つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

お客様よりのお便り

2021年04月30日 | お客様よりのお便り
いつも、展覧会のポスターやカレンダーで素敵な封筒を作ってくださるお客様からお便りを頂戴いたしました。

先日、店にお立ち寄りいただいた際に、私がかなり強引に💦過去に美術館さんにいただいたポスターをお渡しし、「また封筒を作ってください」とお願いしたのでした。

まず送っていただいた封筒を拝見。封筒の正面に華やかな瓶花が見えています😊きっとポスターの切り取り方にかなり工夫をしてくださっているのですね。ところで、あれ?この瓶花、誰の作品かな?。。遊亀さんか?わからず。。

この切手も私は持っていないなぁ。可愛いなぁ〜🐥

早速封を切らせていただくと、




いつものお上手な絵と封筒が沢山!


牛若丸と弁慶はきっと5月のイメージで描いてくださったのだと思います。今回も楽しい作品です。

葉書の裏には「過日いただいたポスターを封筒に仕立てておりますが、今のところ、80枚ばかり
完成致しました。封筒としてバランスの良いものを十枚(縦型5横型5)同封いたします。」と書いてくださいました。





その十枚がこちらです。圧巻です。とても嬉しい‼️

見覚えのあるポスターも、全く記憶にないものも😅、大変美しい封筒に生まれ変わりました。
センス抜群❣️







裏も、スッキリとオシャレに。



お作りくださったのは、まだまだお若くていらっしゃいますが、私の先を歩まれる人生の先輩です。

大津絵がお好きでいらっしゃるので、今までも色々と情報交換、又お教えいただいたことが沢山ありますが、

おうちにいらっしゃる時間が長くなり、きっと年齢を重ねられることや、このコロナのことで不安に思われたり、悲しくなられることも多くおありだったと思います。

この封筒一つを見てもわかるように、とてもお優しい方なので、こうして絵を描き、封筒を作り、教え子さんや、お友達、そして私たちにまで、お送りくださることにさえ、少し勇気を持たれたと想像するのですね。


手で描かれた、作られた作品、製品、日用品を見れば、その作り手のお気持ちがわかる。感謝が生まれる。

何もできずに過ごしてきてしまった人生ではありますが、そして自分は不器用で何も作ることはできませんが、
せめてこれからも作品や手作りされた物を拝見し、感じ、その存在に共感できる心を自身に育ててゆきたいと願っています。


いただいた封筒が勿体無くて、あまり使っておりませんので、随分手元に溜まってきました。

季節に合うものから、少しづつ使わせていただこうと思います。各お客様のお手元にお届けできることもあるかと存じます。
どうぞお楽しみにお待ちください。












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先週の佐橋美術店

2021年04月26日 | 佐橋美術店の展示・展覧会
今朝の名古屋は肌寒く、早起きの私は思わず少しの間ガスヒーターの前で暖を取りました。

衣替えもためらわれ、暖房器具も出しっぱなしでゴールデンウィークに突入しそうです。

コロナの問題も、原子力をはじめとする環境問題にも、私たちは右往左往しながらきっとこうしてダラダラと付き合っていくのだろうなぁと思えます。

先週も、ご来店のお客様方と楽しくお会いすることができました。








それぞれのお客様のお好みを想像し、少しづつ掛け替えをしながらの1週間でした。

特にうれしく感じられましたのは、私たちが開店当初より大変お世話になり、ご厚情を賜りましたお客様のお孫さんが
ふとご来店をくださったことです。お爺さまにあたられるお客様はしばらく前にご他界になられましたので、私たちには
思いがけず、お懐かしく、感動的な出来事でした。

30代半ばを過ぎられて、お仕事のこともあり美術品に少しご興味をお持ちになられたとのこと。

コレクター様のご家族さまは、御子息の代より、幼い頃から美術品に囲まれていらっしゃったお孫さんの代にその血が引き継がれることが多くありますが、まず作品を見てみよう!とお思いいただけたことを何よりも幸せに感じました。




このお客様には、梅原もお納めさせていただいたので、もしやと思い「ホノルル」を飾らせていただきましたが「梅原はボヤッとする作品もあるけれど、これはきちんと描いてあっていいですね」とこちらが何もお伝えしなくても、ご興味を示してくださりとてもうれしくなりました。




この清方もよくご覧いただきました。
お爺さまは、日本画も沢山お持ちでいらっしゃいました。


画商という仕事に、色々な醍醐味を感じることは可能だと思い、また自由だと感じますが、
私たちはやはり真の美術品だけが実現できる「つながり」「未来」に信頼を寄せて仕事をしたいと願って参りましたので
こうした現実の1日を過ごせました事をとても光栄に感じました。




コツコツと!が時にはだらだらと!になってしまっても、自分や仕事を積み上げていくこと、
やけにならずに付き合っていくことが大切なのではないかと思えた1週間でした。

今日は交換会に出させていただく仕事がありますので、気をつけてしっかりと。

そして、明日からまた元気に店を開けさせて頂こうと思います。







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筧 忠治

2021年04月23日 | 筧忠治
久しぶりに筧忠治のエッチング作品を出し、ショーウィンドウの小窓の上に飾らせていただきました。

「堀川端」と「猫」です。







世の中には猫好きの方が多くいらっしゃるようで、いつもより多くの方が小窓の上をご覧になってくださっています。



筧忠治は1908年愛知県一宮市生まれ、高校卒業後愛知県測候所に勤め、68年の定年退職まで職業画家として活動を続けました。
自画像を始め、猫など独自の世界観と画家としての実力を持ちながら、最後まで全国区の画家となることはありませんでした。

ですから、エッチングの出来栄えの割にはお値段も3〜5万円とお得感があるかと存じます。


額装をしていない「まくり」の状態でしたら、他にもいくつかの作品を所蔵しておりますので、ご興味をお持ちのお客様はメールなどでお声がけいただければと存じます。

愛知県刈谷市美術館さんのサイトに資料を見つけました。よろしければご覧ください。


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山口蓬春展

2021年04月19日 | おススメの展覧会、美術館訪問
久しぶりに展覧会場に伺う事が出来ました。

日、月曜日にお休みを頂いても、月曜日は美術館さんのお休みが多く、いつも混雑を覚悟して日曜日に会場に伺っていました。

感染問題が起きてからはそれも出来ず、残念に思っていましたので、今日のデパートさんの展覧会へは気持ちも楽に伺えました。
午後、混雑はしておりませんでしたがやはりご婦人が多くいらっしゃいました。

蓬春は、戦後すぐの朝顔と貝をを描いた「夏の印象」や白くまを描いた「望郷」に代表されるような、近代的で複雑な構成と明るい色感に支えられた作品、よく「蓬春モダニズム」と言われる作品群が圧倒的に良いと思っていましたが、今日はどちらかというと戦前の作品、蓬春らしさが作られようとした時代の作品に興味が湧きました。




昭和14年 泰山朴




こちらの動画をご覧くださると会場に伺わずとも、蓬春の作品をお楽しみいただけるのではないかと存じます。




よろしければご覧ください。





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飼育の日

2021年04月19日 | 日記・エッセイ・コラム
今日は飼育の日だそうです。

このブログを書かせて頂いているgooさんからお知らせがありました。

ペットのことをブログに書きませんか?

ですから、ブログ宣伝の絶好のチャンスとみて息子のところのボストンテリアのモノちゃんに
久しぶりにご登場願いました❣️


モノちゃんは2歳の女の子です。

ボストンテリアは、なかなか活発な犬種で、やんちゃなところもありますが、
感受性がとても豊かで、人間の気持ちのよくわかるワンちゃんです。


私はワンちゃんを飼ったことがないので、昨年孫が誕生したとき、仲良く一緒に暮らせるのか?
ととても心配をしていましたが、モノちゃんは赤ちゃんが泣くと手や足を舐めてくれたり
自分のおもちゃを赤ちゃんに取られても、怒ったりせずなんとか取り戻そうと
工夫してくれたりしながら、孫の「お姉さんと」して立派に過ごしてくれています。




先日息子の家族は愛知県内の佐久島という小さな島に遊びに行ったそうです。





佐久島は1996年からアートな島を目指して町起こしに力を入れています。



島に渡るのには20分ほど船に乗らなくてはなりません。

ペットはゲージやカゴに入る大きさなら同乗できるそうです。





少しの間ここに顔も隠して、モノちゃんは、大きなエンジン音にも耐えて島に渡ったそうです。

それでも、お留守番よりも家族と一緒に過ごしたい!

ワンちゃんはそう思っているのだと感じ、この写真を見て、モノちゃんが益々愛おしく感じられました。

ブログの宣伝に、これからも時々モノちゃんにご登場願おうと思っています。







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