2011年3月18日(金)
==発端丈山から修善寺へ==
最終日も好天だが冷え込んだ。朝食前に散歩に出たら、氷が張り畑は霜で白かった。7時40分、
沼津市口野の民宿、あだちをスタートした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/54/7476a492ba98c33bfc54bbfa7d1c7ace.jpg)
海岸沿いの県道17号を南に向かう。次の集落、内浦重寺(しげでら)に入ると淡島が近づき、北
側の山に隠れていた富士山も、姿を現した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/2f/f7637b631d0310a0fa2cc5b6c662d0bf.jpg)
漁港のそばから、マリンパークになっている淡島へのロープウェイがあったが、現在は廃止され、
島へは船で渡るようだ。
内浦湾に回り込み、最初の集落内浦小海からは、これから上る発端丈山(ほったんじょうざん)が
見え、登山口のある内浦三津(みと)集落へと家並みが続く。
内浦三津は、内浦湾の中心地。郵便局や消防署、駐在所がある。この周辺でただ一つのコンビ
ニ、セブンイレブンで昼食を調達した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/95/bae2a2e4ad9e922a7e6fb2a184da36af.jpg)
湾の対岸に並ぶ、ヨットハーバーのヨットや、淡島の向こうに見える富士山、駿河湾の北はるか
に南アルプスなどを眺めながら進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/91/cd676abefd56f421c8acdce281dd3ad0.jpg)
伊豆三津シーパラダイス横を通過し、県道のトンネル横の旧道を経て、内浦長浜集落へ。
通過した各集落には、津波の際の避難先への表示が多く、東日本大地震クラスの東海地震が
発生したら、このあたりはどうなるのだろうかと、実感させられる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/e6/748a320151fab540ba2a8dd57b0995cc.jpg)
3本のシダレザクラのある住本寺に寄った後、そばにある「発端丈山ハイキングコース長浜口」
の標識にしたがい、内浦長浜集落からの登山口に向かう。
標識のそばにあった細道を上がったが、行き止まりとなった。でも、戻る途中からの富士山の
眺めは、ほかでは見られないものだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/3d/453dd934354564fe3709ce73f93d3c7a.jpg)
ミカン畑の間を上がって行くと、左にとりつく簡易舗装の細道に標識がある。ミカン畑が終わっ
て山道となり、ヒノキの樹林下をひとしきり上って、コンクリート造り展望台に出た。
淡島や駿河湾の向こうに、富士山の雄大な裾野が広がる。その左手には残雪豊富な南アル
プス連峰が望まれ、眼下の三津のヨットハーバーも見下ろせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/cc/44ee2dcae3552efb478e5e3cae08f4e2.jpg)
稜線に向かって、再び樹林下をジグザグに上がる。傾斜が強まり石段やロープが付けられ、
ジグザグの間隔が縮まる。稜線に出て、三津中央口からの登山路に合した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/b0/011f14121cd511e18d931ebd3b6929bc.jpg)
東側眼下に大仁の町並みを見下ろし、間もなく開かれた発端丈山(410m)山頂に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/2d/74a3d4ecce8959a279d2ea1a9e4c36e5.jpg)
大イチョウが1本立ち、東にロープウェイのある葛城山(452.3m)が、北に富士山から駿河湾、
南アルプスなどが一望である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/b9/98915aff957a7bf6361bfa5208b7c375.jpg)
南方には天城の山並みが長く延びている。今回のコースの最高峰なので記念撮影をして、ゆっ
くりと休憩した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/9b/f1daca67be79d249c6fd9eabd2d43bbf.jpg)
南東に向かって下り、展望のない標高329mの四等三角点を通過し、葛城山への分岐点に出
た。多くのハイカーは、東側の葛城山に向かうようだが、我々は南に向かい、益山寺に下った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/d0/43947938ec6ba908a4c65ecfa1d18dde.jpg)
益山寺は、標高300mにある高野山の末寺。空海の創建で本尊・観世音菩薩は、空海の自作
と伝えられているという。
境内や参道には、100体を沪す観音石仏があり、県内でも珍しい石仏群集地のようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/d2/1566ad9585365befd2cfa3d4f6d13ed1.jpg)
観音堂前には、根回り5.46m、樹齢850年で県下最大といわれる大カエデと、目通り5.3m、
樹齢350年を越すという大イチョウが立っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/54/bab8e70343a9b322358480d388490aa4.jpg)
少し早めだがここで昼食をして、簡易舗装の参道を南に下る。沿道には道しるべにもなっている
観音石仏が一丁ごとにあり、四国遍路道を思い出す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/b2/bda323d7a70e22e9e26588c579ae1611.jpg)
谷間の山田から後山へと、小集落を進み、巨大な採石場の横を回って、大仁(おおひと)の家並
みの望める山田川沿いに出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/51/e4dada8357cea92f116af4d24b6a375d.jpg)
右岸に沿って右に回り込む。NPO法人メダカのがっこうの「ありがとう田んぼ」の水田を過ぎて、
堀切集落で山田川を渡る。
南側の斐林寺(斐は人偏付)で小休止後、左手から背後の林間を上がる簡易舗装の車道へ。
地図からは消された旧道で、落ち葉や倒木、落石があちこちにあり、現在は廃道になっている。
太い倒木が道をふさいでいるところもあり、またいで通過し、修善寺ニュータウン西端の車道に出
た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/bd/8ebe0979768f04f0689e34109ac0175f.jpg)
修善寺YHの標識があり、やまさんやDさんは、何回か研修の講師や受講で訪れているという。
急坂を少し下り、南側の丘陵に広がる修善寺梅林の遊歩道に入る。梅林の面積は約100haで、
樹齢100年を超える老木など、約20種、3,000の紅梅、白梅があるという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/78/974ac3182b1d02f32f0bd54daddd3bc9.jpg)
一部咲き残った梅林を少しずつ下り、ヒノキ林を抜けて、修善寺温泉の家並みに入り、その名の
起こりである修善寺に行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/49/adf46798e27b08d204a24286f275c84e.jpg)
立派な本堂の横に、河津桜だろうか、ピンクの色濃い桜が見頃。枝振りの良い松も2本並ぶ。
どっしりした鐘楼も見栄えがある。
寺の南側、桂川を渡るところには、足湯の建物が見られた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/f2/6edb6e2cb4338a317f1a17844427ebcb.jpg)
右岸で一番南側の通りを下流に向かう。大きな温泉旅館や土産物店の横を東へ、ハリスト正教会
を過ぎ、修善寺道路に出る。
川を渡って左岸沿いの県道18号を東へ、狩野川との合流点で修善寺橋を渡る。今回のゴール、
伊豆箱根鉄道駿豆線の終点、修善寺駅に15時前に着いた。
東日本大地震の影響で、電車の本数は少ない。数分後に発車の電車に急ぎ乗り、帰路についた。
【コースタイム】内浦口野・民宿あだち7・40ー内浦重寺・淡島渡船場8・00~03ー伊豆三津シーパ
ラダイス8・37ー(戻り)ー内浦三津・セブンイレブン8・45~48ー住本寺9・20ー展望台10・05~
12ー発端丈山10・30~11・00ー葛城山への分岐11・15ー益山寺(昼食)11・23~45ー後山の三差
路12・17ー斐林寺12・44~50ー修善寺ニュータウン西端13・21ー修善寺梅林遊歩道入口13・32ー
修善寺13・57~14・10ー修善寺駅14・55
(天気 快晴後晴、距離 15㎞、地図(1/2.5万) 韮山、修善寺、歩行地 沼津市、伊豆市、
伊豆の国市、歩数 29,000歩、累積標高差 約1,550m)
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==発端丈山から修善寺へ==
最終日も好天だが冷え込んだ。朝食前に散歩に出たら、氷が張り畑は霜で白かった。7時40分、
沼津市口野の民宿、あだちをスタートした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/54/7476a492ba98c33bfc54bbfa7d1c7ace.jpg)
海岸沿いの県道17号を南に向かう。次の集落、内浦重寺(しげでら)に入ると淡島が近づき、北
側の山に隠れていた富士山も、姿を現した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/2f/f7637b631d0310a0fa2cc5b6c662d0bf.jpg)
漁港のそばから、マリンパークになっている淡島へのロープウェイがあったが、現在は廃止され、
島へは船で渡るようだ。
内浦湾に回り込み、最初の集落内浦小海からは、これから上る発端丈山(ほったんじょうざん)が
見え、登山口のある内浦三津(みと)集落へと家並みが続く。
内浦三津は、内浦湾の中心地。郵便局や消防署、駐在所がある。この周辺でただ一つのコンビ
ニ、セブンイレブンで昼食を調達した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/95/bae2a2e4ad9e922a7e6fb2a184da36af.jpg)
湾の対岸に並ぶ、ヨットハーバーのヨットや、淡島の向こうに見える富士山、駿河湾の北はるか
に南アルプスなどを眺めながら進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/91/cd676abefd56f421c8acdce281dd3ad0.jpg)
伊豆三津シーパラダイス横を通過し、県道のトンネル横の旧道を経て、内浦長浜集落へ。
通過した各集落には、津波の際の避難先への表示が多く、東日本大地震クラスの東海地震が
発生したら、このあたりはどうなるのだろうかと、実感させられる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/e6/748a320151fab540ba2a8dd57b0995cc.jpg)
3本のシダレザクラのある住本寺に寄った後、そばにある「発端丈山ハイキングコース長浜口」
の標識にしたがい、内浦長浜集落からの登山口に向かう。
標識のそばにあった細道を上がったが、行き止まりとなった。でも、戻る途中からの富士山の
眺めは、ほかでは見られないものだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/3d/453dd934354564fe3709ce73f93d3c7a.jpg)
ミカン畑の間を上がって行くと、左にとりつく簡易舗装の細道に標識がある。ミカン畑が終わっ
て山道となり、ヒノキの樹林下をひとしきり上って、コンクリート造り展望台に出た。
淡島や駿河湾の向こうに、富士山の雄大な裾野が広がる。その左手には残雪豊富な南アル
プス連峰が望まれ、眼下の三津のヨットハーバーも見下ろせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/cc/44ee2dcae3552efb478e5e3cae08f4e2.jpg)
稜線に向かって、再び樹林下をジグザグに上がる。傾斜が強まり石段やロープが付けられ、
ジグザグの間隔が縮まる。稜線に出て、三津中央口からの登山路に合した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/b0/011f14121cd511e18d931ebd3b6929bc.jpg)
東側眼下に大仁の町並みを見下ろし、間もなく開かれた発端丈山(410m)山頂に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/2d/74a3d4ecce8959a279d2ea1a9e4c36e5.jpg)
大イチョウが1本立ち、東にロープウェイのある葛城山(452.3m)が、北に富士山から駿河湾、
南アルプスなどが一望である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/b9/98915aff957a7bf6361bfa5208b7c375.jpg)
南方には天城の山並みが長く延びている。今回のコースの最高峰なので記念撮影をして、ゆっ
くりと休憩した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/9b/f1daca67be79d249c6fd9eabd2d43bbf.jpg)
南東に向かって下り、展望のない標高329mの四等三角点を通過し、葛城山への分岐点に出
た。多くのハイカーは、東側の葛城山に向かうようだが、我々は南に向かい、益山寺に下った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/d0/43947938ec6ba908a4c65ecfa1d18dde.jpg)
益山寺は、標高300mにある高野山の末寺。空海の創建で本尊・観世音菩薩は、空海の自作
と伝えられているという。
境内や参道には、100体を沪す観音石仏があり、県内でも珍しい石仏群集地のようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/d2/1566ad9585365befd2cfa3d4f6d13ed1.jpg)
観音堂前には、根回り5.46m、樹齢850年で県下最大といわれる大カエデと、目通り5.3m、
樹齢350年を越すという大イチョウが立っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/54/bab8e70343a9b322358480d388490aa4.jpg)
少し早めだがここで昼食をして、簡易舗装の参道を南に下る。沿道には道しるべにもなっている
観音石仏が一丁ごとにあり、四国遍路道を思い出す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/b2/bda323d7a70e22e9e26588c579ae1611.jpg)
谷間の山田から後山へと、小集落を進み、巨大な採石場の横を回って、大仁(おおひと)の家並
みの望める山田川沿いに出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/51/e4dada8357cea92f116af4d24b6a375d.jpg)
右岸に沿って右に回り込む。NPO法人メダカのがっこうの「ありがとう田んぼ」の水田を過ぎて、
堀切集落で山田川を渡る。
南側の斐林寺(斐は人偏付)で小休止後、左手から背後の林間を上がる簡易舗装の車道へ。
地図からは消された旧道で、落ち葉や倒木、落石があちこちにあり、現在は廃道になっている。
太い倒木が道をふさいでいるところもあり、またいで通過し、修善寺ニュータウン西端の車道に出
た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/bd/8ebe0979768f04f0689e34109ac0175f.jpg)
修善寺YHの標識があり、やまさんやDさんは、何回か研修の講師や受講で訪れているという。
急坂を少し下り、南側の丘陵に広がる修善寺梅林の遊歩道に入る。梅林の面積は約100haで、
樹齢100年を超える老木など、約20種、3,000の紅梅、白梅があるという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/78/974ac3182b1d02f32f0bd54daddd3bc9.jpg)
一部咲き残った梅林を少しずつ下り、ヒノキ林を抜けて、修善寺温泉の家並みに入り、その名の
起こりである修善寺に行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/49/adf46798e27b08d204a24286f275c84e.jpg)
立派な本堂の横に、河津桜だろうか、ピンクの色濃い桜が見頃。枝振りの良い松も2本並ぶ。
どっしりした鐘楼も見栄えがある。
寺の南側、桂川を渡るところには、足湯の建物が見られた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/f2/6edb6e2cb4338a317f1a17844427ebcb.jpg)
右岸で一番南側の通りを下流に向かう。大きな温泉旅館や土産物店の横を東へ、ハリスト正教会
を過ぎ、修善寺道路に出る。
川を渡って左岸沿いの県道18号を東へ、狩野川との合流点で修善寺橋を渡る。今回のゴール、
伊豆箱根鉄道駿豆線の終点、修善寺駅に15時前に着いた。
東日本大地震の影響で、電車の本数は少ない。数分後に発車の電車に急ぎ乗り、帰路についた。
【コースタイム】内浦口野・民宿あだち7・40ー内浦重寺・淡島渡船場8・00~03ー伊豆三津シーパ
ラダイス8・37ー(戻り)ー内浦三津・セブンイレブン8・45~48ー住本寺9・20ー展望台10・05~
12ー発端丈山10・30~11・00ー葛城山への分岐11・15ー益山寺(昼食)11・23~45ー後山の三差
路12・17ー斐林寺12・44~50ー修善寺ニュータウン西端13・21ー修善寺梅林遊歩道入口13・32ー
修善寺13・57~14・10ー修善寺駅14・55
(天気 快晴後晴、距離 15㎞、地図(1/2.5万) 韮山、修善寺、歩行地 沼津市、伊豆市、
伊豆の国市、歩数 29,000歩、累積標高差 約1,550m)
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