危険に立ち向かうときはゆっくりと！

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【贈る言葉】

険しい山に登るためには、最初からゆっくり歩くことが必要である。

　　　　　　　　　～シェークスピア～

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【本文】

■危険に立ち向かうときはゆっくりと！■

元Ｆ１レーサーの片山右京氏が富士山で遭難し同行の仲間二人は息を引き取り、自分だけ助かって自力下山しているところを救助された。

夏の天気のいい日なら、軽装でも登れる富士山も冬山となれば別だろう。

周りに山がないから風は渦を巻きながら吹雪となる。

プロの登山家でも遭難する危険性が高いということだ。

元Ｆ１レーサーに説法するつもりはない。

なぜならＦ１レースは常に危険と隣り合わせだもの。

全神経を研ぎ澄まし、ゆっくりとアクセルを踏み、エンジンを全開に持っていく。

早く走りすぎてハンドル操作を誤れば虎のしっぽを踏んでしまう。

虎のしっぽを踏めば虎に噛み付かれて下手をすると横転して炎上することもある。

危機に立ち向かうときは「ゆっくり、そして慎重に」をセオリーにすべきだ。

　　　　　　　　　＝　コンピテンシー宣教師　＝


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経営者は正しい原価を把握せよ！

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【贈る言葉】

どんぶり勘定では会社の問題点が見えなくなる。経営者が正しい原価を知らないなんて私からみたら放漫経営だ。

　　　　　　　　　～大山健太郎～

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【本文】

■経営者は正しい原価を把握せよ！■

ある大企業の役員の方と話をする機会があった。

部品を中国の日系企業やローカル企業に委託して生産させ、日本に輸入して東北の工場で製品に組み立てているのだという。

もちろん中国でも組み立てて最終製品を生産し、中国本土や欧米へも出荷しているそうだ。

コストダウンの効果を伺ったところ日本国内の部品メーカーよりも２０％以上安く生産してもらっているということだった。

「日本への物流費が加算されますね、さらに輸入後東北の工場への物流費も」と質問した。

「物流費は毎回違うので経費として扱っています」という答えが返ってきた。

「不良が出たらどうしていますか、工場で手直ししながら使うのですか」と質問した。

「返品できないから手直しして使うが、まれに国内で作り直すこともある。数値では捉えていない」という答えが返ってきた。

結局中国から部品を引っ張るビジネスの正しい原価が把握されていないのには驚いた。

　　　　　　　　　＝　コンピテンシー宣教師　＝


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