皆さんのお宅でどのようにお軸や額の作品をお飾りになっているのでしょうか?
唐突なお願いですが・・
写メールでお教えいただけないでしょうか?
御許可頂けるならこのブログで紹介をさせて頂きたいと思います。
飾ろう! おうち! のテーマでお願いいたします。
作品自慢大会ではありません。よいおうち自慢大会ではありません。
美術品が現在、どんなところにどのように暮らしているのか?
知りたいと思うのです。そして“これからの美術品のあり方”を考えてみたいと思います。
できましたら作品そのものよりも、お飾りになっている全体の場所を画像にお納めくださると助かります。
申し訳ありませんが、鑑定をさせて頂くこともございませんし、お礼も差し上げられません。
それでもご協力を頂ける方がいらっしゃいましたら、
下記までメールをお送りください。
もちろん、お名前など確かな情報は何も要りません。お気が向けば何か一言お添えください。
sahasi2009@castle.ocn.ne.jp 佐橋美術店
いつでも楽しみにお待ちしています。よろしくお願いいたします。
また^_^; 会期最終日になってしまいましたが
稲沢市荻須記念美術館
市制55周年 開館30周年記念特別展
日本画家が描いた西洋風景展 -滞欧作を中心として- に寄らせて頂きました。
大変面白い視点の「小粋な」展覧会でしたので
もっと早く出かけて皆さまにご紹介するべきだったと反省しています。
近代日本画壇を代表する画家たちの中には、
西洋絵画の研究の為に、
また純粋に西洋の風景をテーマに制作をする為に
渡欧の経験を得た人たちが多く居ます。
西洋絵画の「写実」をそれぞれが消化し、帰国後独自の画境を築いた画家たち
入江波光(画像右上)、小野竹喬、竹内栖鳳、土田麦僊、小杉放庵、小林古径、速水御舟などの作品。(第一部)
戦後新しい日本画の技術、それぞれのアプローチによって西洋の風景をテーマに挑戦していった日本画家たち
伊東深水、児玉希望、堂本印象、東山魁夷(画像左上)、山口華楊、横山操などの作品。(第二部)
どの作品もこうした視点から眺めてみるとなるほど素晴らしく個性的で、
「全ての画家が結局は日本人であることを自ら確認し、そして日本画家であるということを絶対に捨てなかったのだなぁ」という実感を得ることが出来ました。
そして、その気持ちのまま、常設の荻須高徳の作品群を眺めてみると・・
洋画家であった荻須もまた最初から最後まで日本人らしい巴里風景を描き続けた誠実な画家であったと思いました。
小規模ではありましたが、何故かほっとする展覧会でした。
美術館には何か一つ、ほっとする要素が大切なように思います。
終わってしまったぁ~とあきらめてはいられませんでした!!
この展覧会は岡山県笠岡市で今月14日(土)より来年1月26日(日)まで巡回開催されます。
お近くの皆さまはどうぞご覧になってみてください。
「冬」をテーマに名都美術館さんのコレクション作品が展示されています。
伊藤深水を中心とした華やかな美人画作品が並ぶのなかに
横山大観の富士、川合玉堂の雪景があり、新春を待つ展覧会にふさわしい
豪華な内容です。
2階の特別展示では 堀文子 -生命の輝きを求めて-が開催されています。
今、堀文子さんの作品はとても人気がありますね。
90歳を超えられ、好奇心旺盛に、けれどとても真摯に対象をとらえようとする
画家の姿勢が作品に感じられるからだと思います。
展示数はそれほど多いということはありませんが、デッサンなどもあり
より身近に堀先生の作品を鑑賞できる機会でした。
伺ったのは日曜日でしたが、来館者が少なく、ゆっくりと自分のペースで館内を歩くことができました。
両展示とも12月23日の祝日まで、
来年1月18日からは
上村松園の魅力-本画と下絵を一堂に-
が始まります。