クリスマスセール

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毎年年末の短い期間にクリスマスセールを開催させていただきます。

いつも展覧会をご覧くださるお客様方にご案内を差し上げることはせず、ただ立て看板を店の前に出し　通りがかりの方々にお知らせするだけの小さなセールです。

今年後半に仕入れた作品を中心に普段はギャラリーに飾ることのない版画などの作品を、皆様にお知らせしないわりにはお値打ちに展示させていただいています。

セールといってもご来店のお客様は少なく静かなものですが、それでも新しいお客様がふとお立ち寄りくださり、私たちには楽しみな年中行事となりました。

寒くなるとギャラリー裏の事務室でレッグウォーマーなどたくさんの重ね着をして仕事をしているものですから、お客様のご来店の少ないセールと決めつけ油断していると、とんでもない恰好でギャラリーに出ていってしまうこともしばしばです。今ではこれもまた当店の持ち味となっておりますが・・

今年も残り少なくなりました。

おかげさまで佐橋美術店は今年も無事仕事納めを迎えられそうです。

お支えくださった多くのお客様に心より感謝申し上げます。ありがとうございます。

皆様どうぞお障りなく御越年くださいますように。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　佐橋美術店　佐橋雅彦　夏美

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぜんぶ！やなせたかし！京都国際マンガミュージアム

佐川美術館を見学した後はそのまま京都に入りました。

夜６時少し前に到着しましたので残念ながら展覧会自体を見ることはできませんでしたが、京都国際マンガミュージアムのショップでやなせたかしさんの絵葉書を買うことが出来ました。

このミュージアムは京都市中京区烏丸御池にあり、廃校となった瀧池小学校を改修して開設されたマンガの博物館です。クリスマス模様にライトアップされた旧校舎が京都の町に美しく映えていました。

今回はアンパンマンでお馴染みのやなせたかしさんの展覧会が企画されています。 私はやなせさんの作品が大好きです。 せつなさと愛おしさと…その作品を見ていると何故か勇気が湧いてきます。

絵は決してお上手だとは思えませんが、そこにはいつも小さな哀しみが描かれています。

哀しみは、ささやかで美しい愛を生み　それこそが絵画の真実だと思えます。

 

みんなみんな生きているんだ友達なんだぁ～

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脇田和展 佐川美術館

師走も半ばをすぎ一段と寒さがまして参りました。

そんな中をどうしても脇田和の展覧会が見たいと思い、滋賀県にある佐川美術館に出かけて参りました。

名古屋から新幹線と電車、バスを乗り継ぎ、１時間40分ほどでたどり着きました。

佐川美術館は佐川急便４０周年の記念事業として建設され、日本画家平山郁夫さん、彫刻家佐藤忠良さん、陶芸家楽吉左衛門さんの作品を中心に展示しています。

今回は企画展として脇田和展が開催されました。

脇田和は1908年生まれ、2005年没の洋画家です。

脇田の魅力は色彩感覚の素晴らしさにあると私は思っていますが、 四十代後半からの作品が展示された今回は、特に七十代、八十代の作品に魅了されました。『調和』という言葉がビッタリの作品があり、寒さと師走の慌ただしさに縮みこんだ心をフワァ～と自由に解放して貰えた気がいたします。