つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

絵本

2019年01月22日 | 日記・エッセイ・コラム


まほちゃんが、プレゼントをくれました。

なつみちゃんグッズ。

付箋とマスキングテープ。

私の必需品です。

「なつみちゃんグッズ??」と私が聞くと、「絵本のキャラクターで、今人気なんですよ」とまほちゃん。彼女はいつもわたしに新しいことを教えてくれます。

急に絵本が見てみたくなってAmazonさんにお願いしました。




おーー、わたしはなんにでもなれる!!


この毛糸っぽいパジャマらしきパンツも私のとそっくりです👖🧶



絵本は頁を開くのがお楽しみなので、ここでは余りご紹介できませんが、こんな感じです。








さて、なつみちゃんはなにになりきっているのでしょうか?

なにかの踊り?ってお母さん。

私は絶対鏡餅だと思いました。






そういえば、なつみちゃんはそういう手つきをしていました。

楽しいですねぇ〜

絵本を買うのはとても久しぶりで、ウキウキしました。

また絵本を買ってみることにします。

まほちゃん、楽しいひとときをくださってありがとう😊

さはしなつみより

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佐藤玄々展

2019年01月14日 | おススメの展覧会、美術館訪問



連休中に碧南市藤井達吉現代美術館さんに伺い

生誕130年 佐藤玄々(朝山)展を拝見しました。

朝山は明治21年福島県の相馬市に生まれ、昭和38年まで、日本近代彫刻に大きな足跡を残した芸術家です。

とはいえ私も山崎朝雲のお弟子さんという認識くらいしか持たず、「狛犬」にご興味があるとおっしゃられたお客様に

この展覧会をお教え頂き、また以前からお世話になっています学芸の先生が関われるお仕事と知り、早速出かけた次第です。

 





近代彫刻といえばやはり、高村光雲、光太郎、平櫛田中、小張孤雁、そして碌山などを思い出しますが、
この朝山は大正時代にフランスに留学してブールデルの指導を受け、西洋彫刻を学んだということですので、それ以前の彫刻家が扱うような歴史的、宗教的題材、例えば大黒様の彫刻一つをとっても、全てに「魂」というには大袈裟かもしれませんが、作家の意思、芸術的創作意欲というものをつぎ込んでいるという印象を受けました。

職人から個人へ、そして仏像や置物から、芸術作品へ、まさに近代化に尽力した彫刻家という印象を受けます。

 

 

 







作品達の重量感は、木彫作品とは思えないほどのもので、今迄ブロンズ作品にしか感じた事のない感覚を覚えました。

 

上のパンプレット 2の「冬眠」蝦蟇の姿はまさに内にエネルギーを込めて作られています。


またその仕上げ、肌合いも材料の見極め、それによる刃物の当て方によりそれぞれに微妙な風合いを出しています。

 

3の白菜はよく木彫家がその技を競うかのように表現する題材ですが、そのスタンスは違い、白菜の大きさ、重さ、外葉の乾き具合などが木彫作品として表現され好ましく感じれました。

木彫作品の彩色については、大工で晩年椿ばかりを彫っていました父の苦労を目の当たりにしていましたので、大変興味深く拝見しました。

そして5の麝香猫(じゃこうねこ )には圧倒されました。

岩絵具を使っているとどうしても材料である木にに馴染んでいかないというような記述を読みましたが(曖昧な記憶で恐縮です)水彩絵の具などにいろいろな物を混ぜて試行錯誤し、この大変美しい光、色彩を生んだのだろうと想像します。


玄々は師匠の朝山に破門にされたために名付けた名前と聞いていますが、その玄々の代表作、日本橋三越本店に設置されている「天女 (まごころ)像」が実際には見られず、3D映像のお部屋が設けられていましたが、やはりこの天女像が見たい!という気持ちが一層強くなってしまいました。

まごごろの像除幕式

 



その点でも少し地味であるのか?と思える展覧会でしたが、佐藤朝山が一生にした仕事の量に比べ、アトリエ消失などからこうした展覧会では多くの作品を鑑賞できないという事実に際しながら、この展覧会を開こうとされる美術館さんの「意志」に心をうたれましたし、何と言っても家に戻ってからの印象。。玄々作品のインパクトの強さに今頃驚いています。


この展覧会は既に福島美術館さんの会期を終え、碧南で2月24日まで、そして3月にはいよいよ三越本店さんで開催される予定だそうですので(6日から12日まで)関東圏にお住いのお客様はこちらにお出かけくださればよりお楽しみいただけるかと存じます。

求龍堂さんから図録が出ています。よろしかったらこちらもご参照ください。

佐藤朝山作品図録

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包装紙

2019年01月14日 | 日記・エッセイ・コラム

年末から 年始にかけて タイに おでかけになられたお客様にお土産を頂戴しました。

タイ🇹🇭‼️

やっぱり何かご縁があるのでしょうか?

こちらのお客様はご家族でお出かけになられ、奥様が食あたりのような状態になられてしまったそうです。ジュースなどに入っている氷などにも気をつけなければいけないのですね。

 

お嬢さまのご希望通り、やはり象さんには乗られ、そのほかは楽しまれたご様子でいらっしゃいましたが、大変なご旅行になられました。

 

 

 

それにしても、食事が体に合うとタイから連絡してきた息子って。。

 

 

 

 

 

 

とってもステキなお土産を頂き、またこの包装の箱なども気に入って大切に残そうと思っていますが、ここに描かれた絵の男性が全て主人や息子に見えてきて困ってしまいました😅

 

 

 

 

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お客様よりのお便り

2019年01月11日 | お客様よりのお便り

いざ仕事を始めれば、やはり「てんてこ舞い」のわたくしです。

しかも、昨日、今日の名古屋はとてもお寒いのですね

動きというか、段取りが悪くなってしまって困ります。

 

 

さて、このことをずっとブログに書かせて頂きたいと思いながら、遅くなってしまいました。年末に思いがけず、お客様からお便りを頂戴いたしました。

みなさまもきっと覚えていてくださるでしょう。

 昨年当店で扱わせていただいたこの梅原龍三郎の素描をお求め頂いた女性のお客様からのお便りです。

大変嬉しく読ませて頂きましたので、勝手ながら少しこちらにご紹介させていただこうと思いました。

 

「今までいただいた作品は見ていて飽きのこないもの物ばかりです。

梅原先生のデッサンもすばらしく、北京滞在はS14~17年頃との事なので、あのモデルの女性がその後大変な時代をどのように生きられたのかと思いを馳せてしまいます。」







この梅原の婦人像を私も気に入り、何度も眺めさせていただきました。

作品を観ながら、梅原のこの時代の心境や北京の女性たちにどのような興味をもったのか?ということは何度か考えましたが、このモデルさんご自身がどのような人生を送られたのだろうかということに思いを馳せることはありませんでした。

 

ですから、お便りを読ませて頂いて、佐橋も私も心が洗われたように感じ、年末に、新しく迎える年への「力」をいただいた気持ちになりました。

 

このお客様には、佐橋が大のお気に入りでした山口薫の顔の素描もお持ちいただきました。

佐橋はそれを思い出し、「この方に薫をお譲りしてよかった」とも言っていました。


お納めさせていただいた作品をお客様が大切にしてくださり、お楽しみくださっているのを感じさせていただくとき、私どもはとても幸せな気持ちにさせていただきます。

 

『永遠』は、画家にとっても、画商にとっても、そしてコレクターの皆さまにとっても儚い夢ですが、せめて今ご縁をいただいた目の前の作品を深く鑑賞し、この作品を絆として出会わせていただいた皆さまとともに、人生を丁寧に進みたい。皆さまに優しいエールをお送りし、また受け取らせて頂きたい、、そんな気持ちでいっぱいになります。

 

結局てんてこ舞いになりながら、今年も仕事をさせていただくのでしょうけれど。。

今年も皆さまに助けて頂き、お力をいただきながら頑張ろうと思います。何度でも

「今年もよろしくお願い申し上げます」

 

※作品画像は数日間だけ掲載させて頂きます

 

 

 

 

 

 

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手拭いのオバケ

2019年01月09日 | 手ぬぐい
久しぶりに手拭の整理をしようと思いました。



小さな引き出し一つ分と大きめのお海苔の缶一つ分。


これ以上は集めない、処分すると決めていますが、実はもう一箱分、画廊に置いて有りますし、佐橋の分も入れるともっと沢山になります。

手拭いは丈夫で悪くならないので便利ですが、増え続けると置き場所に困るのですね。




去年一年間で、古くなった手拭いであずま袋を沢山作ったり、半分に切って布巾にしたりして減らし、やっとまた少し新しい物を集められるかな?と思ったところへ


年末の画商同士の集まりに参加した佐橋がゲームの中で競り落としてきてしまったのです。


これを!



手拭いのオバケ!

正確にはお相撲さんの浴衣地です。

きっとどなたか後援会の方がいらしたのでしょうね。

いくつかの雑貨と組み合わせてこれを佐橋が買ってきました。




これは困った。もう新しい手拭いどころではありません。

お相撲さんは大きいから布巾にして使っても一生の間に使いきれるかどうか?

浴衣を作っても、柄でちょっと目立ってしまいそうです。そして必ず布が余ります(~_~;)









考えに考えて、、新しくしたテーブル用に買おうと思っていたテーブルセンターを諦めて、この生地をそのまま使ってみる事にしました。



大関昇進の熨斗包みを開いてみると、なかなかお洒落な狼のデザイン。

栃の心さん


おお〜去年大活躍されて大関になられたジョージア出身の、あの胸毛の!


縁起が良いには良いのです。





しばらく、栃の心さんの応援よろしく、この食卓でご飯を頂こうと思っています。


のりが効いているので、汚れてもすぐ洗い流せます。

第1汚れてくれないと、新しい手拭いが買えません😭


頑張れ、栃の心さん!

頑張れ、手拭いコレクション!



















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