今日は、 海音寺潮五郎記念館の年間最大行事、文化講演会。
今年度の講師は、女流歴史作家、永井路子氏にお願いした。
演題は「女性の日本史―そのプロフィールを覗く―」でした。
永井氏のファンは多く、遠く長崎佐世保からいらした方や仙台からいらした方、
大学の貼ってあったポスターを見た大学生など沢山の方が集まった。
会場が狭いので心配したが、無事全員が座って聴いていただけホッとした。
お話の中心は、今注目の女帝の話で
女帝は、単に祈りを捧げるだけで、政治的なことは行わなかったとか、
男帝が生まれ執務がとれるまでの単なる「緊急避難的」「中継ぎ」だというのは、
長い歴史から考えると誤りで、古代の歴史では
立派な政治手腕を発揮した女帝が大勢いたし、
中世も女性の実家が政治の中心になることが当たり前の世の中であった。
というような話を氏の豊富な知識を元にお話しして下さり、さすが大作家。
本当に面白かった。
聴きに来てくれた友達も、「楽しくて良かった」といってくれてホッ!
会場にはミニ「永井路子展」の部屋をつくって展示を行った。
講演後、永井氏も見学して海音寺潮五郎記念館にある資料等、熱心に見て下さった。
私は先生をお宅までハイヤーでお送りする役で、
会場からご自宅まで短い時間ではあったが、
ハイヤーの中で2人だけでお話しできて感激!
写真はちょっとピンぼけになってしまったけど…
まあ許して下さい。