つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

オオカンザクラ

2017年03月27日 | 日記・エッセイ・コラム

今年は特に・・ご紹介が遅くなってしまいました。

名古屋市東区泉~白壁の大寒桜(おおかんざくら)が満開となりました。

 

(通りの名前がわかりません。下の地図をご覧ください。ちなみにピンクの丸は当店の

ある場所です)

今日は風が強く、随分散ってしまっていますが、ソメイヨシノよりピンクが濃く

長い並木道ですのでとても華やかな印象です。

こんなにお寒いですし、特にお花見のスポットや休憩所、お店があるわけでないので

おススメもできませんが、車や歩いての通り抜けはお楽しみいただけるかと思います。

お近くにお出掛けの際は是非ご覧になってみてくださいませ。

 

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日本のおしゃれ展

2017年03月24日 | おススメの展覧会、美術館訪問

 

美術品以外の展覧会には普段あまり出かけません。

けれど、ふと広告が目について、お近くですので今日の午後一人でふらりと出かけて参りました。

 

池田重子コレクション 日本のおしゃれ展 最終章 名古屋栄三越7階 3月22日~4月3日

 

着物は、色、質感の取り合わせによって幾通りにも美しさが変化していくこと、

また四季の変化を着るもので表現できることに、大変魅力を感じます。

が、様々な「制約」を自分にかけてしまいやすい女性は、

この「自在」なはずの着物のおしゃれに

ついつい「無難」を求めてしまうようにも感じます。

 

この池田さんのことも何も知らずフラッと入場してしまいましたが、

展覧会のほとんどを占める着物のコーディネートにギリギリの勝負をしかけていらっしゃる。

着物、帯、帯締め、帯揚、襟。。一つ間違えると

品が悪く、やりすぎになってしまうところギリギリに

着物ならではの華やかさと美しさを見事に表現されていて驚きました。

おしゃれには女性の意思、意気込みが表れるのだと改めて感じました。

池田さんは2015年に89歳で他界されましたが、

コレクションのきっかけは50歳を過ぎたころに出会った

一個の帯留めからだと聞きました。

まだまだ行ける!何をどうしようというのか自分でもわかりませんが

ワクワクする元気の頂ける展覧会でした。

 

 

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あべのハルカス美術館さんと東洋陶磁美術館さん

2017年03月21日 | おススメの展覧会、美術館訪問

昨日は思い切って大阪まで行って参りました。

そして、以前から見たいと思っていた展覧会を観ることができました。

まず東京で伺うことのできなかった、梅原龍三郎とルノアールの展覧会を

あべのハルカス美術館さんで。

梅原の視線でルノアールを見ると、不思議にもルノアールの作品が大変ナーバスなものに感じました。

また、梅原がルノアールの何に感動し、何を吸収して大成していったかを改めて理解できたように思います。

先にご覧になったお客様と佐橋が絶賛していたセザンヌの林檎も素晴らしい作品でした。

何が素晴らしいと言って、作品が横長のコレクターサイズであることが一番だったと思います。

「買えないけど欲しい!」そう思えるだけでウキウキしてきますものね。

 

東洋陶磁美術館には北宋時代の青磁、水仙盆を見に行きました。

連休ということもあって混雑し、入場に制限がありました。

入場に並ぶことを覚悟して、まず入場券だけを買っておこうと窓口に行くと

「お客様!お客様!チケットを買うかたもこちらにお並びください」と

係員さんに呼び止められ。。大阪のおばちゃんならぬ、名古屋のおばちゃん丸出しとなりました

水仙盆は本当に綺麗でした。

どちらの展覧会も26日日曜日までの開催です。ご紹介が遅くなり恐縮でございますが、

お近くのみなさまは是非お出かけくださいませ。

 

大阪に行くとテレビを見ているかのように、あちらこちらに関西弁が飛びかい不思議な感じになります。

名古屋から新幹線で1時間弱の場所なのに。。40分先の京都弁とはまた違う違和感です。

この違和感こそ、旅行の楽しみなのだと気づきます。

しばらく美術館巡りをお休みしていましたので、桜の時期からまた再開したいと思っています。

毎年春には新しい食器が欲しくなりますので、器のお店も一緒に巡りたいと考えています。

新しいお店を見つけたらまたご紹介させて頂きますね。

 

 

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一本のお電話から

2017年03月15日 | 日記・エッセイ・コラム

今日は、色々なことがありました。佐橋は一昨日に続き、東京に出張。

朝から1人でアタフタと頑張って、疲れたなぁと思っていましたが、

午後にあるお客様からお電話を頂き、お話をさせて頂くうちにまた元気が出て参りました。

お久しぶりのお声。

梅原のデッサン「浅間山」の煙の描写についての情報をいただきました。

カテゴリーの梅原龍三郎の記事「デッサン浅間山 再び」の最後に

追記をさせて頂きましたので、ご興味をお持ちくださいますお客様は

お読みいただけたらと存じます。

 

「どんな方達が絵をお買いになるのですか?」

当店にお立ち寄りくださるお客様がたの、ご質問のなかによくあるお尋ねです。

 

法人様、企業のオーナー様、お医者様、自営業のみなさま、公務員のみなさま、

各企業にお勤めのみなさま、投資家のみなさま等々

最近はそのジャンルに 政治家のみなさま がなくなったかな?!と思いますが

職業でお伝えすれば本当に様々なお仕事につかれていらっしゃるお客様がいらしてくださいます。

 

そして、お仕事によって「絵との向き合い方」「絵の見方」がそれぞれ違っていらっしゃることにも

面白味を感じています。

 

例えば お医者様はやはり普段から「診る力」を養っていらっしゃいますので

絵をよく見てくださる。長く、きちんと観てくださる。

そして、ご自分の眼やお好みを安易に曲げたりしない、絵画に惚れ込むお気持ちが強い、そんな印象を受けます。

また皆さま、大変お勉強家で、よく画集などをご覧になっていらっしゃり

私達も助けて頂くことが多くあります。

 

 

例えば企業のオーナー様は「癒し」「力」になる絵をお求めになることが多く、

お好きな絵、お嫌いな絵がはっきりとされている。

また、大変 なさけ=情 に厚く、どんなに遠くにいらしても私達に何かあると

サッと察知し、手を差し伸べてくださる・・お買い物がお上手でいらっしゃるところを

私達も見習いたいといつも思っています。

 

お勤めの方達は、意外にも「しぶい」お好みの方が多くていらっしゃって、

「絵を持つ」ということに「晴れの場」をお作りくださる。

私達はいつも、淡々と、粛々と作品をお納めする気持ちの良さをいただきます。

 

自営業のみなさまとは、私達自身が「お仲間」の意識をとても強く持っています。

お店を大切になさっていらして、その為に作品をお求めになることが多く

ていらっしゃる。

選ばれる作品は「深み」を増してゆかれます。また欲求と抑制のバランスのとり方が

とてもお上手なので、我慢をされるときはきっちり我慢をされる印象があります。

 

 

 私の勝手な印象をお伝えしましたので、

ご不快をお感じになるお客様もいらっしゃるかと存じます。

失礼をお許しください。またそんなことはない!というご意見もぜひ

お願いいたします。

 

では、画商はどんな絵を好む? とお尋ねになられるのが一番困ります。

「お金儲けのできる絵」 ではちょっと悲しいですものね。

宿題にさせて頂いて、長考いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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有元のカレンダー

2017年03月15日 | 日記・エッセイ・コラム

カレンダーがまだ2月のままになっていました。

 慌ててめくってみると

先月の「こたつに丸まっている私」につづいて

この作品。

 

笑えてしまいました。

 

「ノックアウトされた私」とでもタイトルを付けたくなります。

 

正式なタイトルは「アレグロ・アッサイ」

音楽用語で「非常にはやく」という意味だそうです。

 

非常にはやく時が過ぎることに驚き、また非常にはやく時が過ぎて欲しい気持ちに

もなって、ノックアウトされそうになる自分。

 

本当に

2017 有元利夫のカレンダー-には癒されます。

カレンダーの新しい楽しみかたの発見です。

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