最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

差額ベッド室料金

2006-01-27 15:16:09 | 医療と健康
義父の通夜、葬儀は本人の希望通り、身内だけでこぢんまりと行いました。
天寿を全うして91才で亡くなったし、
誰も看病疲れでげっそりしている人がいなかったので、
「いまわのしおり」にも書いてあったが、くつろいだ雰囲気で陽気なものになりました。

さて、義父は救急車で最初S病院に運ばれ、すぐにICUに入り6日間過ごしました。
次に我が家の近くのY病院に転院して13日間過ごし、亡くなりました。
転院する時、Y病院の医師に
「大部屋が空いていなければ個室でいいですか?」
と聞かれた。家の近くが便利で是非転院したかったので
「もちろん、結構です」
と答えた。(最初から個室を希望したわけではない)
転院して4日目から、間質性肺炎のステロイドを多量に使う治療を始めた。
この治療をすると免疫力がひじょうに落ちるとの説明があり、
病室の入口に面会は2名までと書かれ、
入室の際、手を消毒してマスクをかけることになった。

S病院は転院の際、精算をすませていたが、ICUに入っていたので
もちろん差額ベッド料金はなかった。
昨日、Y病院から入院費の請求書が届いていたので支払いに行った。
請求書には13日分の個室差額ベッド料金が請求されていた。

ネットで調べたところによると

差額ベッド室(特別療養環境室)について

この中の

料金を求めてはならない場合があります。
2.患者さん本人の「治療上の必要」により差額ベッド室に入院した場合

○免疫力が低下し、感染症に罹患するおそれのある患者。

この条件に当てはまるのではないかと思って、
病院に行ってきいてみた。
最初は、こちらの希望で個室に入ったのでダメだと言われたが、
希望した事実はないこと、免疫力が低下すると言うことを医師から告げられていたこと
を言うと、病棟まで確かめに行って、ステロイドの治療をしていた期間は
差額ベッド料金はとらないことにしてくれた。
230,700円が90,700万円になった。
言ってみるものだ。


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6 コメント

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お疲れ様でした (ムンテラ)
2006-01-27 17:44:01
安らかなお顔で旅立っていかれたこと、近親者としては救われる思いですね。

お寂しいでしょうが、お疲れが出ませんようにお祈り申し上げます。



さて差額ベッド代ですが、今ひとつ不透明なシステムですね。

母の時も、ところてん式に大部屋に押し出された挙句、肺炎が悪化して個室に戻されたのに、差額ベッド代を請求されました。

今もって腑に落ちないことの一つです。
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お義父さまのように逝きたいです (iruka)
2006-01-27 23:49:04
お義父さまの最期のご様子、辞世の句やいまわのしおりのことを読ませていただきました。

お義父さまのご冥福をこころよりお祈りいたします。

いつも、今するべきことを自ら考え行動なさるmayakoさん、差額ベットについてもいろいろ教えていただきました。

私ごとですが、母が12月に階段から落ちて外傷性くも膜下で脳外科に入院いたしました。

そこで、今までに体験したことのない光景を目にし、(HCUも大部屋もopenな個室も)、驚きました。ひとりごとを語り続ける人、歌いだす人、怒り出す人(母です)、寝続ける人:::

看護師:患者=1:2のよい看護の病院だったのですが、精神的に不安定でわがままな母の姿を周囲に見せるのも憚られ、特別室を希望してしまいました。そして30日過ぎました。

まだ、自分で座ることもできないけれど、急性期は過ぎ、回復期の病院へと言われ、問い合わせてもらったが、いっぱいで入院できず、昨日家に帰ってきました。きょう、紹介状をもって、3人がかりで母を運んでリハビリのため、別の病院へ行ったところ、「どうしてもっと早くこなかったの?」といわれびっくり。紹介状が書かれた日付けが1月5日だったのには驚きました。

入院中、わけのわからないことが多かったので、つい書き込んでしまいました。

mayakoさんのように、すこしづつ知識を得て、質問できるようになりたいです。

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Unknown (mayako)
2006-01-28 11:32:05
ムンテラさま



確かに差額ベッド料金は不透明です。

だいたい大部屋が空いていないから

個室というケースは多いと思いますが、

本来、それでも自分が希望していないから

とってはいけないものらしいです。

ムンテラさんのお母さまの場合も

本当はとってはいけないような気がしますね。
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Unknown (mayako)
2006-01-28 11:40:18
irukaさま



そんなオープンな病室の病院もあるんですね。

だいたい、病院って何となく質問しにくかったり、

医師とも率直に話せない雰囲気のことが多いですよね。

医療側も患者側ももう少し話しやすくすることを

考えなくては行けないと思います。

患者側としては遠慮せずにわからないことはきいてみる

って姿勢が大事かなと思いますが…

こういう私も、案外これができなくて…
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個室・・ (R/S)
2006-01-30 11:21:37
差額ベッドについてmayakoさん情報の赤字の規定に関して詳しくは知りませんでしたが、確か治療上必要不可欠の場合は・・ということがあるのでは・・という常識的範囲では認知していました。



昨年までの母の場合は、何度か過去の腸手術後

癒着を誘引とする腸閉塞を起しやすくなっており、3~4ヶ月に一回ぐらいは緊急入院(2週間

ぐらい・・)をお願いせざるを得ないことが

何回かありました。

ときにはベットが空いてないので個室になりますが・・という場合があり、ベットが空いたら移動か可能です・・という事でしたが、後日、移して

いただけたのは1回だけ。

次から次へ入院してくる患者ありのようでベットは空かないのか・・個室のままで2週間と

いうことも結構あって・・、こちらとしても

(96~98歳)超高齢のことゆえ、まあそう

長い期間でもなしと・・空いたら移してくださ

いと度々は言い難いという感じ・・。



しかし、笑い話ではありませんが、お風呂が付いているからと言って点滴の病人が入れるわけで

なし、絶食だからお食事もカット・・なのに

旅に出たちょっとしたホテル並み?の1泊料金には

恐れ入りました!



高齢者医療で、医療費は2週間入院でも3万円から

お釣りが来る!?その10倍以上!がただ寝てる

だけの差額ベット料金というのはねえ~・・



母のお金だから・・残す必要もないんだし本人のために使うのだから・・なるべくいい環境で入院

してもらう方が・・とは思いましたが、これって

年を取って病気になって・・もし自分がお金を

もっていなかったら、こどもたちに迷惑をかける

ことになるからうっかり病気にもなれないってこと!お金ためてなくちゃ~と・・やれもしない

決意?!を思い出しました。



あわただしい1週間だったことでしょう・・

明日コートでお会いできますように・・

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R/Sさま (mayako)
2006-01-30 17:33:54
本当に!

適当な医療が適当に患者に与えられ、

適当な料金を支払うシステムって

難しいことです。(適当=適したの意)



明日は久しぶりにコートに行けそうです。
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