あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

関東百駅巡礼歩行 東武宇都宮線 おもちゃのまち駅(栃木)

2012-03-12 22:43:03 | 関東百駅巡礼歩行
 2012年3月10日(土)

 「関東百駅巡礼歩行」の第83番は、東武宇都宮線のおもちゃのまち駅。家を出ると
きは雨、東京都内では雪だったとのことだが、出発の11時にはほぼ止んでいた。


 記念撮影後、西口を出て広い通りの県道2号を横断する。あけぼの町に入ると、畑や
広葉樹の平地林が広がる。


 町外れの「あけぼの公民館」に、絵や絵手紙などの展示をしているとの掲示があった。
「見て行きませんか」と声をかけられたので、入って見せてもらう。


 近隣を描いた洋画、高校時代から描いている絵手紙、材料造りからしているという竹の
工芸品、46歳で始めたという書の4人の作品。各々10点足らずだが、いずれもなかな
か味わいのある作品。お茶と菓子も頂いて公民館を出た。


 この冬の寒さで遅れた、近くの紅梅もようやくつぼみがふくらんでいる。家並みが途切
れた県道71号のそばで右折し、田んぼの東側の交通量の少ない車道を北に向かう。田ん
ぼの向こうには、杉やケヤキなどの斜面林が続いている。


 中ほどまで進むと、右手台地の向こうに、獨協医科大の大きな建物が見えてきた。田ん
ぼの真ん中を貫く用水と合し、用水沿いを少し進んで橋を渡り、中坪に向かう。


 台地に上がった畑の中、ブロック積みの小屋の横に標高80.5mの三角点があった。
普通の石の三角点と違い、少し細い柱状の角柱が50㎝くらい上に出ていた。


 天気が回復して、北方にごつごつした独特の山容の山並みなどが見えてきた。中坪集落
の民家の幾つかに、近くの宇都宮市大谷(おおや)特産の大谷石造りの土蔵が見られる。


 集落の中心にある宝光院へ。墓地に、日露戦争のときの「徴馬(ちようば)記念碑」や
「馬力神」碑があり、この集落に昔は馬が多かったことが知れる。


 東側の木造の宝蔵庫には、町文化財「助谷(すけがい)の天棚」が収蔵されているよう
だが、どんなものなのかは分からない。ご住職の奥様に断り、本堂前で昼食にした。


 食事を終えた後、やまさんが用意してきた関東1都6県の影絵を1枚ずつ渡し、どの都
県か当てるクイズがあり、7人が都県名の画用紙の上に並べる。



 見慣れているようでも案外、県を間違えたり方位が違ったりするものだ。


 12時50分に寺を出て、西に向かう。かやぶき屋根にとたんを被せた家の見える西坪
集落を通過し、排水路工事中の田んぼを横切る。



 南側の台地に上がると、鹿沼土(かぬまつち)を貯蔵する2つのビニールハウスがあっ
た。まだ枯れ枝の広葉樹林を進んで、広い墓地になっている聖地公園の東側を通過する。

 県道172号に合するところに、使い古した石やレンガ、ブロック、石臼などの並ぶ一
角があり、煙突のある小さな洋館が立っていた。



 ちょうど家主さんが顔を出したので立ち寄る。「グリーングラス」と呼ぶ、手作りのぬ
くもりを感じさせるエクステリアとガーデンデザインのショールームで、喫茶もできると
いう。時間が無いのでパンフレットを頂いただけで出た。

 県道172号の南側一帯が壬生(みぶ)総合公園。「とちぎわんぱく公園」と「壬生町
おもちゃ博物館」、『みぶハイウェイパーク「道の駅みぶ」』の三つの施設がある。



 北入口広場から古木のリンゴ並木を進んで、顔のような形のわんぱく公園の正門を入っ
た。


 枯れ枝のままの広葉樹の並木や池のほとりを回り、まずは東側の「おもちゃ博物館」に
行く。


 館内は3月下旬までリニューアル工事で休館中だが、玄関を入ったホールは開放されて
いて、子どもさんが大小幾つかのおもちゃで遊べるようになっていた。


 中心の虹の広場に戻り、西側の建物、「こどもの城」の方に向かう。電子音の蒸気を鳴
らして、園内を巡る色鮮やかなSLスタイルの「わんぱくピッピ号」と呼ぶ遊覧車がやっ
てきた。


 「こどもの城」を囲む植え込みに、大きな恐竜の模型があり、館内にも優しい形の恐竜
の滑り台がある。ガラスドームの館内は温室のように暖かく、下の広場で子どもたちが遊
具などで遊んでいた。


 クロッカスの咲き出した横を通過し、南側の「ぱなぱなのまち」へ。中庭を挟んで売店
やレストランがある。そばのメルヘンファームに回り、メルヘンハウスにて休憩して、今
日の参加メンバー各々の紹介をした。



 「風の原っぱ」と呼ぶ広い芝生広場を通り、たくさんのカモが休む「冒険の池」の東側
から南に回りこむ。東側の木々の中に、マンサクが咲き出していた。


 芝生の斜面にいろいろな形の石の並ぶ「ガリバーの山」の横を通過して、ワンパク公園
の南西端から県道71号に出た。


 南側が「道の駅みぶ・ハイウェイパーク」。構内を抜けて北関東自動車道への取り付け
道路に入り、自動車道下のトンネルをくぐって南側の畑に下る。


 麦畑などの横の農道を南東に進んで南坪集落へ。ちょうど自宅に返ってきた80歳とい
うKさんに会い、自宅の南側にある納屋の、たばこの乾燥に使ったという煙出し屋根のこ
となどを聞く。

 南坪集落の東側の田んぼと広い用水路を横切り、台地に上がる。


 桑畑や放棄ゴミの目につく林を抜けて、落合二丁目へ。郵便局の近くで、おもちゃのま
ち駅近くに車を止めてきたという小山市のKさんに分かれ、15時37分にひとつ南の国
谷(くにや)駅にゴールした。

(天気 曇、参加 10人、距離 10㎞、地図(1/2.5万) 壬生、歩行地 壬生町、
 歩数 14,100)



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