あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

京浜急行三崎口駅の北東部をアートウオークセラピー(神奈川)

2012-03-05 17:43:27 | カントリーウオーク
 2012年2月26日(日)

 「やまさん」こと山浦正昭さんのパートナー、山浦敬子さんが年4回計画している、「ア
ートウオークセラピー」の今年初回に参加した。通算では29回になるという。

 集合は京浜急行の終点、三崎口駅。やまさんと私のほかは女性ばかり。やまさんが、駅前
にいた若い女性に声をかけたら、参加するという。カナダ・トロントの方で、現在川崎市に
来ているというEさん。計10人となり、10時ちょうど、駅を出た。

 西側を走る国道134号を北に少し進み、東側の畑の農道に下ると、北側の低地や、その
向こうの学校や老人ホームなどの展望が広がる。


 さらに、道の無いしの竹の中をかき分けてその低地に下った。


 北側に伸びる低地は、地図上は田んぼマークだが、現在は三浦特産のキャベツや大根など
の畑が続いている。その一つの畑では、キャベツを収穫して農協の箱に詰めていた。


 用水路に出て、水路に沿って東に向かう。冬を越した大根が、高く盛り上がっている。水
路が90度左折した近くの角に、初めて見る「猫石園」と刻まれた石が立っていた。


 岩神集落の南西端に、鶏卵やウコッケイの卵などの無人販売所があり、愛育用チャボも販
売するとの掲示が出ていた。

 台地の中腹まで上がり、小さめのお堂の安楽寺に往復して北側に回る。



 畑の向こうに広がる常緑広葉樹の斜面林を眺め、折り返すように安楽寺の墓地横の林間を
抜けて台地に向かう。


 台地に上がると路傍に青面金剛塔と庚申塔が並び、通ってきた低地などの展望が広がる。


 台地上にはミカン狩り農園があり、鉢植えのナノハナが花盛り。



 岩神集落の東側を下って、小松ヶ池のほとりへ。屋台が出ていて人出が多いと思ったら、
池のほとりで桜まつりを開催中。だが、この冬の寒さで河津桜はまだつぼみ。来た人もがっ
かりしていた。



 池の北側は田んぼと湿地になっている。池畔の大きな記念碑や水神塔の並ぶ横から、枯れ
アシなどの続く湿地を北に抜けて車道に出る。


 斜面林の下を進むと、たくあんにするのか、大根が干してあった。


 鹿穴台集落を進み、堂々とした本堂が目につく来福寺に入る。鎌倉時代の武将、和田義盛
の菩提寺で、本堂は元禄10年(1697)の建立。本山免許の格式を持ち、三浦半島唯一
の名刹(めいさつ)だという。


 ここで昼食の予定だったが、法事をしていたので止め、背後の台地に向かって畑のあぜ道
を上がる。ここでも大根の収穫中。

 小さい子どもさんも加わり、一家総出で大根を抜いて並べていた。


 正面に見える、こんもりした神社の森を目指して上がり、途中で記念撮影後、キャベツ畑
のあぜ道に腰を下ろし、パッチワークのような森や畑などを眺めながら昼食とする。




 食事を終えた頃、山浦敬子さんがオカリナを演奏。「早春賦」や「川の流れのように」な
どの演奏に合わせての、Yさんの美声に聞き入る。



 演奏を聴きながらそばの高みまで上がり、周辺の景色を撮る。


 演奏を終えた敬子さんは、スケッチブックを出して目の前の畑をスケッチ。


 やまさんに勧められてEさんも、クレヨンを借りて描く。これがアートウオークセラピー
なのである。

 ゆっくりと休憩後、緑の島のように見える日枝神社に入る。境内は、うっそうとした常緑
広葉樹に囲まれていた。


 北側の小長作集落に向かって下る。十字路際に猿田彦大神や青面金剛像、庚申塔などが並
んでいた。


 集落を西南に抜けた車道の向こうの畑でも、たくさんの箱や運搬車を用意してキャベツの
収穫をしている。晴れた日曜日は、どこも収穫日のようだ。


 車道の右カーブ点にも青面金剛像や庚申塔などの石仏が並び、近くに野菜直売所があった。
新鮮なニンジンやキャベツなどのほか、ブロッコリーに似たロマネスコという初めて見る野
菜もあり、女性の皆さんが何品か買い求める。


 初声(はつせ)保育園のある大井戸集落を通過して、台地に上がる。三浦大根などの畑の
中に、ムラサキキャベツの畑もあった。近くでウグイスがさえずる。


 小谷戸集落の東南端あたりから下の低地に下り、南側の畑作地帯へ。水路を挟む一帯もキ
ャベツ畑が多い。

 元屋敷集落に向かって竹林の間を上がると、屋敷林からも、ウグイスやシジュウカラのさ
えずりが聞こえる。午前中に通過した岩神集落を、小さい池のほとりから逆行する。白梅が
見頃になっているところもあった。


 京浜急行の線路に向かう通りで、ハイキングスタイルのご夫婦と会った。近くの山を歩い
て来て、三崎口駅に向かうところだという。

 桜まつり中だった小松ヶ池公園の西端に出て、線路沿いの新興住宅地を駅に向かう。

 野球のグランドもある公園を抜けて、高架になっている京浜急行の線路下に下る。高架下
に河津桜の並木が続き、チラホラと花を見せ始めた木もある。


 高架下を南に回り込み、スイセンの咲く新興住宅地の通りを緩やかに上がって、14時
45分に三崎口駅に戻った。

 今日回ったのは東西2㎞、南北に2.5㎞ほどの狭いエリアだが、畑と小さな森を中心の
緩やかなアップダウンが続き、好展望地も多く、心地よいカントリーウオークのフィールド
だった。

(天気 曇一時晴、距離 8㎞、地図(1/2.5万) 浦賀、歩行地 三浦市、歩数
 14,300)



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コメント (2)
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