2019年6月1日(土)
== 世界遺産サンマリノからサンセポルクロ、ポッピ観光へ(3/3・ポッピ) ==

今回のツアーコースの最南端であるサンセポルクロを出て、バスは次の観光地ポッピに
向かって北西へと一般道を行く。

緩やかな丘陵地を進み、山上に見えた城が近づき、ポッピには15時35分に着いた。

ポッピ(Poppi)は、サンセポルクロと同じトスカーナ州アレッツオ県にある人口約
6,100人の基礎自治体。詩人ダンテが滞在した町で、「イタリアの最も美しい村」協
会に加盟しているという。
バスを下りて、ピークにある城に向かって上がって行く。

少し上がると南側に穏やかな田園や山並みの展望が広がる。ちなみに、ポッピの周辺は
カゼンティーノ森林国立公園だという。


間もなく城壁が現れ、入口に「イタリアの最も美しい村」のプレートが掲示されていた。


小さな町並みの間をさらに高度を上げ、標高475mのピークに立つグィディ(Guidi)
伯爵の城の前に出た。

グィディ家は、1191~1440年にこの地カセンティーノ地方の領主として君臨し、
城はフィレンツェのヴェッキオ宮殿の原型になったと言われているとか。
15時50分に城の前に着き、16時20分までフリータイムとなる。


城の前の広場にある像は、「神曲」を書いたダンテの胸像。

ダンテは、1289年にこの地で起きた戦いに兵士として参加し、その後1310年に
はグイディ伯爵に招待されてこの城に滞在しており、その時期が「神曲」の地獄編を書き
始めた時期と重なり、地獄編はポッピで書かれたのではないかと言われているようだ。

城の前からも、眼下の家並みや周辺の山並みなどの穏やかな展望が気持ち良い。

それらを一望後、城内を観覧することにした(入場料7€)。城内は、吹き抜けになっ
たホールの階段など、デザイン的にも見どころが多い。




また、内部の各部屋にはフレスコ画が飾られていた。

階段を上がった2階には展示室のような部屋もあり、歴史的資料や書物などが展示され
ている。






廊下や壁面には紋章のようなものが幾つか飾られ、ミュージアムショップもある。



最上階から屋上に出ると、360度に広がるカゼンティーノの景観が一層素晴らしい。







16時20分に集合して、下の市街地へ向かって下る。町並みの中心に入り、両側にア
ーケードの続く通りを進む。

その突き当たりにマドンナ・デル・モルボ(Madonna del Morbo)礼拝堂があった。

トスカーナで最も独創的な礼拝堂と言われ、ポッピを襲ったペストで命を落とした多く
の人の祈願と慈悲のために1657~59年にかけて建立されたとか。
堂内に入って祭壇や幾つかの絵画や装飾などを拝観した。






同じ通りを戻って細い通りに入り、11世紀に建築されたサン・フェデーレ(San Fedele)
教会に行く。


教会では結婚式が行われているようで、それを待つ人が外に何人か見られ、新婚夫婦の
乗るオープンカーも待機していた。


結婚式も終わったようなので、中に入って少しの時間だけ内部を拝観した。




マドンナ・デル・モルボ礼拝堂のそばまで戻り、城門を出てバス駐車場に行き、16時
55分にバスはポッピを後にした。


これで今日の観光をすべて終え、宿泊するボローニャに向かう。ボローニャまでは北西
に約70㎞である。
しばらくは、やはり一般道を進む。山あいに入って次第に高度を上げてゆくと、緑いっ
ぱいの景観が広がる。

やがてトスカーナ特産のブドウ畑が現れ、オリーブ畑も増えてきた。


高速道に入り、トスカーナ州の州都フィレンツェの町並みを横に見ながら進み、18時
20分に郊外のサービスエリアに着き、15分のトイレ休憩となる。


その先は、イタリアを縦断するアペニン山脈(Appennini)を越えるため、長いトンネル
をいくつか通過した。

やがてボローニャの町並みが近づき、今日の宿泊地、ボローニャ市街地東郊のNHヴィラ
ノーヴァ(Vilanova)に19時50分に着いた。


(天気 サンマリノ、サンセポルクロ、ポッピ 晴 ボローニャ 快晴、歩数 14,200)
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今回のツアーコースの最南端であるサンセポルクロを出て、バスは次の観光地ポッピに
向かって北西へと一般道を行く。

緩やかな丘陵地を進み、山上に見えた城が近づき、ポッピには15時35分に着いた。

ポッピ(Poppi)は、サンセポルクロと同じトスカーナ州アレッツオ県にある人口約
6,100人の基礎自治体。詩人ダンテが滞在した町で、「イタリアの最も美しい村」協
会に加盟しているという。
バスを下りて、ピークにある城に向かって上がって行く。

少し上がると南側に穏やかな田園や山並みの展望が広がる。ちなみに、ポッピの周辺は
カゼンティーノ森林国立公園だという。


間もなく城壁が現れ、入口に「イタリアの最も美しい村」のプレートが掲示されていた。


小さな町並みの間をさらに高度を上げ、標高475mのピークに立つグィディ(Guidi)
伯爵の城の前に出た。

グィディ家は、1191~1440年にこの地カセンティーノ地方の領主として君臨し、
城はフィレンツェのヴェッキオ宮殿の原型になったと言われているとか。

15時50分に城の前に着き、16時20分までフリータイムとなる。


城の前の広場にある像は、「神曲」を書いたダンテの胸像。

ダンテは、1289年にこの地で起きた戦いに兵士として参加し、その後1310年に
はグイディ伯爵に招待されてこの城に滞在しており、その時期が「神曲」の地獄編を書き
始めた時期と重なり、地獄編はポッピで書かれたのではないかと言われているようだ。

城の前からも、眼下の家並みや周辺の山並みなどの穏やかな展望が気持ち良い。

それらを一望後、城内を観覧することにした(入場料7€)。城内は、吹き抜けになっ
たホールの階段など、デザイン的にも見どころが多い。




また、内部の各部屋にはフレスコ画が飾られていた。

階段を上がった2階には展示室のような部屋もあり、歴史的資料や書物などが展示され
ている。






廊下や壁面には紋章のようなものが幾つか飾られ、ミュージアムショップもある。



最上階から屋上に出ると、360度に広がるカゼンティーノの景観が一層素晴らしい。







16時20分に集合して、下の市街地へ向かって下る。町並みの中心に入り、両側にア
ーケードの続く通りを進む。

その突き当たりにマドンナ・デル・モルボ(Madonna del Morbo)礼拝堂があった。

トスカーナで最も独創的な礼拝堂と言われ、ポッピを襲ったペストで命を落とした多く
の人の祈願と慈悲のために1657~59年にかけて建立されたとか。
堂内に入って祭壇や幾つかの絵画や装飾などを拝観した。






同じ通りを戻って細い通りに入り、11世紀に建築されたサン・フェデーレ(San Fedele)
教会に行く。


教会では結婚式が行われているようで、それを待つ人が外に何人か見られ、新婚夫婦の
乗るオープンカーも待機していた。


結婚式も終わったようなので、中に入って少しの時間だけ内部を拝観した。





マドンナ・デル・モルボ礼拝堂のそばまで戻り、城門を出てバス駐車場に行き、16時
55分にバスはポッピを後にした。


これで今日の観光をすべて終え、宿泊するボローニャに向かう。ボローニャまでは北西
に約70㎞である。
しばらくは、やはり一般道を進む。山あいに入って次第に高度を上げてゆくと、緑いっ
ぱいの景観が広がる。

やがてトスカーナ特産のブドウ畑が現れ、オリーブ畑も増えてきた。


高速道に入り、トスカーナ州の州都フィレンツェの町並みを横に見ながら進み、18時
20分に郊外のサービスエリアに着き、15分のトイレ休憩となる。


その先は、イタリアを縦断するアペニン山脈(Appennini)を越えるため、長いトンネル
をいくつか通過した。

やがてボローニャの町並みが近づき、今日の宿泊地、ボローニャ市街地東郊のNHヴィラ
ノーヴァ(Vilanova)に19時50分に着いた。


(天気 サンマリノ、サンセポルクロ、ポッピ 晴 ボローニャ 快晴、歩数 14,200)


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