この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

ステイ。

2006-10-17 23:31:59 | 新作映画
 マーク・フォースター監督、ユアン・マクレガー主演、『ステイ』、DVDにて鑑賞。

 う~ん、わ゛か゛ん゛ね゛。これが正直な感想。まぁすべては交通事故を起こしたヘンリーが事故を起こしてから亡くなるまでに見た白昼夢だったというオチはわかるんですが(ですよね?それすら違うのかな?)、でも何で死にかけの男がそんなに緻密な夢を見ることが出来るというのか、それすら夢オチなんだから何でもありで納得しなくちゃいけないのか、そこらへんがよくわからない。
 結局この映画は整合性はさておいて、ともかくシュールな体験をしてみたい、という人向けの作品なんだろう。それが目的なら成功しているのかもしれない。
 あと一番わからないのがタイトルの『ステイ』。何で“ステイ”なんだろう?アメリカ本国でのキャッチ・コピーが何でも「You Can't Stay Between the Living and the Dead」らしいんだけど、このコピー自体がかなりネタバレのような気がして、わざわざネタバレに気を使って白文字にしたのが馬鹿馬鹿しくすらなる。まぁ確かに『ステイ』というタイトルなら何となく意味ありげでどのようにも解釈できるから付けたんだろうけれど、でもだからこそ安易なタイトルだなって思ってしまう。同じサイコスリラーなら『アイデンティティー』の方がそれこそタイトルがそのまま作品を表していて秀逸だと思う。
 すべての謎を解くために二度、三度と見返す人もいるかもしれないが、正直自分は一度で充分!って思ってしまった。だって夢オチなら整合性もへったくれもないしね。(あ、白文字にするの忘れた!)
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする