あるきメデス

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とりで利根川七福神めぐり(茨城)

2011-02-02 22:33:21 | 七福神めぐり
 2011年1月30日(日)

 寒かった1月、最後の日曜日に、「とりで利根川七福神」めぐりに出かけた。


 JR常磐線取手駅東口を10時15分に出て、線路に沿って北へ。取手一高や取手
井野郵便局前を通過し、次の通りで踏切を渡り、線路の北側に回った。


 線路沿いに進み、キリンビール取手工場の東へ回り、まずは寿老人の光明寺へ。
石造りの寿老人は、本堂前に立ち、その前に、陶器製のミニ七福神がたくさん並ん
でいた。


 境内には、松が4本のほかにナンテンが多く、「南天の寺」と呼ばれている。また、
「一本刀土俵入り」の作者、長谷川伸がこの地を愛したとのことで、土俵入り姿の新
しい石像と、長谷川伸作の歌碑もあった。


 南に向かい、線路を渡って屋敷集落に入る。昌松寺のそばを回って行くと、田んぼ
を背にした布袋尊の普門院がある。


 石造りの布袋尊は、本堂前に軍配を持って立ち、その前にもミニ七福神や宝船が
並ぶ。


 境内には筆塚もあり、ロウバイが花を見せる。幕末に近くの牛久藩に生まれ、カッパ
の絵で知られる、小川芋銭(うせん)ゆかりの寺のようだが、その説明は何もなかった。

 集落東側の広い車道に出た。すぐ先で左折し、田んぼの中を貫く真っ直ぐの車道を
南東に向かう。車道には桜並木が続き、北に目を向けると、少し霞んではいるが、筑
波山が望まれる。



 相野谷(あいのや)川沿いに出て、カモの泳ぐ流れを見下ろしながら南進し、県道
11号の下をくぐる。国交省相野谷川排水機場の近くで橋を渡って戻ると、県道横に
小公園がある。


 相野谷川機場公園で、この場所が旧相野谷機場跡。公園の中央に、農業用水の
汲み上げに用いたポンプらしいのが展示され、機場の概要の説明板もあった。


 県道に出て、広い歩道を東へ、すぐ先のカーブ点北側に、上の面足(おもたる)神社
周辺を回る「市民いこいの森遊歩道」の看板があり、その台地に上がると、茨城百景
「大利根の展望」が得られるようだが、寄るのは省略した。

 信号のある交差点際にセブンイレブンがあり、その先に並ぶ大師霊園と呼ぶ墓地の
間を回って、少し高台にある、大きな本堂の明星院に上がった。


 明星院は、関東八十八か所四十三番と相馬八十八か所十九番札所で、厄除大師と
しても知られているようだ。


 恵比寿神は、本堂前の梅の古木の下の大岩に、色鮮やかな朱の衣をまとい、笑顔
で座っている。下の台座には、やはり陶器製のミニ七福神が並んでいた。

 本堂手前の大師堂前そばに、シダレザクラがあり、近くの白梅やロウバイが花を開
き始めていた。道路を隔てた東側、薬師堂横の集会所風の前にシートを広げて、昼食
の場とさせてもらう。

 県道に戻り、次の信号のある交差点を北に入り、中妻集落の中心にある、毘沙門天
の福永寺へ。本堂には色鮮やかな五色の幕が張られ、本堂前のモクレンのつぼみが
かなりふくらんでいる。


 本尊の毘沙門天は本堂内に、七福神の毘沙門天は、本堂の右に並ぶ寺務所奥の
お堂に祭られているようだが、朱印をもらえる時期を過ぎているので、拝観は省略した。

 県道の交差点に戻り、南東への斜めの小道に入り、カーブの多い道を進むと、弁財
天の東谷寺本堂裏手に出る。朱印所は本堂北側にあり、道を挟んだ北側が墓地。

 本堂の東側を回って境内へ。弁財天は本堂内に鎮座しているようだが、ここも拝観
は省く。


 新四国八十八か所六十六番札所で、相馬八十八か所の札所でもあり、本堂東側に
大日堂や如意輪観音堂がある。


                                (続く)

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