2010年12月22日(水)
13時30分~16時30分、所沢市立中央公民館で開催された標記講座に参加した。
10分前くらいに入ったら、すでに学習室はいっぱい。参加者は60人を超えていそう。
私は、何とか最後列の机に座ることが出来た。
今日の講師は、この会の代表、飯野頼治さん。11月27日に参加したスローウオー
キング『秩父往還甲州道』でもお世話になった、秩父をはじめ、県内の歴史や文化、
民俗などに造詣の深い方である。
配布された資料は、「秩父往還と吾野道」↓と、「所沢市街地・歴史道路地図」、それ
に「所沢・山岳展望図」だった。
講座の最初は「秩父往還と吾野道」について
上記写真の資料と、所沢市街地・歴史道路地図を使い、まずは秩父往還についての
話。周りを山に囲まれた秩父に入る往還の主なものとして、上州道、熊谷道、吾野道、
名栗道、甲州道、信州道といったものがあったことことを話された。
次に、所沢市街地の主要道として、鎌倉街道・入間川道、川越道、水子道、引又道、
江戸道、鎌倉街道・府中道、青梅街道、秩父道があり、その起点は現在の峰の坂交差
点であるとのこと。
3番目に、所沢の秩父往還沿いにいまも残る史跡の数々について、道路沿いや社寺
にある石碑や富士塚、古地図などについて紹介された。
これらの中には、私も立ち寄った場所も多かったが、全く気づかなかった史跡がたくさ
んあることが分かり、大変興味深く、いずれ再訪して確かめてみたいと考えている。
次に、所沢からの秩父往還の途中である、飯能市のことについて、
飯能の人で、水戸藩徳川家の家老として重用された中山信吉という人のこと、飯能
戦争と渋沢平九郎について、五代将軍綱吉の生母、桂昌院と天覧山の旧名、羅漢山と
の関係など、初めて知ることが多かった。
さらに、吾野から正丸峠への道筋の社寺や遺跡、正丸峠の旧名考、横瀬から秩父市
街地への道にある観音堂などについても、興味深い話だった。
そのあと、所沢市街の中心にある高層ビル・フォーラスタワー29階から見える、大山
から丹沢山地、道志山地、富士山、大岳山や御岳山など奥多摩の山並みを経て、奥秩
父の雲取山あたりまでの、素晴らしいパノラマ写真が披露された。
配布された「所沢・山岳展望図」は、写真を撮られたMさんの写真をもとに、飯野さん
が地図で調べて山名や峠、丘陵あどを含めて書いたスケッチ図で、わが家周辺からの
山岳展望にも大変参考になる。
講座を終わって出た市民会館の入口付近。今年完成した新しいビルである。 、
歩いて30分近く、わが家周辺に戻ったら、いつもの場所から冬至で早い日没後の富士
山が望まれた。もらった展望図によれば、左のピークは大室山(1588m)だろうか。
大室山 加入道山 宝永山 富士山
時刻は、ちょうど17時だった。
13時30分~16時30分、所沢市立中央公民館で開催された標記講座に参加した。
10分前くらいに入ったら、すでに学習室はいっぱい。参加者は60人を超えていそう。
私は、何とか最後列の机に座ることが出来た。
今日の講師は、この会の代表、飯野頼治さん。11月27日に参加したスローウオー
キング『秩父往還甲州道』でもお世話になった、秩父をはじめ、県内の歴史や文化、
民俗などに造詣の深い方である。
配布された資料は、「秩父往還と吾野道」↓と、「所沢市街地・歴史道路地図」、それ
に「所沢・山岳展望図」だった。
講座の最初は「秩父往還と吾野道」について
上記写真の資料と、所沢市街地・歴史道路地図を使い、まずは秩父往還についての
話。周りを山に囲まれた秩父に入る往還の主なものとして、上州道、熊谷道、吾野道、
名栗道、甲州道、信州道といったものがあったことことを話された。
次に、所沢市街地の主要道として、鎌倉街道・入間川道、川越道、水子道、引又道、
江戸道、鎌倉街道・府中道、青梅街道、秩父道があり、その起点は現在の峰の坂交差
点であるとのこと。
3番目に、所沢の秩父往還沿いにいまも残る史跡の数々について、道路沿いや社寺
にある石碑や富士塚、古地図などについて紹介された。
これらの中には、私も立ち寄った場所も多かったが、全く気づかなかった史跡がたくさ
んあることが分かり、大変興味深く、いずれ再訪して確かめてみたいと考えている。
次に、所沢からの秩父往還の途中である、飯能市のことについて、
飯能の人で、水戸藩徳川家の家老として重用された中山信吉という人のこと、飯能
戦争と渋沢平九郎について、五代将軍綱吉の生母、桂昌院と天覧山の旧名、羅漢山と
の関係など、初めて知ることが多かった。
さらに、吾野から正丸峠への道筋の社寺や遺跡、正丸峠の旧名考、横瀬から秩父市
街地への道にある観音堂などについても、興味深い話だった。
そのあと、所沢市街の中心にある高層ビル・フォーラスタワー29階から見える、大山
から丹沢山地、道志山地、富士山、大岳山や御岳山など奥多摩の山並みを経て、奥秩
父の雲取山あたりまでの、素晴らしいパノラマ写真が披露された。
配布された「所沢・山岳展望図」は、写真を撮られたMさんの写真をもとに、飯野さん
が地図で調べて山名や峠、丘陵あどを含めて書いたスケッチ図で、わが家周辺からの
山岳展望にも大変参考になる。
講座を終わって出た市民会館の入口付近。今年完成した新しいビルである。 、
歩いて30分近く、わが家周辺に戻ったら、いつもの場所から冬至で早い日没後の富士
山が望まれた。もらった展望図によれば、左のピークは大室山(1588m)だろうか。
大室山 加入道山 宝永山 富士山
時刻は、ちょうど17時だった。