月曜日からのギックリ腰は、通院のお陰か、かなり良くなりました。
でも長い時間パソコンに座り切りは悪いので、短時間ずつに区切って
投稿することとします。
8年前の今ごろの、中国旅行レポートの続きです。
=============================
2001年2月5日(月) 曇り後雨
蘇州、上海観光、上海泊
=留園、寒山寺、虎丘、玉仏寺、豫園商場、上海雑技=
6時15分起床。6時45分朝食、7時45分にバスで出発する。
蘇州市は2500年前の呉の時代から。人口6百万人、面積8488
平方㎞。うち市内人口80万人、面積119平方㎞。年間降雨量1500
mm、6月~7月は梅雨がある。
自転車54万台、携帯電話5万台。産業は電子工業やシルク、電子
産業では日本との合弁会社も多い。観光客は年間1500万人。文化
都市でもあり、姉妹都市はベニスと金沢市だという。
蘇州は司馬遼太郎の「江南の道」にも記されているが、3百年前造
られた延長1800㎞の京江(きょうこう)?運河の町。中国のベニスとも
呼ばれる。
蘇州観光の最初は、まず8時に開園したばかりの留園へ。

留園は中国4大庭園の一つで300年前の庭園。山水を巡らした池
と幾つかの建物がある。

池の回りや特に中庭に立つ大きな太湖石が目に付く。

建物の壁面には古くからの著名の書家の書道が並んでいた。池と
樹木と石、そしてそりの多い建物など、確かに名園の様相だが、なに
ぶん冬景色と曇っているため色彩に乏しく、モノクローム的でうす寒
い雰囲気であった。

次は水路の横を寒山寺へ向かう。

寒山寺にも、小さい赤提灯を数個ずつ吊した正月の飾りがたくさん
下がっている。

ここの住職は現代中国の著名な書家とのこと。ちょうど書いておら
れ、ツアー客の1人が、2万円の寄付をして展示してあった書をいた
だく。市価はもっとするようだ。

聴鐘石と彫られた古い石があった。境内にロウバイが咲く。

水の町蘇州には古い石橋が390あるという。

運河と古い町並みなどを見ながら虎山(こざん)に着く。

広い一枚岩の庭、古い書家の書を壁面に刻んだ湧水などがあるが、
有名なのは最上部に立つ中国のピザの斜塔といわれる、15度傾いた
八角形の六重塔。建築中に地盤沈下で片側が沈んで傾いたという。

補強工事で傾斜は止まっているが中には入れない。広い境内を回る
2人で担ぐカゴが客寄せしていた。料金は20元とのこと。
3ヶ所の観光を終え国営のシルク店に行く。精細な刺繍をしている
技能者の作業を見た後売店へ。薄い布の表と裏に一連の糸で全く違
うデザインの刺繍をした品があった。凄い技術だ。値段は22600元
(約32万円)だった。

上は、裏表が違う製品のひとつ。下も販売している刺繍の商品。

蘇州から高速道路で上海に向かう。上海インターを出て市内に入る
路線は片側4車線だが車が多く渋滞。他の都市では数少なかった乗
用車も日本並に多い。林立する高層ビルには大きなパラボラアンテナ
が幾つも並ぶ。1時間余りで市内に入った。
現地案内人傀(ぎ)さん(女性)の待つモンゴリアン焼き肉店で昼食。
何種類もの野菜や肉類、果物などの並ぶケースから食べたい物を取り、
好みの調味料をかけて、大きな鉄板の所にいる焼き肉職人に渡すと、
1分前後で焼いてくれる。西欧系の観光客も何人も食べていた。
仕事で現地の人と会うという6人のグループメンバーは、ここで午後
のコースから離れる。
食後、隣にある玉(ぎょく)彫り工場へ。電動の彫刻用ドリルで、半透
明の玉やひすいを何人かの職人がそれぞれ彫っている。

職人はマスクと帽子をつけているが、粉塵が飛び交い肺には良くなさ
そう。外で若いデザイナーが、フリーハンドで玉の板に龍を描いていた。
(続く)
でも長い時間パソコンに座り切りは悪いので、短時間ずつに区切って
投稿することとします。
8年前の今ごろの、中国旅行レポートの続きです。
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2001年2月5日(月) 曇り後雨
蘇州、上海観光、上海泊
=留園、寒山寺、虎丘、玉仏寺、豫園商場、上海雑技=
6時15分起床。6時45分朝食、7時45分にバスで出発する。
蘇州市は2500年前の呉の時代から。人口6百万人、面積8488
平方㎞。うち市内人口80万人、面積119平方㎞。年間降雨量1500
mm、6月~7月は梅雨がある。
自転車54万台、携帯電話5万台。産業は電子工業やシルク、電子
産業では日本との合弁会社も多い。観光客は年間1500万人。文化
都市でもあり、姉妹都市はベニスと金沢市だという。
蘇州は司馬遼太郎の「江南の道」にも記されているが、3百年前造
られた延長1800㎞の京江(きょうこう)?運河の町。中国のベニスとも
呼ばれる。
蘇州観光の最初は、まず8時に開園したばかりの留園へ。

留園は中国4大庭園の一つで300年前の庭園。山水を巡らした池
と幾つかの建物がある。

池の回りや特に中庭に立つ大きな太湖石が目に付く。

建物の壁面には古くからの著名の書家の書道が並んでいた。池と
樹木と石、そしてそりの多い建物など、確かに名園の様相だが、なに
ぶん冬景色と曇っているため色彩に乏しく、モノクローム的でうす寒
い雰囲気であった。

次は水路の横を寒山寺へ向かう。

寒山寺にも、小さい赤提灯を数個ずつ吊した正月の飾りがたくさん
下がっている。

ここの住職は現代中国の著名な書家とのこと。ちょうど書いておら
れ、ツアー客の1人が、2万円の寄付をして展示してあった書をいた
だく。市価はもっとするようだ。

聴鐘石と彫られた古い石があった。境内にロウバイが咲く。

水の町蘇州には古い石橋が390あるという。

運河と古い町並みなどを見ながら虎山(こざん)に着く。

広い一枚岩の庭、古い書家の書を壁面に刻んだ湧水などがあるが、
有名なのは最上部に立つ中国のピザの斜塔といわれる、15度傾いた
八角形の六重塔。建築中に地盤沈下で片側が沈んで傾いたという。

補強工事で傾斜は止まっているが中には入れない。広い境内を回る
2人で担ぐカゴが客寄せしていた。料金は20元とのこと。
3ヶ所の観光を終え国営のシルク店に行く。精細な刺繍をしている
技能者の作業を見た後売店へ。薄い布の表と裏に一連の糸で全く違
うデザインの刺繍をした品があった。凄い技術だ。値段は22600元
(約32万円)だった。

上は、裏表が違う製品のひとつ。下も販売している刺繍の商品。

蘇州から高速道路で上海に向かう。上海インターを出て市内に入る
路線は片側4車線だが車が多く渋滞。他の都市では数少なかった乗
用車も日本並に多い。林立する高層ビルには大きなパラボラアンテナ
が幾つも並ぶ。1時間余りで市内に入った。
現地案内人傀(ぎ)さん(女性)の待つモンゴリアン焼き肉店で昼食。
何種類もの野菜や肉類、果物などの並ぶケースから食べたい物を取り、
好みの調味料をかけて、大きな鉄板の所にいる焼き肉職人に渡すと、
1分前後で焼いてくれる。西欧系の観光客も何人も食べていた。
仕事で現地の人と会うという6人のグループメンバーは、ここで午後
のコースから離れる。
食後、隣にある玉(ぎょく)彫り工場へ。電動の彫刻用ドリルで、半透
明の玉やひすいを何人かの職人がそれぞれ彫っている。

職人はマスクと帽子をつけているが、粉塵が飛び交い肺には良くなさ
そう。外で若いデザイナーが、フリーハンドで玉の板に龍を描いていた。
(続く)