この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

緊急アンケート!!

2006-10-23 22:34:49 | 雑事
 緊急アンケート!!
 というのは大袈裟で、ミクシィの某コミュニティのトピックで話題になっていたことで個人的にちょっと聞いてみたいことがあるので、よかったら答えてみてください。

 問1.次の漢字の読み仮名(ルビ)をつけてください。
 ①雰囲気
 ②女王
 ③体育
 問2.問1.の漢字を実際に発音する場合、何と言っていますか?お答えください。

 一体何いってんの?と思うかもしれませんが、まぁ要は表記(ルビ)と発音が異なる場合がある、ってことなんです。どーゆーことかというと、①でいえば、『雰囲気』と書いて「ふいんき」と発音する人がいるらしいんですよ。まぁ自分の周りにはいませんが。「ふいんき」は明らかな誤読として、問題は②と③。
 自分は『女王』には「じょおう」とルビを振り、口に出しては「じょうおう」と発音します。『体育』であれば、ルビが「たいいく」、発音が「たいく」です。
 それが主流だと思ってました。『体育』を「たいいく」ときちんと読むのなんて(それが正しいのはわかっています)、今どきNHKのアナウンサーぐらいのものだろう、なんて思ってました。実際民放のバレーボール中継とかだと「代々木体育館」は「よよぎたいくかん」って言ってますし。
 が、しかし。そうではないんですねぇ。
 『女王』を「じょおう」と読む人、「じょうおう」と読む人、そして『体育』を「たいいく」と読む人、「たいく」と読む人、トピックをざっと見た感じ半々ぐらいでした。
 言葉っていうものは生き物ですから、時の流れとともに変化していきます。
 元々『新』という漢字の訓読みは「あらた」しかなく、当然『新しい』は「あらたしい」と読むのが正しい読み方でした。つまり、「あたらしい」っていう読み方は誤読だったんです。でも今となっては「あらたしい」と読む人はいません。誤読が正しい読みを駆逐してしまった例といえるでしょう。 
 それまでと違う使い方の言葉であったとしてもそれが言葉の乱れなのか、それとも新たなる言葉の流れとなりうるのか、それを現時点で判断するすべはありません。もしかしたら「あたらしい」という読み方に対してもそれまでの読み方にこだわる、旧態然とした人々は苦々しく思っていたのかもしれないですし。
 ともかく、あらためて言葉ってのは面白いなぁって思いました。
 いつの日か、『雰囲気』と書いて「ふいんき」と読むのが当たり前になる日が来るかもしれませんね、って、さすがにそれはないか。笑。
 
コメント (8)
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