時不在です。
昨年岡田三郎助の風景画をお納めした際、あるお客様が
「火事などに気をつけます」とおっしゃってくださいました。
高価な作品のお買い物、一段と保管にもお気を遣われるのだとお聞きしていましたが、
「この作品を私が持つ間は大切にさせてもらわなければ。
いつか私の手を離れ、次の方にお渡しするまでは責任がありますから。」と
言葉を重ねてくださいました。
また私どものお客様はみなさま、ご所有の作品をとても愛してくださり、
美術品を管理できるギャラリーのようなお部屋をいつか設けたい、小さな美術館のようなものを作りたいというお声もお聞かせくださいます。
私どもがお客様に幸せをいただくひと場面です。
美術品を集めるということは、楽しいことばかりではありません。
次世代に作品をお残しになる事、資産としての価値などを全くお考えにならないお客様はいらっしゃらないでしょう。
コレクションは選択ばかりを迫られる孤独な作業の繰り返しでもあります。
抑制と意思。
人としての美しさがもっとも表れるこのバランスの上に
結局はコレクションの個性と質も問われてくるように感じています。
コレクションこそ芸術的、思想的、経済的・・あらゆる分野に通じる
自己表現なのだと思います。
鈍翁や三渓の時代とは違う、今の時代のコレクションの形を
作品との出会いとお客様との絆の力で新しく模索してゆきたいと私達は切に願っています。
立春を前に、
今年一年も皆さまにご厚情賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
21日土曜日に新春記念展を無事に終えることができました。
最終日にも、いつものお客様のご来店や、お久しぶりのお客様からのお電話などを
頂戴し、大変な励ましをいただきました。
8日間、みなさまにお引き立ていただきましたことに深く感謝申し上げます。
昨日はお休みを頂戴し、二人で名古屋市美術館にお邪魔して参りました。
そして14日から開催中の 特別展 永青文庫 日本画の名品 をたっぷり
楽しませて頂きました。
永青文庫はご存じ元熊本藩主細川家に伝わる数々の文化財を保存、研究をされている
東京文京区にある施設です。
特に16代当主細川護立は幼少期に大病を患い、それをきっかけに白隠の
禅画の収集をはじめ、刀剣、茶道具、能道具の工芸品、
今回の展覧会の中心になる近代日本画、禅僧書画、東洋美術と収集を広げていきました。
益田鈍翁、原三渓、松方幸次郎などと並び、美術品の収集という行為を通し
画家や日本近代美術史を支え、その価値形成にも関与された日本有数のコレクターです。
どの作品を見てもため息が出るばかり、現在どんなに資産がある方でも、これだけの
レベルの作品を蒐集されるのは不可能だろうと思います。
竹内栖鳳の逸品。
下村観山の存在感が怖い位の一休禅師。
そして、仙厓の蜆子和尚。
当店の下村観山の蜆子和尚を思い出し、やはり仙厓は一枚上手だなぁと実感致しました。
これぞ禅画。
白隠の書は 暫時不在如同死人
生きている時間を一瞬でも無駄に、油断して過ごしてしまったら、それはもう死人と同じことだと
いう意味のようです。
特別展は2月26日まで。後期は2月7日よりです。
後期も是非伺おうと思っています。